The Nameless City: DCCで遊ぶ-1 / アナログ的にDCCを使う

2017年10月16日月曜日

DCCで遊ぶ-1 / アナログ的にDCCを使う

前回「DCCで遊ぶ-0 / 国内DCC普及について」ではDCC普及に貢献なんて大きな事を書いてしまったけど
考えれば考える程日本では無理だろうと言う結論に近付くので普及なんてしなくても良いから
ちょっとでも楽しさを伝えようと言う今まで通りの方向へシフトする事にしました。

今回のテーマは「アナログ的にDCCを使う」で行こうと思います。
日本で最も多いアナログDCユーザーの方々に向けて現状のシステムに加える形でDCCを活用出来ないか
と考えた所、まず最初は面倒な車両ではなく周辺機器からだろうと思い今回はポイント制御のみを
デジタル化しDCCを使う事にして書こうと思います。

今後の事でもありますが少しだけ日本で手に入りやすいDCC機器を使うけど、やはり本場には
いろんな意味でかなわないのでほとんどが欧米のDCC機器での紹介になると思います。

まずDCCの基本についての解説は他に分かりやすいサイトがたくさんあるので、ここでは基本的にしません。
私がオススメする解説サイトはDesktop Stationの公式サイトにある
さあ!はじめよう! Getting Started」です。
こんな感じで分かりやすい画像と共に紹介されています。

今回のポイント制御のみにDCCを使う方法は、車両は通常のパワーパックを使用してコントロールし
通常ポイントスイッチを使う所にDSturnout decoderを使い、そのデコーダへDCCコマンドステーション
であるDSmain R5.1を使って指示を送ります。

まずは動画から。タイトルが長いので次回は削るかも。


レールはKATOのNゲージのユニトラック。
車輌はまだアナログのままのE231系東海道線・湘南新宿ライン基本セットです。

通常のパワーパック(左KATO Standard S)とDCCコマンドステーション(中央DSmain R5.1)
とは何も接続されていません。

DCCコマンドステーション(DSmain R5.1)と接続されている基板DSturnout decoderは
ポイントをコントロールするためのものでコマンドステーションからの命令を受け取りポイントを駆動します。

通常の手動で切り替えるポイントスイッチをデジタル化しただけですがパソコンの画面にあるように
レイアウトを作成し画面のポイントをクリックしてコントロールする事ができます。

ルート設定をすればポイントを同時にコントロールしたり、信号と組み合わせて
コントロールする事も出来ます。
ただし在線検出と組み合わせる場合は車両のDCC化が必要です。

パソコンの画面だけでなくスマホやタブレットからもコントロール出来るので手軽に
無線化できるのもDCCのメリットです。

周辺機器からDCC化と言うのを他で見た事がなかったので考えてみましたが正直無駄でコストもかかります。
ですが最初の一歩としては簡単だし何より楽しいと思います。

追記:
正直無駄と書いたのはよく読んで頂ければわかりますがモッタイナイと言う意味で使っています。
DCCで出来る事はたくさんあります、これはその1つに過ぎないので機能的に無駄と言うわけです。

次回の「DCCで遊ぶ」はやっと車両のDCC化です。いつやるかはまだ未定です。


4 件のコメント:

  1. こんにちわです。

    Arduinoでポイントのサーボを動かす事に加えて、一括進路選択・信号切替・フィーダー切替をさせる事は、少しだけ線路などの周辺からという方向なのかも知れませんね(^^)

    アナログでも複雑な操作が出てくる場合は、こういう周辺機器だけでもという方法はアリなんじゃないかなと、最近は思います(笑)

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    1. がおう☆さん、コメントありがとうございます。

      アリですよね!!
      私はArduinoを直接いじる勇気も自信もないのでオールインワンで出来るDCC関連機器がすごく助かるんです。
      とは言えがおう☆さんのような場合は最初から自作した方が融通が利くかもしれませんね。
      あとDCCだとスローアクションポイントなどもデコーダ入りが安価で購入できるので大規模になればなるほど費用対効果を考えたら意外と安上がりかもしれません。
      色々DCCなら配線もスッキリしますよ!(危険なささやき)

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  2. 車両側ではなく地上側のみをDCCだけでも、一定規模以上だとメリットが非常に大きいです。なので、このデモは非常に助かります。信号機も置いてもらえればより、面白さが出てくるのではないかなと思います。DCCの日本型信号機はNuckyさんしかありませんが、欧米型ならViessmannなど、いろいろなメーカーが出してます。

    在線検出、ポイント、信号機を組み合わせると、地上側をすべてほぼ自動で管理できるようになります。アナログでは非現実的な規模ですが、DCCだと現実的にできてしまいます。

    日本だと、このような地上側のみDCCの方がしっくりくるのかもしれません。車両は自分で運転したい人が多いですし・・・欧米だと完全自動が好まれますが。

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    1. Yaasanさん、コメントありがとうございます!

      DCCはどうしても車両の方がインパクト大きいので目が行きがちですが、そうなると日本型では大変なので諦める人も多そうですよね。
      周辺機器ならリスクも少ないしDCCの良さも十分生かせるのでブログにしてみました。

      信号機もそのうちチャレンジしてみようと思います!
      Desktop Stationソフトのルート設定がまた私には難しかったのでもっと勉強してからにしたいと思います。


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