The Nameless City: 6月 2017

2017年6月29日木曜日

Märklin-Händler-Initiativeについて

いよいよEUのショップでもサマーセールが始まり、仕事からの逃避でつい色々見てしまう。
たまに購入しているModellbahnshop Sebnitzもサマーセールが始まって全品10%オフ。
欲しい物がたくさんあったけど、先日Youtubeにコメントを頂いたmfx+デコーダについて
最新のものでテストしたかったのでMärklinの2017年モデルの何かを購入する事にした。

Telexカプラーを試して見たいので今年のV90モデルを購入しようとLippeのWishlistに入れていた。
ところがV100だけどSebnitzで売られているのを発見。もちろんTelexカプラー付き。
古いのかと思ったけど2017年モデルで出たばかりのものだった。
製品名の後ろに (MHI)と書いてあって、何の事だろうと調べてみると面白いシステムだった。

自分がぽちったらSOLD OUTになってしまった。

このMHIと言うのは「Märklin-Händler-Initiative」の略で正規販売店で優先的に購入する事の
出来るシリーズを指す。
正規販売店ならどこでも同じ物が買えるのかと言うとそうでもない、メーカー側とどういうやり取りが
あるのかは想像できないけど販売店によって購入できるものが違う。

考え方として各販売店に満遍なくお客さんが来てくれるようにメーカー側が配慮してくれるシステム。
そんな感じに思える。

具体的にMHIシリーズを扱っている販売店を調べる事が出来るサイトを見つけた。
Märklinが直接運営してるサイトなので間違いないはず。

残念ながら日本は調べられないけどHRSさんを見てみたらMHIシリーズがあるようだった。
実際あるか分からないけどEUの特定の店のMHIシリーズを日本で買えてしまう場合はその店は輸入代行
するだけで正規販売店ではないと言う事が分かってしまう。

MHI販売店を調べるサイトで自分が良く使うショップを検索すると面白い結果が出た。
MärklinグループでもTrixやLGBも店によってあったりなかったりするようだ。
MHIのV100を購入したSebnitzはもちろん入っていて、良く買うLippeは何もない事がわかった。
どうしてか調べてみるとドイツ語のフォーラムに書き込みがあった。
その書き込みによるとLippeは巨大化しすぎたようだ。
過去にMHIシリーズを扱った事があるけど今は扱ってない。
EUに小さな模型屋さんがたくさんある理由が少し垣間見れた気がする。
他にオーストリアのMemobaもMHIだった、ドイツのModellbahn Unionは検索に出なかった。
そういえばRoco製品もオーストリアのMemobaで先に販売開始する気がするのでやはり
地元優先だったりするのかもしれない。






2017年6月27日火曜日

Roco 79242 Rh1116 Nightjetなどが届く

予約していたNightjetのAC版がDC版に遅れる事1週間ほどで入荷し他の物と一緒に即注文、本日届いた。

まずはトラッキング。
ドイツから発送されてから日本へ3日で届いていて早いと思ったけど国内でそこそこ時間がかかった様子。
それでも発送から約6日なので早い。

安定のLippeの箱。

最近のLippeはまたプチプチではなくなってしまった。

中はいつもの箱 in 箱。

更にプチプチじゃない梱包材。

ROCOの箱が高級機と同じ箱。統一したのかもしれない。

今回購入したものたち。
Roco 79242 Rh1116 Nightjet
FALLER 180455 機関庫用の機械
Viessmann 4161 架線柱を追加
ESU 50114-BWARE ESUのMobile Control II 初のB-ware、
Woodland Scenics WJP5654 照明ユニット
Roco 40271 クロースカプラー

Nightjet誕生のニュースを書いたのが去年9月24日の投稿
1年経たずに製品化するスピード感が素晴らしい。

客車はおそらくRocoではなく先にCity Night Lineなど製造しているL.S.Modelsなどから出ると予想。
しかも実写も現在進行形で順番にラッピング変更が行われているので模型化も徐々に進んでいくと予想。
少しずつそろえて行こうと思う。


そして結局買ってしまったESUのMobile Control II。
B-Ware品で60EUR近く安かったのでついぽちってしまった。
出戻り品で一度お客さんの手に渡っているが即戻っている物、もしくは新古品的なもの。
箱にダメージはなかった。

中身も揃っているしケーブルをほどいた形跡もない、本体に指紋がついていたけどおそらく
動作チェックの時についたものだと思われる。

このスロットルはECoS本体と同じかと思ったらすごく指紋の付きやすい塗装。
本体もすごく指紋がつきやすい。

さっそく充電開始、バッテリーは空っぽだった。

立ち上げてまずは言語を英語にして、Androidのバージョンを確認すると4.1.1。
Jelly Bean世代なので2012年のOS。現行のアプリはほとんど動かないだろうけどブラウザなど
最初から入っているアプリは使えるので普通にスマホ感覚。
動作は多少もっさりしているけど問題ない。
仕事が落ち着いたらECoSと接続しよう。




