The Nameless City: 6月 2016

2016年6月30日木曜日

テストレイアウトの問題と今後のメモ

昨日書いた170mmクラスをはじめてテストレイアウトで走らせて出た問題。
写真は撮らずに箇条書きだけで。

・モジュール間の段差で車両中央の底がレールにつく(想像以上に台の歪みが出ている)
・プッシュ運転だと内側のカーブは脱線する(車間が狭いため)

それぞれ簡単に解決できる問題だけど170mmクラスの車両を走らせるには
やはりR360は最低ないとだめという事がわかった。
いっその事、台の900mm方向を拡大するかとも考え始めた。

そこまで大きくするなら17日の投稿のようにHOでも良いんじゃないか?
って話にまた堂々巡り。

実は先ほど去年はじめに予約していたHobbytrainから発売予定のRailjetをキャンセルした。
Modellbahnshop-Lippeの予約システムは入荷したら決済メールが来るとの事で
放置でも良かったかもしれないけど一応メールしてキャンセルしたいと申し出ると
アカウントのReservationから消してくれた。

キャンセルした理由は色々ある。いつ発売されるか分からないと言う事よりも
17日に書いたコストパフォーマンスに気づいてしまった事が一番大きい。
そして最近音を聞くのが楽しいのでレールの大きさやスピーカーの大きさも気になっていた。
さらに集電性能の問題、走行はある程度目をつむれば良いけどサウンドありだと
一瞬途切れるだけでも興醒めする。
今の所ほとんど切れる事はないけどモジュール間の段差が劣化で広がる事を考えると
Nスケールでは限界が見えてくる。

そしてセンターレールのアドバンテージについてもすでに散々書いているけど
Nスケールでは実現できていない。
まだ鉄道模型をはじめたばかりと言うのもあり、HOに変更するかもしれない。

現在手持ちのz21を含むDCCシステムはそのまま利用できるけど車両はいちから揃える
事になるのでちょっと調べてみた。
センターレールのある三線式対応車両にはACとかかれて販売されている。
二線式の場合DCとなる。両方ともデジタルかアナログかあるので全部で大体4パターン。

買ってあったRocoの2016年カタログからRailjetのページ。
160630A_0000.jpg
Rh1116機関車、客車ともにDC、ACがあり、カメラ搭載車もある。
さらにデジタルでサウンド付、アナログでサウンドなし。
アナログモデルはデコーダを追加してデジタルになるのはNもHOも同じ。

このRocoのRailjetは2014年から販売されているけど現在ACモデルのみ
2016年Q3再販予定になっている。

そしてちょっとした問題、ほしいと思っているグラスカステンにはACモデルがない。
160630A_0001.jpg
シューの取り付け問題かと思ったけど、そんな事はない。

メルクリンからはちゃんと発売されてる。(残念ながらこちらはサウンドなし)
Class688.jpg

過去にRocoにもACモデルがあったのかもしれないけど、やはり自社のDCCシステムも
売らないといけないからだろうか?

そこでRocoのACモデルとDCモデルの現在発売されているものを比べると
若干DCモデルの方が多い。
まぁメルクリンで買えばいいじゃないかと思うけど、実は引っかかる事がひとつあった。
それは昔のMinitrixのように全長を短くした車両がある事に気づいた事。

たとえばこちら
Scale93.jpg
なんだか短くね?って思ったらちゃんとスペックの所に1:93.5と書いてある。
1割ほど現実から短くしている。その代わりR360曲がれるよって事らしい。

メルクリンすべてが1:93.5ではない
Scale100.jpg
これの場合は1:100なので1:87からするとかなり短い。

実際に短い車両と現実と同じ比率の車両を比較している方がいる。
Curves.jpg
引用元:http://railway.zone/post/true-to-scale-coaches-vs-the-shorter-length-coaches

参考:UIC standard length 26.4m
24 cm (1:110)
26.4 cm (1:100)
27 cm (1:97.8)
28.2 cm (1:93.6)
30.3 cm (1:87)
引用元:https://www.marklin-users.net/forum/posts/m302373-The-Marklin-Length-Scale-Mystery

こう考えると100%メルクリン三線式で行くべきかどうかは悩ましい。
制御車などシュー付客車がどれだけ必要かによるけど・・・。
ほしい車両すべてを揃えるならRoco基準で二線式のDCCで行けば良いけど
集電性能を考えると三線式でDCC+メルクリンでいくか・・・。
s88やmfxアクセサリーという利点も大きい。

