The Nameless City: 2月 2019

2019年2月21日木曜日

Peco Code 100レールが届く

Peco Code 100レールをDCCで利用する方が他にもいる事がわかり、せっかくなのでテストも兼ねて
2線式DCCでの活用方法もブログに残す事にした。取り急ぎいくつかピックアップしてHatton'sで購入。
しかしなぜかオーダーが2つに分離して片方がペンディングになってしまった。


まずはトラッキングから、昨日届く予定と書いてあるけど結局今朝届いた。でも約3日。
DHLが直接持ってくるかと思ったけど佐川に委託され代引き扱い。
16666円以下だけど消費税を取られてしまった。

やはり不安だけど次はRoyal Mailにしよう。
箱はイギリスからのDHLはきれい、Royal Mailはぼこぼこになりがち。

Hatton'sの梱包はこんな感じ、前と変わりない。

今回購入したもの。3つ足りないけど。
Peco Products SL-E88
Peco Products SL-88
Peco Products PL-11
DCC Concepts DCC-CAT1
Gaugemaster Controls TLU

DCC Conceptsのカタログは初めて買ってみた。
ポイントも本当は全部ElectroFrogで行くつもりだけど比較したいのでInsulFrogも買った。
GaugemasterのTLUはアンカプラーに使う予定。

Invoiceを見てもほかに購入したものは書いていない。
43GBPに対して送料が25GBPっていう無駄遣いになってしまった。
商品別れちゃうけど良い?とも聞かれなかった。
在庫あるのにペンディングになってる理由も良く分からないし問い合わせ中。

追記2019.02.22:
Hatton'sから返事がありペンディングになった方は支払い情報がないからだと言う回答だった。
そりゃそうだ私は1回しかオーダーしてないんだから、その後システム上で2つに分かれたら
分かれた方の支払いの手続きをこちらへ送ってもらわなければ何もできない。
とは言え高い送料を選択していたのでさすがに2度になるのは勘弁してほしい。

Hatton'sは2016年のはじめから使ってるけどこんな事は初めて。
おそらく去年リニューアルしてからシステムの不具合があるんじゃないだろうか。
今度注文する時は支払い時にちゃんと1つにまとまってるか確認しよう。
今回は忙しかったのでポチポチっと押して進めてしまった。

メールに「こちらでクレカ情報をアップデートしてね」
と書かれていたURLをクリックしたら旧サイトだった。
と言う事はなぜか分離された方のオーダーは旧サイトで処理されたと言う事。
ひょっとしたら在庫管理が分離してる可能性もある。
まだまだ旧サイトで購入した方が良さそう。

追記2019.02.24:
分離してしまったと言う意味が当初分からなかったみたいで、もう一度説明したら謝罪と共に
IT部門へ伝えておくと連絡があった。
とりあえずペンディングになったものはキャンセルしてもらった。
どのみちまた買うのでその時ついでに今回のキャンセル分を買う予定。

追記2019.02.26:
キャンセルをお願いしたけどIT部門で不具合を確認できたそうで送料無料でペンディングに
なってしまったものを送ってくれることになった。
Paypalでの支払いが後からオンラインで出来ないのでPaypal用のメールアドレスを送ってもらい
こちらから送金、TransactionIDを伝えると言う流れになった。
高いし急がないのでDHLで送らなくて良いと伝えた。
ほんと感謝しかない。


2019年2月20日水曜日

L.S.Models 97024 Nightjet Memobaセットが届く

最近Nスケールも充実してきたNightjetが日本国内の欧州勢でかなりの広がりを見せてる。
去年天賞堂が隠していたMemobaの6両セットが3セットも出てくるなど驚きも多い。

今回届いたのはH0でしかも発表してまもなく予約していたもの。
過去のNightjet関連のまとめはこちら。
2018年11月25日日曜日「Nightjetの情報まとめいろいろ」

L.S.Models 97024 ÖBB "NIGHTJET"SET,MEMOBA SONDERSERIE

今回はMemoba限定品なのでオーストリアから約7日。

箱が巨大なのは色々買ったから。よく見たらテープに何か書いてある。
「税関検査のため開披されたものを、弊社にて再装しました。」

こちらには若干違う文言。4年間個人輸入をしてきてこれは初めて見た。抜き打ちチェック?

