The Nameless City: 11月 2018

2018年11月16日金曜日

ECoS:ECoSnifferを使ってZ21でコントロールする

ECoS:ECoSniffer

ECoSについているSnifferポートはECoSnifferと名付けられていて実際背面にそう書いてある。
SnifferはSniffing=クンクン嗅ぐ事からもわかるように他のコマンドステーションのDCCの通信データを
採取してあたかも自分が通信してるかのように見せかける。
若干レスポンスは悪いけどz21アプリでECoSが操作できるのは楽しいのでオススメしたい。
ちなみにZ21(黒)もSnifferポートがついてる。

まずは動画から。
注目はZ21アプリ同士操作が反映されてるのはもちろんだけどECoSも同時に動いているところ。

Snifferの接続

Snifferを使った操作は便利で楽しいけどDCCは古く枯れた技術なので相互通信するわけではなく
上流から下流へDCCの通信が流れるだけ。

接続は簡単、z21(他のコマンドステーションでもOK)のトラック用出力をECoS側の
ECoSnifferへ接続するだけ。
これでECoSはz21が出したDCCの通信を受信する(画像のように2台同時につなぐと壊れます!)

余談だけどZ21シリーズは3つある。
Z21(黒)フルスペックモデル
z21(白)いくつかのインターフェースとデコーダへのサウンド書き込み機能が削除されてる。
z21 Start(白)更にWiFi機能がOFF、アンロックコードを購入するとWiFiがONになりz21(白)になる。
z21とz21 Startはどちらもスターターセットに入っている廉価版、ショップによってはばら売りしていて
かなり安く手に入る事がある。

追記:
z21 Startのアンロックコードの入力にはZ21 Maintenanceソフトを利用するようです。
Windows版しか現状なくMacOSの人はアンロック出来ない事になります。
Roco公式のアンロックインストラクションの動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=vFD-v9q5Hoc
また輸入した場合はルーターが技適を受けていない、ACアダプターもPSEマークなしだと思うので
自己責任で利用してください。

テーブルトップレイアウト

今回のレイアウトはシンプルテーブルトップレイアウト。
2線式がRoco-Line W. Bedding、3線式がMärklin C-Gleis、すべてのポイントにデコーダがついてる。
前回解説したようにRoco-Lineのダブルスリップはスプリングポイント化してるのでフログレールは
Tam Valley DepotのFrog Juicerで極性を反転する。
(前回コメントにも書いたけどオートリバース系モジュールは隣り合わせにしないように注意する)

Märklin C-Gleisのダブルスリップ

Märklin C-Gleisのダブルスリップは2Wayでモーターも1つ、デコーダも1つなので前回の
Roco-Lineの4wayの設定とは異なるのでまずはMärklin C-Gleisの設定から。

前回のスロットの近くにMärklin C-Gleis用のポイントも設定する。

Märklin C-Gleisのダブルスリップは2wayなので単純。

他にポイントが2つあるので追加。

無理やり作ったレイアウト画面。ECoSは古臭いインターフェースできれいに出来ない。

実際に動作確認したら左と右のポイントでアドレスを間違っていたので修正。

Sniffer addressの設定

z21で操作した機関車のアドレスをECoS側で再割り当てする事ができるので設定する。
まずはESU V90はECoSもz21も同じ1021にした。

MärklinのKöf IIはmFxなのでz21からはDCCアドレスで操作できるようにする、今回1023にした。
ちなみにMärklinのmFxデコーダはDCCアドレスも持てるので普通にDCCで操作する事も可能。
私はmFxの自動登録機能を使っているのでmFxのままになってる。

Z21アプリの設定

続いてZ21アプリでレイアウトや機関車を設定する方法。
タブレットが一番やりやすいのでiPad miniで設定。今年2018年から新しくなったZ21アプリ。
右にあるLayoutsをタップして設定画面へ。

左下の+マークをタップしてEmpty Layoutを選択、Nameは日本語OK。

メインメニューに戻って左のControl Stationをタップ。

右上の+をタップするとポイントやアクセサリがずらっとでる。

Double slip switchを選択する。

選択された状態で右上の鉛筆マークをタップすると設定画面が出る。

ECoSで言う4wayなので2つのデコーダのアドレス50と51を入れる。

Z21が標準ではアクセサリーのアドレスに+4しなければいけない事を思い出して54と55に変更。
Z21-Maintenanceソフトから+4にしない設定にする事も可能。

