The Nameless City: 7月 2016

2016年7月27日水曜日

追加のレールなどが届く

HOでもN同様のモジュール式レイアウトを作ろうと決め、当初外周だけに
しようかと思っていたけど円高のうちにそれなりに遊べるレイアウトに
しようと考えなおした。

この通り行くかわからないけど、とりあえずのプラン1段階目。
HO_PlanA.jpg
アンカプラー搭載の車両とアンカプラーレールでスイッチングを楽しみつつ
そこそこ長い列車もエンドレスで動かせる。
ポイントマシンは大量になるので様子を見つつまずは手動で行こうと思う。

いつしか複線やリバースを取り入れたい。
HO_PlanB.jpg

複雑なモジュール部分、ここだけは情景も作ろうと思う。
イメージはHarzquerbahnのWernigerode Westerntor駅っぽく。
HO_Plan_Scenery.jpg
収納の都合上すべては無理だけどNの時と違い1枚が小さくなったので、
ここだけなら高さがあってもなんとかなりそう。
そしてあえて時間をかけて作る部分を作って新規購入を控え長く楽しもうと言うプラン。

という訳で追加のレールやストラクチャなどを購入していた。
今回も安心安定のModellbahnShop-Lippe
ついでに安売りしていた車両も追加してしまった。そして即売り切れてた。

いつものトラッキング。19発送で昨日の26に到着。
時差を考えると7日半。今回もなぜか早い。


前にレールを購入した時ほどではないけど、そこそこな大きさの箱できた。
160727A_0001.jpg

まずは外側の箱を開封、毎回同じだけどすごい梱包材。
160727A_0002.jpg

毎回関心する箱 in 箱。
160727A_0003.jpg
一番最初にz21セットを買った時に気づいたけど、中の箱は天地逆に入れてある。
梱包材を仕込む時に下の方が多目になるから逆にする事で内と外で偏らないように
考えているのだと思う。

内側の箱。これだけでも普通だけど箱自体は再利用っぽい。
160727A_0004.jpg

これも毎回関心するけど、さらに大量の梱包材に包まれている。
160727A_0005.jpg

ようやく顔を出すレールやストラクチャの箱。
きれいに並べて入っていてガタツキも少ない。
160727A_0006.jpg

とりあえず出して並べて漏れがないかチェック。
これだけ細かいとミスがありそうと思ったけどなかった。
160727A_0007.jpg
それぞれの紹介は追々。

前にK-Gleisを購入した時ポイントにガードレールが付いていなかったのですべてチェック。
160727A_0008.jpg

梱包材だけでこれだけの量。素晴らしい。
160727A_0009.jpg

今回購入にあたってお店の好意で合計額は変わらないけど一部ギフトクーポン利用
に変更してくれた。
最初ギフトクーポンなんて購入してないよ!と思わずメールしてしまったけど
野暮な事聞くなよ的な感じでお客様のためにこうしましたと返事を頂きました。
本当にありがたい、というか気配りが日本的で本当に素晴らしい。
そもそもあのギフトクーポンはそのためにあるのかと関心。
ただ、ちゃんと言ってくれないとビックリするのは確かだけど。

あとこれも細かい話だけどDM-ToysはなぜかLippeより税率が高かったので見てみると
告知名がTOYPARTSだった。LippeはMODELTRAIN。
このちょっとの差で課税額がかなり変わるのでDM-Toysで次買う事があれば伝えておこう。
2016.08.02追記:
課税対象額に送料は含まれないとYaasan様に教えて頂きました。
DM-Toysは送料無料だったのでその差が大きく感じただけでした。
情報ありがとうございます!