2017年6月25日日曜日

HOモジュール25:プラットホームに石膏を流し込む

Auhagen 41201プラットホーム壁面を設置して中は石膏を流し込むことにした。
今回使う石膏は2年前に購入してあったTOMIXのシーナリープラスター。

石膏はWoodland Scenicsの軽量石膏しか使った事がなかったので、こんなに粒子が荒いのは初めて。
しゃかしゃかしてもつぶつぶが結構見える。前と同様に電動歯ブラシでぶるぶるさせて気泡を取り除きながら。

説明書通りだと結構どろっとしてて伸びないタイプ、ここに使うべきじゃなかった。
名前の通り造形に使いやすいタイプ。
そして結構こぼれてしまってマスキングすれば良かった。

6時間後見てみると溢れるほどだったのに結構収縮して部分的に沈んでいる。
モジュール間をカッターで少しづつ切断したけど粒子があらいので普通に大きく割れてしまう。
やはりプラ版で上は覆うべきか?と思ったけどかなり古いプラットホームだとコンクリート壁面に
中は土を敷き詰めただけと言うのも見るのでそういうイメージでも良いかも知れない。
どうするか追々考える事にする。

そして先日Youtubeにコメントを頂いて驚いた事があったのでメモ書き。
ESU 50210 ECoS 2.1 Automatic detection and registrationの動画はとてもつまらない起動と機関車登録を
ひたすらストップウォッチで計る動画だけど、まさかその動画にコメントしてくれるとは。
ありがとうAndersさん。

この方2度コメントをくれて1度目は「確かにつまらないビデオだね。ESUのデコーダの方が良いね」
と書いていた、その後そのコメントを消してある事に気付いたらしく新しくコメントをくれた。

「そのMärklinの機関車はOLD mfx+デコーダだと思う、mSD3デコーダは試した?
たぶんもっと登録は早いと思う、もしくはECoSのバージョンを最新に」

ざっくりこんな事を書いてくれた。
確かにこのBR64 型番39644はクリスマスセールで安かったから古いかもしれない。
しかし公式サイトや箱にはmfx+と書かれている。

mSD3デコーダは別売りデコーダで通常のmfx+と何が違うのか良く分からないけど
とりあえず食わず嫌いも行けないのでいずれ最新のMärklinの機関車を購入しようと思う。




2017年6月24日土曜日

HOモジュール24:下地処理とプラットホーム制作

可動部分にマスキングをしてレールにプライマーを塗布。
スプレーではなく筆でやってみる事にした。

金属へのプライマーについて調べるとガイアのマルチプライマーが一番食いつきが良いらしい事がわかり購入。
中身はミッチャクロンと言う製品と同じ物。

塗布後、写真ではわからない。クレオスのプライマーに比べて筆で塗りやすかった。

15分ほど乾かした後Woodland ScenicsのTrack Painterでいっきにレールを塗装。
Track Painterは替え芯が一応1本ついてくるけどK-Gleisでは犬釘部分でどんどん劣化して
結局これ全部塗装するのに他のTrack Painterの分も出して4本使ってしまった。
しかも結構むらがある、これは後程バラスト塗装の際にさらに塗装するので大丈夫だと思う。

Track Painterの後はポポンデッタの下地用塗料で地面全体の下地処理。
後でほとんど見えなくなるけど食いつきを良くするため。

続いてAuhagen 41201プラットホーム壁面の設置開始。
フルスケールの車両で現物確認しながらギリギリをせめて設置。
Gクリアで接着しながらだと微妙に調整しながら設置できて便利。

以前書いたけど高さが7mmなのでK-Gleisを走る車両のほとんどは接触しないと思われる。
とは言え一応接触しない場所を上から確認した。

設置完了、ここに石膏を流すかスチレンボードで埋めるか考え中。

端は現物合わせで削っては確認を繰り返して接着。

バラストのイメージはウィーン西駅のヤードを参考にしようと思う。
引用元Wikipedia:
https://de.wikipedia.org/wiki/Datei:Railjet_Wien_Westbahnhof_1.jpg



Warhammer 40k 日本語版インデックスなどが届く

先日Gamesworkshop公式サイトで購入した時に輸送サービスを指定したFastestのサービスではなかったので
バウチャーで返金をしてくれた。
そのバウチャーを一部使って日本語版インデックスと公式サイトでしか買えないユニットをいくつか購入。