最後に現在のモジュールを奥行き450mm拡大してK-Gleisで考えてみたレイアウト。
SpurHO_Anlange.jpg

という訳で、もうNスケールは買わないかもしれないけど
リアル縮尺をもとめると実はNスケールの方がちゃんとしてる。
また気が変わるかもしれないけどもうちょいHO調べよう。


2016年6月28日火曜日

ÖBB City Shuttleが届く

前回の投稿で書いたJägerndorfer製品が届いた。

その間にイギリスのEU離脱国民投票が行われ為替や株価ががんがん動いた。
クレジット決済だとラグがあるので円高の恩恵を受けるのか、また跳ね上がった
タイミングをくらってガッカリするのか不安だったけど普通に決済時に
近い為替だった。そして現在もなかなかの円高っぷり。

今回は注文からだと土日挟んでしまったけど出荷からだと8日。
結構時間かかった気がしてたけど、いつもと同じ感じだった。

トラッキングの模様をブログにのせる人が意外と多い事に先日気づいて
皆さん同じ事考えてて良かった。これからの人の参考になる。

そして相変らず素晴らしい梱包を見せてくれたMSL ModellbahnShop-Lippe
今回も写真撮りまくってみた。ほんと良いお店なのでオススメ。
ダンボールもかなり厚みがあるので凹みがほとんどない。
160628A_0000.jpg
City Shuttle買っただけなのにでかい!

前回同様で箱の中から箱を発掘。梱包材多いので発掘作業。
160628A_0001.jpg

ほとんど同じ大きさの箱が出てくるというおそろしさ。
160628A_0002.jpg

中から出てきた箱の中身もこのように梱包材だらけ。
160628A_0003.jpg

梱包材をどけてようやく商品を発掘。
160628A_0004.jpg

商品の外箱の様子。とてもきれいな状態。
初のヨーロッパ型鉄道模型の客車購入。
160628A_0005.jpg
他にLenzのデコーダーも。

そして中身は・・・。
オーストリアJägerndorfer製ÖBB City Shuttle 現行ロゴバージョン。
他に旧ロゴ+Wieselマークバージョンが発売されている。
160628A_0006.jpg

さっそく制御車へライトの制御のためだけにデコーダを入れる。
フタが硬くて壊しそう!
160628A_0007.jpg

そしてRh1116 Taurusにつないでみる。
このミケランジェロ/ガリレオTaurusは汎用機だけど画像検索すると
何度かCity Shuttleでも使われていたようで似たような編成を確認できた。
160628A_0008.jpg

うーん、長い!
1両170mmなので5両+Taurusでも1m近くある。
160628A_0009.jpg

そして普通にアーノルドカプラーだけど密着しすぎ。
しかもほとんど伸びない!脱線する予感!
160628A_0010.jpg

上から。初めてのヨーロッパ客車で大きさはダミーを作ってでしか確認していなかったので
ここまで大きいとテンションあがる。でかいのは良い事だ、やっぱHOがほしくなる。
160628A_0011.jpg

ためしに小田急VSEを横に並べてみる。
160628A_0012.jpg
VSEは縮尺1/150、City Shuttleは1/160。
実物だと大きさの差が恐ろしい事になるのが想像できる。

制御車を前から。VSEでか!
160628A_0013.jpg
制御車のカプラーはバッファーより出てくるので目立つ。
FleischmannのProfiにしたくなるな~。

ヨーロッパではペンデルツークという方式で機関車をつないでも入れ替える事なく
振り子のように客車側を先頭に進むプッシュ運転をする。
なので反対側の客車が制御車になっている。

そして初めて170mmクラスの客車を走らせたのでDCCテストレイアウトの問題が
たくさん浮き彫りになった・・・。
それは後日書くことにしよう・・・。

2016年6月21日火曜日

Jägerndorferのあれ

レンダリング中にちょこっと・・・。

今年はもう予約してる奴待って終わりか~なんていつしか書いたけど
結局我慢できずにJägerndorferのあれをポチってしまった・・・。
ほしいものリスト的には2番目だったけど、1番目はしばらくでないし・・・。
円高だし・・・。ポチった日は117円台、前日は114円台だった。

金曜日にポチったけどドイツはがっつり土日休むので昨日出荷。
CityShuttle.jpg

今やってる仕事つらい系だし、テンションあげるために今週中に届くとうれしいな・・・。
ちなみにJägerndorferは発音的に「イェーガンドルファー」で良いのだろうか?
「ヤーゲンドルファー」と思ってたけどそうでもないっぽい。
教えてローコンテクスト文化人!