とは言え中身の商品を包んでいるぷちぷちまで開けた形跡なし。

いつもMemobaはほぼ車両しか買わないので申し訳ないので今回小物も多い。長いのはTilligのレール。

下にメインのL.S.Modelsの箱、相変わらずでかい。

今回購入したもの。
LS ls97024 ÖBB "Nightjet"Set, 3-teilig, memoba Sonderserie
Tillig ti85126 Flexgleis H0/H0e
Faller fa180957 2 Tische und 12 Stühle
Noch nc7142 Laub, hellgrün
Noch nc7204 Flockage, mittelgrün
Noch nc7167 Laub-Set
Noch nc23100 Natur Bäume
Noch nc21530 Plantagenbäume
Piko pi99509 H0-Katalog inklusive Neuheiten 2019
Faller fa190908 Katalog 2019/2020
ACME am2019 Katalog 2019, 112 Seiten inklusive Neuheiten
Busch bu999815 Broschüre Modellwelten

カタログは買える時に買っておかないとなくなってしまう。
車両系はWEBで見ても大差ないけどストラクチャーのカタログは本で見た方が良い。
あとLippeでは重量でも計算するので送料がガッツリあがるので他にあれば押さえておきたい。

今回のメインL.S.Models 97024 Nightjet Memobaセット。
予約をしたのはなんと2017年!!その時同時に予約している未発売がもう1セットある。

後で発売されたNスケールの6両セットと製品番号がかぶっているMemoba限定6両セットの箱と並べる。

梱包材が増えて、更にカプラーを付けたまましまえるようになった。

オプションパーツ、付けると曲がれなくなる。

かなり揃ってきた夜行列車達、EN470/NJ470編成はNightjetカラーで統一する予定。
そして残りでEN466 Wiener Walzerの足しにする作戦。

この写真にはないけどDDmもあるのでNJの他の編成も作りたい。



2019年2月17日日曜日

新モジュールレイアウトプラン

毎年2月はある程度余裕がある事が多いけど今年は様子が変わって普通に忙しい。
忙しい時は鉄道模型を触る時間がないけどずっとPCを操作してるのでSCARMを立ち上げて
あいまにレイアウトの構想をして息抜きしてる。

現在考え中のものはこれ。


今回の記事も新モジュールレイアウトへの一歩として過去を振り返りつつ自分用のメモ。

初期モジュールレイアウト

2016年にスイスのPhilippさんのBLS Nord- und Südrampeと言うレイアウトを見てH0スケール
そしてMärklin K-Gleisでモジュールレイアウトを作ろうと決めた。


複数の連なる中央駅のようなダブルスリップを通過する様が個人的に刺さった所でK-Gleisなら
安定した走行でこれが出来るのか!と思った。
しかし実はPhilippさんはWeichen Walterの完成品ダブルスリップを使っていてK-Gleisではなかった。
これに気付いたのは後の話。
2016年9月1日木曜日「憧れのK-GleisレイアウトとTrain-Safeについて」

Philippさんのような大規模なレイアウトを作るスペースはないし、仕事場でもあるので
簡単に片づけられるモジュールレイアウトで行く事にした。

ウィーン西駅のヤードを参考にSCARMで色々考えた。
引用元Wikipedia:
https://de.wikipedia.org/wiki/Datei:Railjet_Wien_Westbahnhof_1.jpg

現在のK-Gleisモジュールレイアウトはこの時のプランがベースになってる。
2016年7月27日水曜日「追加のレールなどが届く」

最初はお金をかけずに単線エンドレスをベースにして入れ替えを楽しめるプラン。
HO_PlanA.jpg

最終的には3線エンドレス、複線リバースで行こうと考えていた。
HO_PlanB.jpg

K-Gleisのフレキシブルレールは他社とは比較にならないくらい硬く曲線を短く加工するのは
不可能に近い、追加で製作は困難と判断して一気に作る事にした。

このプランが2019年現在最新のもの。
リバースは1本で後付けしたTrain-Safe入線用の線が追加された。

製作途中の全景、個人的にこのレイアウトは大成功でSCARMで悩みに悩んで良かった。

特に入れ替えを楽しむために中央を複雑にして良かった、現実にはあり得ない構成だけど。

片付ける時は分割して立掛けるので色々と妥協点も多い。特にポイントがモジュールを跨げないのが痛い。

製作途中のブログで何度も書いているけど、なぜPhillipさんのレイアウトではK-Gleisの2275
ダブルスリップが使われていないのか使えば使うほど身に染みて分かる。

