前回の続き!
いろいろ考えて結局2線3線共有ポイントはInsulfrog ポイントで行くことにした。
Electrofrog は無通電区間がなくてベストだけど、先日の実験でRoco の軸間だとウィングレールに接触する。
これはElectrofrog は給電のためガードレールでわざとフランジバックを接触させるためと思われる。
前回の実験の最後でElectrofrog をさらにギャップを設けてウィングレールを独立させようと考えた。
しかし良く考えてみたらInsulfrog がもともとウィングレールもフログも独立してる。
無通電区間は出来るけど3線式と共有するなら結局こちらの方が加工が少なく希望の結果が得られる。
ここでInsulfrog のデフォルトの通電状態(トングレールが接触してる時のみ通電)
Electrofrog と違って最初からすべてホット/グラウンドが分離してるので分かりやすい。
リードレールはトングレールが接触した時のみ通電する。
フログから先は裏でリードレールとワイヤーで結線されてる。
直進、分岐側の先のレールに給電があればトングレールが接触していなくても給電される。
スプリングポイントにしたい場合もElectrofrog よりこちらの方が加工が楽。
今回のケースはリードレールをセンターレール代わりにするので前回同様ギャップを設ける。
裏のワイヤーも切断する。
リードレールのギャップの切断箇所を前回よりトング側に攻めてみようと思う。
そのため簡単な固定用のボンドを少量流しておいた。
前回同様Xuron のニッパーであたりを付けてからグロベッドの糸鋸0.3mmで切断。
リードレール以降と接続してるワイヤーも切断。
治具を使ってセンターレールを設置する場所にガイド用針金を接着。
ガイドに沿ってセンターレールを設置。
一旦出来上がった状態、ここから走行して微調整。
フログ側のセンターレールを減らしていたけどMärklin KÖF のシューが届かなかったので追加。
後から追加したので見た目悪いけど今後の参考に写真記録。
Peco のポイントマシンのバーとも接触しない事を確認。
分岐側も写真記録。
上から写真記録。
これで完璧にMärklin 製の車両、Roco 製の3線式車両、Roco 製の2線式車両、すべて走行可能。
テストした車両たち。
Märklin 36867 PtL 2/2 AC Märklin 3 Rail
古い設計だからかシューが超巨大、テストに最適。
Märklin 36814 Köf II AC Märklin 3 Rail
Köf II は低いくせにテレックスカプラーでK-Gleis でもカプラーがセンターレールに激突する。
シューのネジ穴がセンターレールにひっかかるので銅テープ貼ってる。
Roco 79246 Rh1116 ÖBB AC Märklin 3 Rail
Roco の3線式は良く考えられてる、シューの大きさ、位置、プラの側面ガード。
一応通常サイズの機関車もテストしておいた。
Roco 72017 BR 335 Köf III DCC 2 Rail
最後は普通の2線式DCC 車両もテスト。
新設計だけあって大型キャパシタ搭載してるしまったく不安がない。
ただFrog Juicer の挙動がちょっと特殊、たぶん前後の車軸が電気的に独立してキャパシタへ繋がってる。
動画はこちら。
センターレールをかなり低くしたので制作がシビアになってしまった。
ただ直進、分岐両方にセンターレールを設けるのは2本だけなので後1本。
きっちりテストしながら残りも制作していこう。