2016年6月17日金曜日

現状のレイアウトと列車の長さ

仕事を忘れたいのでレイアウトについて少々。

ModuleLayout2016A.jpg

現在のDCCテストレイアウトと言っているモジュールレイアウトは
3600mm x 900mmとそこそこな大きさ。
仕事場でもあるので10分以内に片付けられる事を目標に高低差のないモジュール式を
選び、実際に10分で設置も片付けも可能になった。
とは言え、主に打ち合わせくらいでしか使わないのでほぼ出しっぱなしにできる。

このサイズに決定したのは単純に部屋の大きさからだけど、もうひとつ理由がある。
散々書いているRailjetを走らせたいので全長1300mm近い列車があまり窮屈にならずに
走らせられる事も考えた。

欧米の小さいレイアウトを作っている方々を見ると、やはりカーブの不自然さを
どう誤魔化すか工夫を凝らしてるように思える。
そして大抵の答えがトンネルにしてしまう事。見なかった事にすると言う大胆さ。
けどこれは車体の長い欧米の車両ではカーブのグネグネ感が半端ないので正解だと思う。

自分は高低差なしなのでトンネルも作れない、カーブは隠せないけどせめて全長を収めたい。
結果3600mmもあるとNゲージではかなり余裕。

しかしRailjetは2015Q2発売から2016Q2発売になり、そのQ2も終わるのでもう年末の
ウィーンのModellbau-Messeまでは発表はないと勝手に予想してる。

思い切ってHOに方向転換してしまうか?とメルクリンのK-Gleisで3650mm x 1250mmで
少し考えてみた。遊びたい要素を入れつつ。
HOLayout2016A.jpg
若干サイズが大きいのはモジュール間を橋で結び多少の遊びを設けるため。

すでに余裕で購入可能なHOのRailjetの全長はおそらく2300mm近く。
客車は1両30cmを超える。横は余裕で収まったとしても、カーブのガッカリ感は
Nゲージの比じゃないと予想。
R450のレイアウトでは4両くらいしかカーブに入りきらない。

HOでRailjetは夢のまた夢という事でそのうち豪邸にでも住んだら考える事にする。
結局当初の予定通り現行のレイアウトで遊べるように色々工夫してがんばり。
現実的なHOもあまったモジュールで考えているミニレイアウトが限界。
HOLayout2016B.jpg
先日のものをメルクリンK-Gleis化してみたバージョン。
GlaskastenやKOFなどのスイッチャーで遊ぶためにアンカプラー大量。
これもいつやるか不明だけどメルクリンでいくと思う。

と言いつつも、Railjetに関してはNより大きく精巧なHOは飾るだけでもいつか欲しい。
価格は機関車でいえば同じ、客車は1.3倍ほど。コストパフォーマンスが良すぎる。

2016年6月14日火曜日

DCC車両の動力に関するメモ

この記事も加筆・修正の可能性あり。(2016.06.23追記)

6月7日の記事で交流と直流制御の違いを動画にしたけど、俯瞰で見た違いでしかない。
今回はもう少し突っ込んで鉄道模型の世界を自分なりにおさらい。

注意:自分は美術系の大学出で電気の世界とは遠い存在でした。
電気に詳しい方には退屈な内容ですし、読まれる方は真に受けずに参考程度にお願いします。
(毎回書いてますが、間違いの指摘、ツッコミは大歓迎です)

前回の記事でも書いたけどFrog Juicerの動作を見ていて沸いてくる数々の疑問。
そもそも電流とは?電子とは?すべては粒であり波でもある。
シュレーディンガーの猫状態な自分を少しでもはっきりさせたい。
電気に関して「小学校からやり直せ!」と声が聞こえくるので最近基礎から勉強してる。
もちろん鉄道模型を楽しむのに関係はあるけど、知らなくてもまったく問題ない。