メインメニューから操作画面へ戻ってテストしてポイントの分岐方向をアイコンへ合わせる。
ECoSでは出来なかった分岐方向の逆転はこのStateで設定する。

自動保存はないので左上のディスクマークをタップして保存を忘れずに。
今の若い人はフロッピーディスク知らないと思うんだけどな、ここだけ古臭い。

操作画面のダブルスリップはこんな感じ、旧Z21アプリと違いアドレスも出ているので便利。

Control Stationへ戻って設定続行、アイコンは中央のオレンジ部分を2本の指でピンチする事で
回転させる事が出来るので水平にした。

見た目もちゃんとしたいのでRail Straightを追加。

左上のグリッドとグリッドへ吸着マークをタップして揃えるときれいになる。

ダブルスリップを選択して4つの小さいオレンジ色の四角を押したまま動かしStraightへ吸着させる。

 続いてMärklin C-Gleisのダブルスリップの設定。2WayなのでDouble slip switch simpleを選択。

その他のポイントも設定していく、通常のアドレスに+4を忘れずに。

動作確認をしたらまたアドレスが逆な事に気付いて戻した所。

レールを良い感じに配置。
そういえば旧Z21アプリと違って背景に写真を設定する事ができなくなってしまった。

続いて機関車の設定。写真をその場で撮る、これこそスマホ/タブレットの利点

Roco製の機関車であれば左下の+からLocomotive Databaseを選んで。

Article Numberの入力欄が出るので購入した製品番号を打ち込む。

今回試しに73238にしてみる、ネットにつながっていればLoadingが出る。

製品がサムネールと共に表示される。

タップすると詳細が出るので間違いがなければCreate vehicleをタップ。

Loading Functionsなどが表示される。

このようにファンクションの設定などすべて自動で登録される。
新製品はすぐには登録できないのが難点。発売後1か月後くらいに試すといいかも。

機関車の削除は左下の鉛筆マークをタップしてからマイナスマークをタップ。

もしくは左の機関車リストを左へスワイプでDeleteを出して削除でもOK。

Z21アプリはタブレットだと2つ出すことが出来て便利。

片方をレイアウト画面にする事もできるし、どちらも最大化する事もできる。

レイアウトを最大化した所、ポイント制御だけZ21でDCC制御するだけでもかなり便利に。
今回解説しないけどECoS同様ルート設定も出来るので巨大ヤードなども簡単にまとめられる。

作ったレイアウトや機関車のデータベースはLayouts画面からExportすることが出来る。
今回は同じWiFi内のZ21アプリへ直接送るけどメールなどで送る事もできる。
文字化けしちゃってるけど対象のiPad mini4へ送って見る。


タップすると相手側の操作待ちになる。

こちらがiPad mini4の画面、受信するかどうか聞いてくるのでInstallを押す。

転送が終わると機関車の写真もレイアウトもすべて同じ。

一応確認して動作確認もしておく。

Snifferを使った便利な利用法は海外でもあまり周知されていないようで、昔アップした動画でも
どうやってるのか良く聞かれる。
日本でやってる人がどれだけいるか分からないけどコマンドステーションが増えてしまったら
それぞれ良い所を活かした操作方法を見つけるのも楽しいかもしれない。

最後にもう一度動画。


関連:
2018年11月12日月曜日「Rocoデコーダ付きポイントマシンとECoSの設定」
2018年11月14日水曜日「ECoS:ルート設定」

2018年11月14日水曜日

ECoS:ルート設定

がっかり Roco 42624 Digital Switch Drive

前回Roco 42624 Digital Switch Driveをダブルスリップへ組み込んだもののデコーダ側で分岐を
反転させる事ができず、ツイッターやコメントで助言を頂き色々チャレンジ。
Fuka-Pさんから機関車の進行方向を決めるCV29。
BergMontagneさんからGeoLine用のポイントデコーダの反転設定CV34。
(追記:ZimoのアクセサリーデコーダのCV2)
そして手元にあったViessmannのポイントデコーダの形が似てるのでCV36。
しかしどれもダメだった。
YaasanさんからCV8をReadしてManufacturerIDを調べて見たらどうか?と助言を頂き
DSbluebox、ECoSでやってみるとCVのReadにそもそも対応してないブラックボックス。
と言うわけで一旦諦めます。皆様助言ありがとうございました。

