The Nameless City: 構造・仕組み
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2019年12月17日火曜日

PIKO ICE4 スピーカー増設と室内灯搭載編

PIKO ICE4のエントリーにコメントを頂いて書こうと思っていたスピーカーと室内灯に
ついてすっかり忘れていた事に気付いたのでさくっと記録。
前回→2019年11月6日水曜日「PIKO ICE4 詳細編」

まずはスピーカーから。
以前のエントリーにも書いているけど純正スピーカーがオプションにある。
2019年11月8日金曜日「ZimoのKATO ICE4用デコーダについて」

しかしModellbahn Unionくらいにしかないし9EURするので似たものを国内で探すとaitendoで発見。
1000円以上じゃないと発送できないので違うものもいくつか購入。
届いたのは11月8日。

[商品名]:スピーカ(8Ω0.8W)[SPKU-2516-808]       200 円 x  2 個       400 円
[商品名]:スピーカユニット(8Ω2W)[SPK3025R008B]       200 円 x  2 個       400 円
[商品名]:スピーカ(8Ω2W)[SPK1635-8Ω2W]       200 円 x  1 個       200 円

純正だと1000円するものが200円。
角を少し削る必要があったけどピッタリ!

そしてハンダ付けしたのが11月16日。デスストのせいで忘れてた。

ピッタリ収まる。

さっそく鳴らしてみた動画をツイッターにアップ。

続いて食堂車の室内灯取り付けをようやく開始。

室内灯は食堂車しかまだ買えていない、中間車用も出てるけどLippeになかなか入荷せずタイミングが合わない。

以前もあけてるけど台車付近にあるネジでボディを外す。

食堂車の中。

こちらもちゃんとコネクターが用意されていて素晴らしい。

食堂車用の室内灯は通路用にもLEDがついてる。

コネクターを通すスリットもあって至れり尽くせり。

室内灯を付属のネジで固定。

コネクターを刺して余ったコードはアセテートテープで固定。

さすが純正、ばっちり通路も照らす。

調理場側。

点灯テスト。

通路側も良い感じで照らされてる。

欧州鉄道模型では、なかなかポン付けで室内灯を付けられるようになっていないのでPIKOは素晴らしい。
低価格なモデルはほとんど台車の集電部分から取り付ける必要があるし、はんだ付けも必要。
ESUはピボット集電なので日本型Nゲージのように集電できる。
配線も天井までされてるので少しのはんだ付けで完了する。
2018年1月9日火曜日「ESU Pullman Eilzugwagen G36/37に多機能室内灯を仕込む」

そもそも欧州の人はあまり室内灯にこだわりがないのかもしれない。
それでも専用室内灯をラインナップしてくれるPIKOに感謝。




2019年3月3日日曜日

ユニトラックにポイント進行方向表示LEDを付ける

ブログに書き残したい事が山ほどあるのに年末並みの仕事量で全然進まず。
しかし仕事があるのはありがたい事、自分の場合働いただけ収入が増えるのでどんどん仕事来い!

新たに日本から NMRA DCC Manufacturer ID 取得者誕生

まず書きたいのは「スマイルファンクションデコーダ」のDCC館さんがNMRA DCC Manufacturer ID
を取得されたとの事です!おめでとうございます!

NMRA(National Model Railroad Association)は全米鉄道模型協会の事で、DCCに関して
欧州鉄道模型愛好者団体MOROPと共にDCCの規格制定をしてスタンダード化してる。
DCC Manufacturer IDを取得すると言う事は世界的にDCC関連メーカーとして認定してもらった事になるし
IDを表示できるコマンドステーションもたくさんあるので、そこへ表示されるようになる。

NMRA DCC Manufacturer IDの割り当てが残り少ない事からも取得は厳しくなっているらしいので
相当大変だったでしょう。Yaasanさんも協力していたでしょうからお二人ともお疲れ様でした。

あやの「2019/03/01 (Fri)DCC館のNMRA Manufacturer IDについて」
電気屋の毎日「2019年03月02日 祝!DCC館(Maison de DCC)さんがNMRA DCC Manufacturer ID(166)を取得」

DCC電子工作連合のメンバーすごい。
Desktop Station (DCC Manufacturer ID: 140)
Nucky (DCC Manufacturer ID: 156)
名古屋電鉄(なごでん, Nagoden) (DCC Manufacturer ID: 108)
DCC館(Maison de DCC) (DCC Manufacturer ID: 166)

あと日本での登録でアクティブなのは、永末さんKATOのみ。
ロクハン/Rokuhanは苦労してるのかまだ取得に至っていない。頑張れ!

リストはこちら
https://www.nmra.org/manufacturer-id-numbers

USBスロットル試作機とポイントの進行方向表示用LED基板が届く


電気屋の毎日「2019年02月19日 USBスロットル 試作機」
USBスロットルはスマホではなく物理コントローラが欲しいと言う声をきいてDesktop Stationの
Yaasanさんが開発しているもの。
なぜ試作機がうちに届いているかについては後ほど。

ポイント進行方向表示用LEDの制作

ここからブログタイトルのもの。
1月に別件でYaasanさんとメールでやり取りしてる中でKATOのカスタムショップで加工してる
ポイント用転てつ標識灯の写真を見せて部品の種類を聞いていた。
するともっとスマートな方法があるとYaasanさんが自ら設計、しかも簡単工作で作れる
素晴らしい基板を作ってしまった!
頭の回転の速さ、フットワークの軽さで怖い物がないYaasanさん。天才過ぎる。