これも必要ないけど、モーターの原理からはじめる。

直流モーター(ブラシあり)
・磁石でコイルを挟み磁界から力を得る(フレミングの左手の法則)
・挟むだけではコイルのプラスとマイナスが逆転し行ったり来たりしてしまう
・整流子とブラシを使って電流を流し、同じ方向へ回るようにする
Electric_motor_150px.gif
引用元:Wikipedia 整流子電動機より

交流モーター(誘導モーター)
・磁石で回転磁界を作り、回転子がまわる(アラゴーの円板)
・交流の位相を利用し回転させる
以下の図は三相回転磁界
3phase-rmf-noadd-60f-airopt.gif3-phase_magnetic_field.jpg
引用元:Wikipedia 誘導電動機 回転磁界 より

直流モーター(ブラシあり)は制御がしやすい利点があるがブラシが
接触しているためメンテが必要。(鉄道模型のように小さければほとんど必要ない)
交流モーターはブラシもなく耐久性にすぐれるが逆に制御が難しい。

という事だけど、交流モーターってこういう物と知らなかった。
実際の鉄道のモーターの制御も色々勉強してて楽しいけど今回は無視。
他にDCブラシレスモーターもあるけどこれも無視。

鉄道模型のモーターの主流は直流モーター。
交流三線式のメルクリンも現在デジタル化に伴い直流モーターが主流。
メルクリンが交流モーターを使用していた時、進行方向を反転させるために逆転器というのを
用いていた、最初は模型の所まで行きスイッチを切り替えていたがその後電圧をあげて
スイッチが切り替える事ができるようになり遠隔で進行方向が変えられるようになったそうだ。
Reverse Relayで検索するとオールドメルクリン用にeBayで取引されているのが分かる。

現在メルクリンはデジタル化し交流にデータを乗せデコーダへ命令を送りつつ
直流に変換する。命令を受けたデコーダがパワーパックの役割もしてモーターを駆動する。
これについてはDCCもまったく同じ考え方で、言葉(プロトコル)が違うだけ。
ヨーロッパの製品ではメルクリンとDCCに両対応してる事が多い。
両対応という事からYaasan 様にコメントでHOならレールを安定のメルクリンにし
三線対応のシュー付きのACモデルを揃えた方が良いと教えて頂きました。
コマンドステーションからデコーダ別にDCCかメルクリン/モトローラか選ぶ事も出来て
同じレールで併存できるという事です。

確かに出来る事は同じでCV値を選択しオンオフの命令を送るという単純な命令なので
併存しても問題ない気がする。

そして自分が最大に疑問に思っていた所が、交流を直流にどのようにして変えるのか
と言う問題、前々から疑問に思っていたけどFrog Juicerの実験でより詳しく知る必要が
あると思い始めた。
リアル知り合いであるデキさんからこういう物があるよと手書きメモと解説を
6月5日に見せてもらった。
BridgeCircuit_Dechi.jpg
ブリッジ整流回路図 by デキさん

交流はプラスとマイナスが交互にやって来る波なのに、どのように直流に出来るのか?
と言う疑問がいとも簡単に解けてしまった。
ダイオードが一方にしか電流を流さないと言うのは知っていたので、4つのダイオードで
構成されたブリッジ整流回路が交流の波を整流し直流に出来るのだった。
清書したものがこちら
BridgeCircuit.jpg
これが前々から書きたかったブリッジ整流回路

ブリッジ回路自体様々な用途があるそうで、電気関連の仕事をしている方なら当然のもの
らしいのですが、自分にとっては新鮮かつ驚きの回路だった。
鉄道模型ではこれに様々な制御が組み合わされるため、単純なブリッジ整流回路ではなく
ブリッジドライバでモーターが駆動される。
(2016.06.23追記:正しくはHブリッジ / S.やくも様ありがとうございます!)
これについても教えてもらったけどMOSやFETと言う専門用語が出るので今回は無視。

ブリッジ整流回路から分かるのは、DCCで2本のレールどちらに交流のHOTを持ってくるか
自由な事。メルクリンならセンターとその他2本どちらか。
そしてリバースなどで反転しても直流には影響ないこと。
自分はここが頭のなかでしっくり来ていなかったのでブリッジ整流回路は良い勉強になった。

(2016.06.22追記)
S.やくも様にコメントで直流でも室内灯にブリッジダイオードを使用していると教えて
頂きました。ありがとうございます!
言われてみれば確かに、必要なシチュエーションは交直関係なくたくさんあるんですね。