2016年7月26日火曜日

Roco 79234 Taurusの通電カプラー化

17日に書いたRoco 79234 TaurusがAC版にも関わらず通電カプラー装備では
なかった問題。あわててRocoへ79233のスペアパーツを注文。
さすが小物、課税対象でもないので発送からわずか4日の24日に届いた。
Roco_Supply.jpg

Rocoから直接届いた箱、角が少しへこんでいるあたりいつものDHLらしい。
160724A_0001.jpg

スペアパーツなのにこの梱包材の量。すばらしい。
160724A_0002.jpg

さらにエアパッキンでくるまれているスペアパーツたち。
160724A_0003.jpg

中身はこんな感じ。
160724A_0004.jpg
通電カプラーパーツの基盤部分別売りになっていたけど、普通にカプラー側にも入っていた。
おそらく良く壊れるのだろう。

そしてTaurusと接続する客車側のカプラーの蓋を外して配線のチェック。
ついでにシューのついている制御車でコードのどちらが車輪側かシュー側かもチェック。
160724B_0001.jpg

スペアパーツを取り出して付属のコードを半田付け。
160724B_0002.jpg

接続コネクターも半田付け。これはセンターに合わせるのが大変だった。
なれたので次からは大丈夫。
160724B_0003.jpg

そしていよいよTaurusのボディを外す。Nと同じでピックをはさめばすぐに外れる。
160724B_0004.jpg

しかしこいつはカメラロコ、カメラはケース側についていてリボンケーブルで繋がっていた。
160724B_0005.jpg

慎重にコネクタを外す。
160724B_0006.jpg

運転席にカメラが仕込まれているのがわかる。
160724B_0007.jpg

シャーシ側はこんな感じ、でかいコンデンサが目立つ。
そしてWiFiのアンテナがあるけど、実はうちではまだ認識できていない。
160724B_0008.jpg

RocoのKK-Kinematicsは2本のボルトで止まっていて簡単にはずせる。写真はなし。
ただバネを外す時に一部伸ばしてしまった。
KK-Kinematicsは元のパーツを活かせば良かったと後悔。

そして入れ替えた後の写真、コードも簡単に取り出せる。
160724B_0009.jpg

基盤にはRail LとかRとか書いてあるので、どちらがセンターレールかテスターで
調べてから半田付け。
160724B_0010.jpg

ケースをかぶせる前に接続確認。高さも完璧。
160724B_0011.jpg

これで79234の通電カプラー化完了。
160724B_0012.jpg
スノープロー付け忘れてる。

2016年7月25日月曜日

メルクリン K-Gleis 2275とFrog Juicer

K-Gleisのポイントは極まれに停止したりショートするので先日アクリル系塗料で
絶縁したり角を削ったりして対策してみた。
他にショートシュー対策に何かいい方法はないものかと考え、DCC用に購入してあった
Frog Juicerは使えないだろうか?と思いテストしてみる事にした。
160724A_0000.jpg
絶縁してあるリードレールすべてに給電して車輪が通過する時とシューが通過する時で
極性を自動で切り替える作戦。クリップで配線したので車両がガタガタする。

Tam Valley Depotの公式サイトにはAC3線式には使えないよ、と書いてあるけど
原理的には問題ないと思い実際に人柱的にやってみると、当たり前のように動作した。
動作する様子を撮影したみた。


ググって見ると他にFrog Juicerなど自動反転モジュールを使っている人はいなかった。
そのかわりポイントマシンの動作と連携したリレーを使って給電を切り替えている人がいた。
その方が安上がりだろうと思ったけど、スプリングポイントに出来ない気がする。

しかしFrog Juicerではコストパフォーマンスが悪すぎる。
やるとしても先日紹介したGaugemaster DCC80がいいかも。

2016年7月18日月曜日

メルクリン K-Gleis ガタガタ対策とまさかの不良品

最初のダブルスリップ調整の時にも気になっていた車両が結構ガタガタする問題。
もう少し何とかならないかと思い修正する事にした。

まずは自分がMärklin K-Gleisで行くと決めたきっかけの一つである動画から。
Die alten Signale in Brig by Loetschbergbahn

この方のレイアウトは広大で車両も膨大な数。
撮り方も良く、しっかり音を拾っていて欧州鉄道模型に興味を持ってから何度も見ている。

この動画はダブルスリップが連続していてかつ直線状に見える位置なのでどのくらい
ガタガタするかの参考にもなる。
見ているとガタガタの度合いが車両によってだいぶ違う。

おそらく車両によってメーカーが異なり、フランジや車輪間の広さによるのだと思い
ググって見るとこのサイトが参考になる。
http://www.stayathome.ch/rad_und_schiene.htm
Flange.jpg
Märklinの規格はNEM340でフランジの高さはMax1.35。
その他の主に二線式で一般的なNEM310は高さMax1.2。