RocoポイントデコーダとESU ECoSの問題点

これはどちらが悪いと言う話ではなく、実はどっちも悪い。
まずRocoのこのポイントデコーダはZ21で利用する事を前提にしてるのか分岐の反転はZ21アプリで
見かけ上で反転させて見せて使ってねと言う事になる。

ESU ECoSは逆にZ21アプリのようにソフト上で反転させる機能がなく、デコーダ側が方向を覚える事が
出来てしまう場合ECoSを再起動しても必ず同じ分岐方向なのでどうにもならない。

Rocoは他社製品のようにデコーダの設定で分岐側を変えられるようにしてほしい。
その分低価格とも言えるけど実際はDCC Concepts製品の方が安いし何でもできる。
ESU ECoSは何とかアップデートでZ21アプリのようにソフト上で反転できるように対応してほしい。

ルート設定

ダブルスリップはポイントが2つ並んだものなので見た目を気にしなければルート設定でごまかせる。
まずはECoSでの通常のダブルスリップの画面。ちょっと変だけどシンプル。

ダブルスリップアイコンをクリックするとずらっと分岐方向が出て選べるので分かりやすい。

ただしレイアウトに大量にあると複雑極まりない。
私は自分の独自ルールで設定したので見た目ほど複雑ではなくわりと簡単。

ダブルスリップアイコンでベストはやはりZ21アプリ。全メーカーこれを参考にして欲しい。


何て事を言っていてもしょうもないので、ルート設定でダブルスリップを簡単操作させてみる。

前回作ったアイコンを使うので設定方法は前回参照で。
2018年11月12日月曜日「Rocoデコーダ付きポイントマシンとECoSの設定」

スパナマークをクリックし左から2番目のルート設定アイコンをクリック。

同じ画面のどこでも良いのでスロットを選択すると画面に出ていたポイントが選択できるようになる。

ポイントをクリックすると分岐の切り替えが出来るので設定したい方向にしてチェックを入れる。
この場合まずはダブルスリップの下側ルートを設定する。

上のタブのPropertiesをクリックして名称も決めて置く。
DKW-Aの「L_btm-R_btm」にした、意味はダブルスリップの「左_下-右_下」

レを押して戻るとこんなアイコンができる。

続いて隣のスロットに別のルートを設定する。

今回は「左_上-右_上」

スパナマークを押して戻り、動作チェックもする。
成功すれば2つのポイントが順番に動くはず。

更に追加していく、これは「左_下-右_上」

続いて「左_上-右_下」4-Wayなので4つのルートが完成する。

次にレイアウト画面に移って、右下のスパナマークを押して左のポイント設定マークを押す。

レイアウト上の適当な所を押すとポイント選択画面になるので、まずはポイントを設置。

1つ目はアドレス50のポイント。

続いて隣にアドレス51のポイントを選択。

こんな感じで設置される。右のポイントがダブルスリップ的におかしい。

下の回転マークを押してポイントをクリックするとぐるぐる回るのでダブルスリップ風にする。

続いてルートアイコンを設定する。下のアイコンの左から2個目白丸ポイントアイコンをクリック。

すると先ほど設定したルートがでるので、まずは「左上から右下」へのルートを設定。

レールに丸いマークが出るこれがルートボタン。

次に「左下から右上」ルートを設定。

これを対角線上におけば4Wayダブルスリップのうちの2Wayが完了。

空いてる所にレールで穴埋め。

とりあえず置いてから。

回転アイコンをクリックして。

回転してダブルスリップの完成。

左右に直線も足して見栄えを良く。

更に残りの2Way、上→上、下→下ルートを追加。

どんな動作になるのか動画にした。

上→上、下→下ルートはレールは逆になってしまうけどルートアイコンの光っている方で判別できる。

ルート設定はダブルスリップに限らず巨大なヤードなどで1クリックで全ポイントを動かす設定にしたりと
とにかく便利な機能なので応用していきたい。
ルート設定画面の一番右のタブConstrainsはルート動作と同時に他のアクセサリーやS88など
トリガーを設定する事も出来るのでそこそこ複雑な事がECoS上でも出来る。
さらにPCソフトウェアと組み合わせれば無限の可能性がある。

次回はECoSのSniffer Portを使ってZ21と連携させてダブルスリップを操作する設定。

関連:
2018年11月12日月曜日「Rocoデコーダ付きポイントマシンとECoSの設定」
2018年11月16日金曜日「ECoS:ECoSnifferを使ってZ21でコントロールする」