2016年6月11日土曜日

DCC書籍初購入

最近仕事が忙しくなりはじめて、毎年恒例の年末まで危険な予感。
もう随分と行っていないので7月に旅行を無理やりいれたい。

そして今更だけどDCCの入門書を買ってみた。

「DCCで楽しむ鉄道模型」
160611A_0000.jpg

理由は単純にDCCの基礎を再びちゃんと学ぼうと言う所と、最近調べているリバースや
デコーダの働きについてちゃんとした説明が読みたかったため。

すでに出版から7年も経っているので、おそらく自分が一年間ネットで調べ上げた
情報量の方が多いだろうと予想してたけど・・・。その通りだった。

書評のようになってしまうけど、ざっくり読んでみた感じは。
全体としてはすごく丁寧にまとめられていて基礎的な本なのにちゃんとアナログ車両の
改造まで紹介されていて、それなりにこれを読めば自分もすんなり始めたと思う。

デコーダを抜き差しですぐにアナログ車にも戻せる方法も出ていたり、すでに大量の
アナログ環境を持っている人にもやさしいと思う。

そしてほとんどがKATOから出ているDigitraxのD101コマンドステーションで解説される。
日本語で完璧なサポートのあるコマンドステーションだと思うし、いま発売されている
D102でも問題ないはず。とはいえ7年たってもファンクションボタン増えただけか!
ってツッコミたくなる。(Digitrax製品は他にもたくさんあるけど、英語力必要かも)

自分が期待したデコーダとリバースの解説については、正直ネットに多く書かれている
内容と大差ないように感じた。

デコーダで自分が疑問に思っていた交直変換の場合。
「デコーダが交流から直流へ変換します」とだけ書かれていて。
リバースのレールの極性変換についても
「DigitraxのAR1かLenzのモジュールを入れれば大丈夫」と書かれていて
ショートした時に作動以外の細かい動作原理については書いていなかった。

確かに電気がまったく分からない自分はうんうんなるほどOKとこれで良かったんだけど。
だんだんと疑問がわいてきてデコーダが交直変換するならリバースの反転をレール側で
する必要ってなんなの?と言う素朴な疑問が沸いてきた。

そして、親爺ぃさんがきっかけとなり詳細に分かるようになったのだけど
ぶっちゃけDCアナログのリバースを基準に考えるから行けない訳で、そもそも交流で
反転する理由は他にあるのにそれが書かれている所が本にもネットにもないという。
(ネットはあるかもしれないけど見つかっていない)

良く書かれているのがDCアナログレイアウトだとこうしないと行けない所DCCだと
こうするだけで簡単!と言う所がアピールされている。
電気に詳しい方にはそれで良いんだろうけど自分のように交流もそもそも良く分かってない
人間には完璧なブラックボックスだった。

自分も100%理解してる訳ではないけど過去の記事にまとめてる。
「Hex Frog Juicerの働きとDCCリバースについて」
ブリッジ回路なども手書きの説明を頂いているので、そのうち図にしようと思う。

そしてDCCで重要なポイントの説明は基本的に選択式のポイントについてで
NはKATO、TOMIXのみで割りと詳しく説明していて、PECOと篠原も紹介されているが
HOのみ。HOは他にKATO、エンドウも紹介されている。
自分はPECOのElectroFrogをDCC化したのでInsulfrogの絶縁区間で車両がどうなるか
知らないのだけど、そのうちKATOやTOMIXのポイントをこの本の方法で試してみたい。

なんて書いてるとほんと買った意味あるのかどうかって感じがするけど・・・。
7年のブランクは大きすぎた。

2016年6月8日水曜日

メルクリンについてのメモ

予約している車両がなかなか出ないのは単純に欧州におけるNのマイノリティのせい。
だと思いたい・・・。その年発売の予定表に現れてから2,3年待つ必要があるとどこかに
書いてる人がいた。そして発売予定日からまだ1年しか経っていない。
(Modellbau-Messe 2016が10月にウィーンであるのでここで発表があるかもしれない。)

なかなか出ないあいつの実写
Railjet-Oesterreich.JPG
引用元:https://de.wikipedia.org/wiki/Railjet

ではHOだとどうなのかと調べると、自分の欲しい車両はほとんどどこでも常に買える状態。
おそらく人気があるから生産を続けるのだと思われる。

と言うわけでいつしかHOと思っているので少し調べる。
自分の使用するRocoのz21も普通にHOでDCCが出来るのだけど、調べれば調べるほど
HOならメルクリンと言う考えになってしまう。