こう考えるとMärklin車両はポイントのフログ付近の線路が途切れる区間ではフランジで
車両を支えてるのではないかと思う。
実際K-Gleisの線路の途切れる区間は一体成型で丈夫に出来ていて若干浮いている。
それが作りの悪さに最初見えたのだけど、フランジを考えると正しいように思える。
ガタガタする車両はおそらくNEM310フランジでその場所で落ち込んでいる
のだと思う。そして自分もRoco製なので同じ感じになる。

あと、この方の動画で気づいたのが一瞬ショートしてるのにシステムは落ちていない事。
下の画像の箇所でシュー部分に青い光が出てパチっと音がする。
160718A_0000.jpg
これ自分が遭遇した問題と同じでシューがダブルスリップでレールに
接触しているか、車輪がセンターレールに接触しショートしている。
ブースターで管理してショートの有効時間を長めに取っているのだろうか?
z21にはない機能だ、z21はこんなショートしただけでシステムを落とされてしまう。
やはりCentral Station 3はWish List上位に入れないとだめかもしれない。

ここまでを総合するとMärklinは色々と遊びが大きく、緩い管理にする事によって
ユーザーにネガティブな印象を与えないようにしてる感じがする。
これが良い事なのか悪い事なのかは人によって印象がかわる。
自分は正直歓迎したいけど他社製を使うと意味がなくなってしまうので急に工夫が
必要になってしまう。しかしそれもまた模型の楽しみだと思う。

さて、同じそのダブルスリップで自分のRoco製車両がガタガタする対策をしたい。
ついでに実はRh1116 Railjet Taurusが右ポイントで脱線するのを何とかしたい。
160718A_0001.jpg

マスキングテープを使って隙間を埋める作戦。
160718A_0002.jpg

こんな感じで埋めていったらNEM310フランジでも問題なくなった。
ただNEM340フランジが通過する時に逆にガタガタするはず。
160718A_0003.jpg

次に古典的な方法でフログ部分を転写して・・・。
160718A_0004.jpg

その紙をスキャンしてAdobe Illustratorで原寸大で編集しプリントしてこんなものを作る。
160718A_0005.jpg

当然きれいにはまる。
160718A_0006.jpg
これを後ほどケント紙でプリントして約0.4mm厚で作成する。

そうこうやっている途中で気づいてしまった・・・。
なぜRh1116が右ポイントで脱線するのか・・・。
160718A_0009.jpg
良く見たらガードレールがない!!!こりゃ脱線するよ!
BR03は良くこれで脱線しなかったな~、すんごいガタガタしてたけど。

はじめてのMärklinでいきなり不良品がやってくるとは運がいい!
当然ModellbahnShop-Lippeへメールで連絡。
この写真を添付して「パーツが一部ないからパーツだけ送って。」と。
160718A_0010.jpg

すると簡単だけどやさしい返事が!
メーカーへ発注しとくよ。と。
LippeMail.jpg
ただし、ただで送るとは書いてない。
一応Märklin公式でもスペアパーツを注文出来る事が分かっているので
だめでもなんとかなるし、どのみち送料はかかるから問題ない。

前回のRailjetのスペアパーツと合わせて、2度もスペアパーツが来る事になると言う。
自分としてはかなり祭り状態で楽しい!

2016年7月17日日曜日

Roco Railjet AC版の問題

今朝投稿した続き・・・。
RocoのRailjet製品の問題を二つ。
さっそく自分の情弱っぷりが出たのでそれは後ほど。

まずはダブルスリップの問題から。
ちょい分かりにくい写真だけどスノープローがセンターレールにヒットして止まる。
160717B_0001.jpg
スノープローが低すぎ、というか全体的に車高低いので純正ポイントマシンですら
ぎりぎりだった。