ダブルスリップが最も大きな問題で、ある程度解決できるまで相当時間がかかった。
それ以外にもモジュール間の接続も途中で考えを変えて後から変更したのでレールの隙間が広い。

色々と問題の多いモジュールレイアウトなのでいつか作り直したいと思っていた。

新モジュールレイアウト

最初のモジュールレイアウト制作開始から2年半、先日から開始してるPeco Code100レールを使った
3線式レール化の実験が想像以上にうまく行ったので今年から来年にかけて新モジュールレイアウト計画を
進める事にした。

2019年2月7日木曜日「Peco H0 Code100 レールの3線化:テスト開始」
2019年2月10日日曜日「Peco H0 Code100 レールの3線化:配線&走行」

Weichen Walterのセンターレールを去年1月に購入していたのにずっと先延ばしにしていた計画。
先日marklin-users.netで私のレイアウトが取り上げられ、背中を押される形でようやく動きはじめた。

今までの問題点をクリアしつつK-Gleisも出来るだけ使わないモジュールレイアウトを考える。
初期のモジュールレイアウトの構成が気に入っていたので同じイメージで再構成。
しかもこれから発売予定のMärklinのターンテーブルを入れる構想。

ターンテーブルの場所が中途半端なのと曲線を隠す2層目レイアウトは再利用したい。
最初のプランをベースに更に洗練させた。
思い切ってターンテーブルをリバース途中に入れてしまうプラン。
リバースへの進入も内側エンドレスだけだったのを全エンドレスから可能に。

複雑な入れ替えを楽しむヤードも左右対称にして使い勝手と遊び重視に。
オレンジはTrain-Safe用地で今回は200㎝まで置ける。
グリーンがモジュールオンモジュールで交換可能にする場所。

モジュールオンモジュールの場所にはストラクチャーを大量に置いたモジュールにしたり
MagnorailやFaller Car-systemを入れても良いかもしれない。
手前のモジュールを変えるだけで撮影時に絵替わりになるというメリット。
こうする事でジオラマ制作欲も満たされるし将来的に拡張したい場合の接続場所にもなる。
Railjet 1編成くらいは収まるのでヤードとしても便利。

まだあくまで構想だし予算考えずにポイントも置いているので更に削るかもしれない。
Weichen Walterのセンターレールも何メートル必要なのか計算しなくては。
しかし少しずつ始めないとあっという間に2019年が終わってしまう。
割と急ぎで実行しようと思う。



2019年2月10日日曜日

Peco H0 Code100 レールの3線化:配線&走行

先日開始したPeco H0 Code100 レールの3線化の続き
2019年2月7日木曜日「Peco H0 Code100 レールの3線化:テスト開始」

走行動画

今回は配線から走行テストまでいっきに行った。
と言うのも思ったよりスムーズに事が進んで、想像以上に簡単な作業だった。
まずは動画から。


ESUのLokSound V5を搭載した最新のV60が3軸&巨大シューでK-Gleis 2275ダブルスリップを
通過する時想像以上にガタガタしていた。
今回Peco Code100でやってみるとスムーズ、欧州の人もどうやら走行に問題がないか注目していた
人も多かったようで早めに動画を作って良かった。

配線

続いて作業の詳細を自分用にメモ。
まずは電気的な繋がりをテスターでチェック、Code100のダブルスリップにはElectroFrogがなく
仕方なくInsulFrogを購入したけど特に問題なかった。
InsulFrogと言う事もありトングレールの方向に関係なく常にすべて導通してる。
(知らない人のために、ElectroFrog=フログは導通 / InsulFrog=フログは絶縁 )

3線式だとすべて導通してるとシューがまたぐので都合が悪い。
以下の写真の場所をすべてカット、トングレールの基点パーツだけ歪まないように注意する。

続いてシューがまたぐ所をすべてFrogJuicerで自動極性反転させるのでコードをハンダ付け。

表の中央のレールは出来るだけ中央でカットする、これで電気的に4つの島に分かれる感じになる。
ハンダ付けした時に中央のレールのプラスチックが溶けて曲がってしまったのでこの後
瞬間接着剤で修正した、次回は熱が伝わりすぎないように注意する。