Yes!! Märklin!!(ウムラウトって機種依存文字かな?)
Maerklin_Dampfmaschine_logo.jpg
引用元:https://de.wikipedia.org/wiki/Märklin

DCCのコマンドもメルクリンのモトローラ式のコマンドもレールを伝って指令が送られる。
HOほどの大きさになればNとは比べ物にならない程データを伝えやすいはず。
単純にレールの大きさや隙間を考えると電気的ロスは少ないのだと思う。
電気的ロスが少ない=データのパケットロスも少ない。
うちのN環境ではスターターセットの機関車とKATOの小形車両用動力ユニットだけ
カクカクなる時があり、KATOはコマンドを受け付けない時がある。
小さすぎるのが問題かもしれない。

メルクリンはセンターシューでセンターレールからも給電出来る三線式なので二線式に
比べてさらに安定度が増す。メルクリンならリバースやフログの反転を気にする必要もない。
(メルクリンは車輪が乗るレール二本がGNDだそう)
なによりアクセサリーの豊富さがやはり強い。

三線式のメルクリンのレール、現行は右の二本(K-GleisとC-Gleis)
Maerklin-Schientypen.jpg
引用元:https://de.wikipedia.org/wiki/Märklin

欠点をあげるとすればセットなどについてくるレールC-Gleisがとてもおもちゃっぽい。
そして複線間隔がとんでもなく広い。
アクセサリーなどが置きやすい、急カーブでも車体の長い車両が曲がりやすいなどの利点を
重視してるのかもしれない。

では固定レイアウト向きなK-Gleisはどうかと言うと、こっちはなかなかよさげ。
ただぱっと見センターレール同士の電気的接続はどうなっているのかわからない。
どうやらC-Gleisもそうだけど片側のジョイナーと一緒に接続するようになっている模様。
と言う事は二線式のように途中で切ってすぐ接続とはいかず、センターレール用の加工が
発生する事になる。たぶん。

K-Gleisで固定レイアウト作成してる方が少ないので良く調べないと色々不明すぎる。
ジョイント部分に頼らず普通に裏で配線しちゃうのかもしれない。
枕木を追加するのもどうするんだろうか・・・。
いやきっと枕木だけ取る事はできないのだな。

そろそろ発売されるCentral Station3もかなり魅力的。
タッチパネルのレスポンスが気になる所。

Central Station3c24823d7bea6f6dce0557ccfdc647fe91452769867.jpg
引用元:http://www.maerklin.de/en/products/details/article/60226/

そしてメルクリン純正以外のHO車両でもほとんどの会社がメルクリン用も出している。
ショップ側でセンターシューを取り付ける加工をしてるケースもあるのかもしれない。
先日書いたミニHOレイアウトはPecoにしたけど、メルクリンで考えてみよう。

と妄想だけは尽きない。

2016年6月7日火曜日

鉄道模型のACとDCメモ

この記事も更新予定(16.06.15更新)

メジャーな鉄道模型で使用する電流には直流と交流がある。
その性質が見える「こんなの当たり前だろう!」な動画を作ってみた。

ここ違うよ!っていう突っ込み大歓迎です。

直流交流について親爺ぃ様がブログで面白おかしく解説をしているので必見です。
ちなみに私がオーストリア人女性として紹介されておりますが
実際はその女性がかぶっている帽子が私ですので注意。

帰ってきた・鉄道萌え系親爺ぃのレイアウト製作記
文系人間のための電子工学 その1
文系人間のための電子工学 その2
文系人間のための電子工学 その2の補足
文系人間のための電子工学 その3
文系人間のための電子工学 その4

GND(マイナス)はグラウンドとグランドと書き方が色々あるのでGNDで統一して行こうと思う。

2016年6月4日土曜日

Hex Frog Juicerの働きとDCCリバースについて

こちらの記事は随時アップデート予定。 2016.06.15更新

親爺ぃ様に「テスターでレールの電圧を測ってもらいたい」とコメントを頂き
Frog Juicerの働きの謎にせまって頂けると言う事でさっそくやってみました。



やり方間違ってるかもしれないので親爺ぃ様ご指摘ください。
前コメントで車両はいらないとの事でしたが一応走らせてみました。
やはり親爺ぃ様の仰るとおりで入る時と出る時、極性が違う場合どちらでも
反転しているようです。
DCVにしたテスターでもマイナスがついたりはずれたりしています。
これであっているでしょうか。

Frog Juicer区間で逆方向に2両走らせたらどうなるか?とコメント頂きましたので追加。


テスターをACVにしたテスト。


Frog Juicer区間で逆方向に2両走らせたらどうなるか?の2回目。


うーん、奥が深い!