スノープローは単純に差し込まれてるだけなのですぽっと抜ける。
160717B_0002.jpg

少し差し込む側の先端を削って走らせる。
160717B_0003.jpg

4,5回繰り返してギリギリ通れるところまで削った。
160717B_0004.jpg

おそらく5mm以上削ったと思う。その残骸たち。
160717B_0005.jpg
一応スペアもあるけど若干形状が違う。

そして自分の情弱っぷりが出たものがこちら。
160717B_0000.jpg
てっきりカタログには同じページに出ているのでカプラーの事を気にしなくて良いと
思っていたけど、実際は室内灯付きモデルは全車両通して通電カプラーだった。
代わりのカプラーが付属したりもしない。
機関車の方は前にも書いたとおりAC版はこれしか在庫がないので選択肢は
ないわけだけども、通電カプラー付きではない。

ここで、RocoのRailjet 2016年版を整理してみる。
2016年カタログのRailjetのページ。
160630A_0000.jpg

RocoのRailjet 2016年版には以下のものがある。
まず機関車であるRh1116 Taurusは・・・
・73232 DC アナログDCモデル。
・73233 DC サウンド付きデコーダありのDCCモデル。
・79233 AC サウンド付きデコーダありの三線式モデル。
・73234 DC サウンド付きデコーダありのDCCモデル、カメラ付き。
・79234 AC サウンド付きデコーダありの三線式モデル、カメラ付き。

次に客車が
4両セット
・64178 DC アナログDCモデル。
・64179 DC デコーダありのDCCモデル、室内灯付き、全車通電カプラー。
・64180 AC デコーダありの三線式モデル、室内灯付き、全車通電カプラー。
3両セット
・64181 DC アナログDCモデル。
・64182 DC DCCモデル(デコーダは64179任せ)、室内灯付き、全車通電カプラー。
・64183 AC 三線式モデル(デコーダは64180任せ)、室内灯付き、全車通電カプラー。

このうちTaurusの73233、79233はエレクトリックカプラーつまり
通電カプラー付きとカタログに小さく書いてあった。
さらにカタログには全車NEM362カプラーポケットと書いてあるけど違う。
室内灯モデルにはNEM362は存在しない、すべて独自の通電カプラーになっている。
(制御車のみ2編成組み合わせ用にNEM362がある、これの事か!)

自分が購入したのは79234と64180、64183。
つまりこの組み合わせは間違っているという事になる。
しかし79233は前に投稿したけど工場出荷終了済みとでかく書いてある。
ドイツ語で写真にかぶるように書いてあるものがそれ。
RocoHP_79233.jpg

しかしカメラ付きACモデルである79234はまだ発売中で実際買えた。
RocoHP_79234.jpg

両方のページを良く見比べるとSuitable itemsが違う事に気づく。
これとカタログを良く見てれば間違わなかった。
しかし間違いに気づいていたとしても、もう売っていない。

実際通電カプラー搭載のTaurusはどんな外見かと言うとConradにあった。
e-coupler.jpg
引用元:https://www.conrad.at/de/h0-jd-e-lok-rh-1116-railjet-dc-digital-497877.html

完全にこれのAC版を買わなければいけなかった。
自分の買ったカメラ付き79234はACモデルで、ACモデルの客車は室内灯付きモデルしか
ないわけだからなぜこれだけ通電カプラーじゃないのか・・・。なぞだ・・・。
しかし後の祭りだから前向きに考えることにする。

スペアパーツリストを見るとやはりこんな通電カプラーは自分のものにはない。
79234_PartsList.jpg

公式サイトから落とした79233のスペアパーツリストを見ると・・・。
79233_PartsList.jpg
あった、33と34が通電カプラーのスペアパーツになる。

という訳で自分で79234を改造する事にした。
公式HPからは去年は出来なかった日本への発送が今年になって出来るように
なっていたのでスペアパーツも送ってくれるはず!という訳で早速注文。
roco_spareparts.jpg
他にも壊れそうなパーツなども注文しておいた。
自分で機関車側の配線が出来るかわからないけど、連結は出来るようになるはずだ。
届くまでにレイアウトも作ってしまおう。

こう考えるとDCCモデルのAC三線化もスペアパーツを買えば簡単に出来る事がわかる。
たとえばRocoのČD RailjetのACは出ていないので同じTaurusから流用すれば
AC化が簡単に出来る事がわかる。ギアも変えないといけないけど。
そこでJägerndorferと言う選択肢も出てくるわけだな。

しかしまだまだ悩みはありそうだけど・・・。
日々精進。