前回消費税の支払いがあると困るのでトラッキング付きの輸送を頼んでいたけど、結局免税されていた。
と言うわけで今回は10000円以上だと送料無料なので通常のトラッキングなし送料なしでお願いしていた。

すると驚いた事に本日到着。
Gamesworkshopから出荷したと連絡が来たのは日本時間4日前。
前回Fastestで頼んだけどミスでFastの輸送サービスになり6日だった。
送料無料の方が早いと言う謎の展開。その代わり免税されてなくて消費税の支払いが発生した。

しかもよく見ると送料無料のサービスはロイヤルメールと聞いていたけど、またUPSのExpeditedで届いている。
と言う事はトラッキング番号あるんじゃないか?と思って箱をよく見ると書いてあった。
以下がトラッキング状況。
これを見ると発送は前回とほぼ同じ約6日前だった。メールは恐らく土日挟んだ後に手動で送っていると予想。
Gamesworkshopがいい加減なのか前回悪かったよって事なのか分からないけど、保険付きトラッキング付き
を選択してくれていたようだ。つまりFastと同じ。

その代わり免税処理されていなくて税金の二重取りをしているのでどうかと思うけど。
また日本の代理店の頭を悩ませてしまうのも気が引けるのでブログに書くだけにする。
言った所でじゃぁバウチャーで返金するね!って言われても困るし。

今回届いた箱は前回よりもきれい。

中の梱包材は相変わらず入れてみた系で役にたっていない。

公式サイト限定のユニット5種類。詳しくないので分からないけど1つは昔懐かしい感じの
柔らかい金属で出来たミニチュアで、他4つはおそらくレジンキャスト。

そしてわざわざなんで公式サイトで買うんだよ!って怒られそうな各種インデックス。
バウチャー使って購入したかったんです。

インペリウム1の背表紙がウケル。これ国内に入ってきているのも同じだろうか?

各ユニットのデータ本になるけど、前に出ていたコデックスから比べると価格がだいぶ安くなっているらしく
その代わり設定など詳しい事が省かれ、複数が1冊にまとめられているっぽい。
しかも新版ルールではこちらしか使えないのでコデックスをすべて購入していた人でも新版ルールを
プレイするにはインデックスを買い直す必要があると言う。商売上手なGamesworkshop。
友達がコデックスをすべて持っている事を先日知ったので今度見せてもらおうと思う。





2017年6月23日金曜日

HOモジュール23:追加レール固定など

HOモジュールレイアウトも少しずつ進めるため簡易的なモジュールの設置を考えてみた。
追加でいくつかパイプを購入してヤードだけを楽しむ設置方法。

ヤードのみの設置であれば45cm x 300cmほどに収まるので作業も片付けも楽。
追加したレールも固定して最近制作していたストラクチャも置いてみた。

再度フルスケールの車両でクリアランスの確認、機関庫はBR64など小さい機関車用だけど
フルスケール車両も接触せず入れる事ができた。

当然はみ出てしまうけどこういうありえない状況も面白い。

設置予定のない駅舎を置けそうな場所を見つけたので仮設置。

こちらもクリアランスを確認、ぎりぎりなので加工するかもしれない。

隅っこだけど良い雰囲気になりそう。

ただ隣にTrain-Safe Visionが来るので駅舎自体斜めに設置しようと思う。

作業用の照明なども設置したので仕事の合間を見て次はマスキングしてメタルプライマーをレールに塗る予定。
いっきにスプレーでやるかどうか悩み中。




2017年6月21日水曜日

シタデルエアー/ファレホエアー/Dark Imperium

最近バタバタしていて鉄道模型ではなくミニチュア塗装や塗料の勉強しかしてない。
しかしRocoのNightjet 1116 TaurusのAC版がDC版に遅れる事1週間ほどで入荷。

予約していたのでさっそくその他細かいものと一緒に注文。
このStatusがQuality controlになっている時が一番わくわくする。
実際見れないから本当か分からないけど動作確認などはしてくれるそうなので安心。
そしてRocoの機関車はクオリティ高いのにサウンド付きでこの価格、素晴らしい。
予約特典価格的なものかもしれないけど。

かわってシタデル関係、先日到着したCITADEL BATTLE FIGURE CASE。
一番安いSKIRMISH CASEを取り寄せお願いしていたけど国内にないようで在庫のあるこちらを注文。
外側はペリカンケースのような感じだけど防水防滴ではないし素材が薄いので衝撃も弱いと思う。
ただ落下や接触はまったく問題なさそう。