Weichen Walterのセンターレールを取り付ける。
以下の写真のように中央は楕円にした方が良い、今回は予備のセンターレールを後で追加した。

すべてのセンターレールを導通させる。

センターレールとFrogJuicerに行くコードが接触しないように注意する。

初めてWeichen Walterのセンターレールを付けたので汚いけどまったく問題ない。

センターレールに熱を伝えて枕木に埋め込んだのでCode83/75用でも問題なかった。
逆にこの方法だとCode100用は高すぎるかもしれない。

Peco純正のPL-10Wポイントマシンを直接付けるとセンターレールのように飛び出すので絶縁する必要がある。

K-Gleis用のセンターレールジョイナーは枕木の間隔が違うので使用不可。

Code83/75用のジョイナーも使用不可だったのでK-Gleis用のジョイナーを使用した。

シューが短い車両は問題なかったけど、ESU V60のように台車もなくシューが長いと中央の
レールの角へぶつかってショートするので絶縁した。

これでまったく問題なく走行する、Hex Frog Juicerが忙しく作動する。

テストレイアウトはこんな感じ。
ダブルスリップの中央4カ所をHex Frog Juicerで自動極性反転。
Peco純正のポイントマシンPL-10WはDCC ConceptsのDCD-ADS8FXデコーダで制御。

速度は超スローにしたり速くしたり、引っかかる所はセンターレールの角度を少しいじって調整。

とは言えそんなにいじってない、大きくは先ほど書いたように中央にセンターレールを追加したくらい。

とりあえず短い車両で、しかもシューが大きな車両が問題なくなったのでこれから他の機関車も
少しずつテストして様子を見る予定。

追記:
K-Gleis 2275 ダブルスリップとの比較




2019年2月9日土曜日

Zimo新デコーダ発表

去年経営破綻から再起動して生き残ってくれただけでもうれしかったけど
まさか新デコーダを開発していたとは。

http://www.zimo.at/web2010/

Zimo

一応Zimoを知らない人のために…Zimoはオーストリアのデコーダ、コマンドステーションのメーカーで
主に同じオーストリアのRoco(と傘下のドイツFleischmann)へ提供してる。
Roco/FleischmannのZ21コマンドステーションも中身はZimo。

新MS-Decoder

今年1月1日にESUがLokSound V5を発表し、遅れる事1ヶ月でZimoもパワフルなデコーダを発表。


スクリーンショットをドイツ語で撮ってしまったのでそのまま英文をいくつかピックアップ。
CPUが32-bit ARMになり、既存のZimoのデコーダはすべてこのMSシリーズに置き換わるとの事。
MXシリーズもしばらく同時に販売する模様。


新しいMSシリーズは完全にmfxに対応するそうで、ESUと肩を並べる。
ESUのM4と差があるのかどうかは良く分からないけど
「They are fully mfx-compliant both in terms of registration and operation.」
と書かれてる事から登録だけではない何かがあるのかも。
Märklin Central Stationでも自動登録可能に。Z21も対応するかもしれない。


新機能の一覧
・16 bit audio of the sound samples as standard, 8 bit for simple sounds and 'old' sample files MX-Decoder for comparison: 8-bit for all sounds.

・22 kHz standard sample rate, but also (adjustable by the sound project) Channels with 11 kHz for simple noises (e.g. announcements) and 44 kHz for HiFi sound quality.

・128 Mbit sound memory for 360 sec playback time (with 16-bit and 22-kHz standard samples); MX decoder for comparison: 32 Mbit for 180 sec with 8-bit sample reads.

・Combine channels with different bit resolutions (8, 16) and sample rates (11, 22, 44 kHz) for many additional sound minutes.

・16 sound channels, simultaneously playable, separately adjustable, with larger decoders distributable to two speakers; MX decoder for comparison: 6 channels.

・Tone adjustment of the driving noise (e.g. chuff sounds, diesel engine) by CV adjustment of high and low pass filters.

・Overcurrent protection for function outputs with a new method to prevent unnecessary shutdowns at short-time exposures (start-up cur-rent of light bulbs).

・Expanded ZIMO HLU technique by introducing direction bits (this will be implemented also in MX decoders via SW update - therefore no real MS feature).

ESUと同じく16bit(44khzまで対応)になり音質が向上。
メモリ128Mbit(16MByte)になり、16チャンネル同時再生可能に。
ハイパス・ローパスフィルターまで搭載。新しい過電流保護機能。
HLUは信号に合わせた制御が出来る機能、LenzのABCのような機能で互換性もある。
自動往復運転が出来るかはまだわからない。

Z21も同時に強化されれば自動登録なども出来るようになるかもしれない。
そう考えるとZ21 Ver2のようなものも出るかも知れない。
Zimoが元気で良かった!