追記:簡単なリバース解説図
親爺ぃ様ありがとうございます!
ブリッジ回路とレールのグラウンドの関係がわかったので
画像アップデート。

とりあえずのAC対応版。2016.06.06更新
DCC_Polarity_Study160606.jpg
アナログDCのリバースと違いギャップをまたぐ時に変換するだけでいいので同時走行が
そのまま可能という交流の素晴らしさ!
同時にギャップをまたがないように注意するだけでいい。

追記:16.06.15
鉄道模型の動力に関するメモに交流の利点がわかる解説を書きました。

ACとDCを小学校中学校時代からやりなおす感じで勉強中。
とかやってたらエジソンとテスラの戦いのドキュメンタリーが面白くて見てしまった。
ドイツのミラーがとか、そこは重要じゃない。

そしてZ21-Maintenanceの最新版V1.11が公開された模様。
http://www.z21.eu/en/Downloads
起動するとファームウェアは1.28になっていた。バグフィックスかも。
LH01対応したかな?
そしてアップデートログがないおそろしさ。


2016年6月2日木曜日

在線検知とHOミニレイアウト構想

DCCメーカーのまとめメモついでに在線検知についても調べてみたら
種類も豊富で選び放題、信号機との連動はメルクリンほどうまく
行きそうにないけど、それでもなんちゃって自動化は出来そうな予感。

在線検知のためのDetectorのブロック単価を表にしている方がいたので引用。
ただし48ブロック分けたときの単価。
current_detection_options.png
引用元:
https://nscaleblog.wordpress.com/2015/03/11/exploring-block-detection-on-a-budget-vs-the-big-brands/

Digikeijsが一番安いと思っていたけど、意外とUhlenbrockが一番安かった。
しかしLittfinski Daten TechnikのDIY製品が必要なようだ。簡単だけど。
そしてやはりメルクリンのS88システムをDCCでも使うのが良いのかも知れない。

ちなみに自動制御はこちらの方の動画が見ていて楽しい


そして別の話題・・・
NゲージのDCCテストレイアウトがひとまず完成してしまい、ぼちぼち仕事が
忙しくなって来てしまったので去年同様な展開を予想。
毎年そうだけど年末に向けて加速し気付いたら2017年になる。
とりあえずDCC製品についてあとは予約している車両が発売されるのを待つだけだけど
欧州鉄道模型は2~3年単位で予定がずれるらしいのでいつになるか分からない。
今日はユーロが121円なので、今すぐ出てほしい!というストレスとの戦い。

そんな中前から考えてた事がひとつあって、Scissors Crossingのテストの時や
DCCテストレイアウトのポイントの動作テストの時に、長編成を走らせる目的で
作り始めたけど、この小さい空間を行ったりきたりするのもなかなか楽しい!
と思ってしまい。

Youtubeで見つけたTimesaver Shunting Puzzleと言うのがまた面白そうで、
例えばこの方すごい真剣にやっていてミスもしてるけど楽しそう↓

THE CLASSIC SWITCHING PUZZLE JOHN ALLEN'S TIMESAVER

もちろんHOでやってる人もいる。

レールのパターンも色々なようでJOHN ALLENさんのものでなくても楽しそう。

そして先日作ったモジュールは1枚予備があったので、そこにこのTimesaver的な
小さなレイアウトを作ってみようかななんて構想と言う名の妄想をしはじめた。
しかもちゃんと景観も作りたいな、と。

とりあえずSCARMで適当にごちゃごちゃにしてみたHOミニレイアウトを考えてみた。
HO_MiniLayout.jpg
レールはPeco Code75、たぶん本当にやるならここまでごちゃごちゃにはしない。
たぶんPL-10が裏に収まりきらない。

いつやるかは謎。