ミニチュアをこんな感じで保存することが出来る。
よく考えられていて大型のものも入れる事ができるので工夫次第で色々な使い方が出来る。
普通に仕事でも使えそう。

一番安いSKIRMISHの倍の容量。高さが4cm超えるようなものは1段抜いても良いかも知れない。

次にエアブラシについてもう少し研究してみた。
Youtubeでエアブラシを使ってシタデルやファレホの塗料を使用している人を見ると前回書いたように
まず圧力を高めにしている、ただこれは自分の機材では彼らの言う半分以下の圧力しか出ないので
どうにかこれでしばらくはやっていきたい。

妻の助言もあり塗料の特性として溶剤が気化する絶妙なバランスがあるはずなので
むやみに溶剤を追加するべきではないと言う事が分かった。
YoutubeでHowToを公開している人のなかにもあまり入れない方が良いと言う人。
水のみを使うべきと言う人がいた。
専用の溶剤は確かに薄めるためのものだけどシタデルやファレホは入れ過ぎると逆に硬化が
早まるのではないのかと言う事。

ものは試しと言う事で、水をちょっと+シタデルエアーを少しだけ入れて試して見た。
そして10体ほどのミニチュアを塗装してから取り出したニードルがこちら。
ほとんど付着していない。やはり科学は大切。想像もつかなかった。
シタデルエアー専用のシンナーは12mlで他と同じポットなので少ないのではないかと
思っていたけど、あれはほとんど入れてはいけないものだと言う事がわかった。
水をほんの数滴入れるだけで大丈夫。

エマルション系アクリル塗料の使い方が分かってきた。これはおそらくアクリルガッシュなどでも同じはず。
ちなみにImprerial Primerやサーフェイサーはサスペンション系だと思うのでまた違う。

仕事のあいまに作業しやすいミニチュア塗装も進む。
シタデルカラーの素の状態でもハイライトはある程度入るけど、実際にハイライトを
エアブラシで塗装してみる。
左が塗装前、右が塗装後。写真では差が少ないけど実際には結構違う。

続いてエアブラシの洗浄について。
バラさずに奥の固着した塗料をきれいにしたいと妻に話していたら超音波洗浄機と言うのがあると。
妻がいた研究室にあるのはガチなやつらしいので全然違うけど、市販のものでエアブラシに使えるのか
検索してみると、当たり前のようにモデラーの皆さん使っていた。

と言うわけでシチズンが出している時計やメガネ、入れ歯なんでも洗浄できる超音波洗浄機を購入。

なかなかデザインも良くてコンパクト、メガネも洗おうかと思う。

先程書いたようにほとんどニードルが固まらないような使い方を覚えたのでエアブラシ自体まだ汚れていない。
仕方なくカップにシタデルカラーをたっぷりつけてしばらく放置。
実際完全に固着するには2~3日らしいけど、エアブラシ想定なので15分ほど放置。

試しでジップロックに入れてやってみた。あいだに厚めの袋があっても超音波は届いた。
わずか数秒で塗料が分解されていき、もやもや煙のようになって水に溶けだす。

3分ほどでほとんど水に溶けて、中に少し残ったものはキムワイプで1度でふき取る事ができた。

その後エアブラシ本体をバラさずに入れてみると、きれいにしていたつもりだったけど
どこからどもなく煙のように塗料が出てきた。これは毎回やるべきな気がする。
何回かに一度は全部バラしてグリスもちゃんとつけようと思う。

さらにエアブラシでミニチュア塗装について調べていた時、なぜか皆さんシタデルエアーは
使わない、パーツの一部分に使っている人もいるけどメインではない。
自分が見た人全員が使っていたのがファレホのアクリル塗料。
エアブラシ用が豊富でシタデルより安い。

シタデルエアーは2色しか買っていないので思い切ってエアブラシ用はファレホにする事にした。
16色セットと一応専用シンナーをボークスのサイトから購入。
見た感じシタデルエアーよりサラサラしていて頼りなさそうに見える。
アイドロップタイプのポットなのがファレホの特徴で、さらに調色がシタデルよりもやりやすい
と言う事なので使ってみようと思う。

続いて本日届いたWarhammer 40kの最新ルールセット、17日に発売したてのDARK IMPERIUM。
英語版だけどコアルールの日本語版を公式サイトでダウンロードできる。
最初日本語版出たら買おうと思っていたけど、しばらく出る様子がなさそうだった。

中身一式。パッケージの外も中もアートワークが素晴らしい。

Warhammer 40kの歴史がつまったエッセンシャルブックは280ページのボリューム。

アートワークだけでも買う価値がある。

他に付属のミニチュアやそれぞれのインデックス、ダイスやメジャーなど。
一緒に遊んでくれる友達も見つけたので余裕がある時やってみよう。
最新の全インデックスもGamesworkshopから出荷済み。