電気屋の毎日「2019年02月25日 ポイントの進行方向表示用LED基板を作ってみた」

その基板を激安で譲って頂きました、色々手伝ってもらってるので無償で良いのにと言う話でしたが
それとこれは別の話、きっかけは自分だし支払えるものは支払いたい。

しかしYaasanさんも譲らない、そもそも多いし、各種パーツと参考用に完成品を1つ付けてくれた!
ありがとうございます!感謝してもしきれない。

しかし恐ろしい・・・。こんな小さいパーツをハンダ付けするなんて自分に出来るだろうか?
鉄道模型を初めて5年目に突入、いつまでも初心者を免罪符には出来ない。

逆動作ピンセットを使ってみたけどダイオードは良いけど、抵抗の方は無理っぽい。

結局基板へちょんちょんとハンダをのせてからピンセットで何とかハンダ付け。

極性は基板にプリントして頂いているので分かりやすい。

2セット4個完成、超コンパクト!LEDをチップにすればN用のユニトラックでも余裕で収まりそう。
問題はハンダが隣同士くっついていないかどうか。

KATO H0ユニトラック6番ポイントに穴あけ。

配線はYaasanさんのサイトを参考にしつつ以前デコーダをのせているので似た所から給電。


動作確認、まったく問題なかった。自分も細かい電子工作が出来るようになってきた。

2つの6番ポイントに仕込んでDCCで制御した所。 

干渉しないかも確認。

このKATOユニトラックはテスト用なのでこういう機能はありがたい。暗闇でもばっちり。

ツイッターにアップしたテスト動画

Halberstadtさんも加工していて、しかも無極性LEDにしてダイオードを省略しているとの事。


皆様のおかげで鉄道模型を始めてから急激に電子工作の勉強も出来て視野がどんどん広がる。
毎日が平凡と言うわけでもなかったけど新しい見聞が広がるのは仕事にも良い影響が出る。
改めて鉄道模型趣味を始めて良かったと思う。


2018年12月1日土曜日

エンドウの線路 vs 欧州鉄道模型

JR浜松さんからセッティングするためにz21を預かり、なぜかエンドウのレールまで一緒に入っていたので
これはテストしてブログを書けと言う事だな!と勝手に解釈したので今回はその話。
(本当の理由はもちろん違います、ありがとうございます!)

エンドウのハイクオリティなポイント

まず触ってみた感想は作りが素晴らしい!ポイントの切り替えもカチリ、カチリと何度も聞きたくなる
高級な機械感あふれる動作と音がする。

裏を見ると非選択式に切り替えられるように配線が簡単になっている。
ただしフログは金属だけどギャップで絶縁されていて給電も一切ない。

噂に聞いているフログ、もう見た目からフランジが激突しそう、超ファインスケール感。

欧州鉄道模型のフランジ

まずこのブログでも何度か書いている欧州鉄道模型の車輪のフランジについて軽く。
DC(DCC)とAC(Märklin)でフランジの高さや太さが違う。日本型とも違う。
バックトゥバックゲージも違う。
欧州ではMOROPにより規格化されていてDC向けがNEM310、AC向けがNEM340。

2線式DCタイプ
フランジ:0.6~1.2mm
バックトゥバックゲージ:16.5mm軌間に対して14.4~14.6mm


3線式ACタイプ
フランジ:~1.35mm
バックトゥバックゲージ:16.6mm~16.7mm軌間に対して14.0mm~


詳しくはこちらで
2017年7月25日火曜日「NEM310/340、改めて車輪にまつわる話」

エンドウの線路 vs 欧州鉄道模型

まずはAC/DC両対応のESU V90を走行させてみる。フランジはNEM310の中でも低い方。

フログへ差し掛かると台車に角度が付いているのがわかる。
フランジがフログへあたり0.1mmか0.2mmほど浮いてる状態。

実際に動かしてみると乗り上げてる感じが一目でわかる、高速で侵入した場合跳ねるので脱線の恐れがある。

次にNEM340のAC用貨車、Märklin製。

フログへ差し掛かるちょっと手前の犬釘ですでにコツコツと衝突音がする。

フログは完全に乗り上げる、これはNEM340のフランジは肉厚なのも問題。

2軸貨車だと後ろの車輪も浮いているのがわかる。これは完全に脱線する。

次はNEM310のDCタイプのRocoのタンク貨車。実はこれも手前の犬釘にちょっと当たる。

フログへ差し掛かるとESU V90同様に0.1mmか0.2mmほど浮く。

貨車のように軽い車体はすぐに脱線しそう。

おまけで分岐側へ進行したNEM340 Märklinの貨車、脱線寸前。

フログを正面から見て見るとかなり浅いのがわかる。

逆側から、もう0.2mmか0.3mm削ればNEM310は問題なさそうに見える。

エンドウの線路 vs 日本型16番鉄道模型

ここで日本型の16番もみて見る。

少しもガタつく事無くフログへ侵入。

ウルトラスムーズに通過していく。

と言うわけでエンドウのレールと欧州鉄道模型の相性は悪い事が分かった。
しかしフログやポイントの機構自体の精度が高く、日本型の16番を走らせれば最高の線路。
フログも金属なので後々Frog Juicerなどを追加しても良いかもしれない。
ポイントのマニュアルにDCCで使用する場合は自己責任で、と書いてあるあたり消極的だけど今回の
テストでも分かる通り全く問題ない。
日本型16番でDCCをやる場合は価格に見合う最高の線路だと思う。

動画にしたのにブログへ貼るの忘れてた。



最後に昨日からセッティングしているz21をさらにテスト、ポイントの切り替えなど行った。
アドレスに+4しなくても良いようになっているので扱いやすいはず。