The Nameless City: 9月 2024

2024年9月1日日曜日

SmileSound Zslim + Rokuhan T034-2 東武500系 リバティ DCCサウンド化

今回の記録は写真多めで長め。

第23回 国際鉄道模型コンベンションでロクハンがデスクトップステーション協力の元に新たなC005 e-トレインコントローラー用のコントロールソフトとして「e-トレインステーション」を発表。
同時にデスクトップステーションはZゲージ用サウンドデコーダも発表。



翌週このSmileSound Zslim をチャレンジャー版として発売したので購入。
届いてから時間が経ってしまったけど台風直撃であやしかった浜辺でのイベントもなんとか無事成功(数万人が家に無事に帰れた事を祈りつつ)
そして仕事が一旦落ち着いたのでさっそくチャレンジする事にした。

Rokuhan T034-2 東武500系 リバティ会津。
チャレンジャー版には最初からこのリバティのサウンドが入っているとの事でこちらで。
大きさをアピールしようといろいろ置いて撮影してみた。
デコーダもRokuhan 純正室内灯と変わらない大きさ。

こちらのマニュアルを見ながら作業する。

デコーダの写真右側の線から先はエンクロージャに使うようにとの事なのでまず切断。

カッターでぎこぎこして切断。

付属のスピーカーにぴったりな大きさ、スピーカーは裸の状態なのでかぶせて音を響かせる感じ。

しっかり接着しないと音が歪んでしまうので隙間なく接着。

続いてリバティのモーター車のモーター配線を引っ張り出す。
とにかく小さいので最新の注意を払って作業する。

モーターや終電シューを押さえてるパーツを外した所。

小さなネジは磁石付きの器があると便利。

モーターの左側の3つの穴が見えるあたりにモーターへの集電シューが隠れてるのでひっぱりだす。

3つの穴のうち2つは突起に刺さっているので注意する。
もう1つの穴は先ほど外したネジの穴で締め付けるとシューがしっかり固定される。

シューとワイヤーを引っ張り出した状態でケースを戻す。

続いてデコーダとスピーカーの接続。

せっかくSP って書いてあるのに接続先を間違えてるけどここでも問題なかった。

続いてモーターとの接続。
小さい!けどはんだも気合でのせる。

先ほど引っ張り出したモーターのワイヤーを接続。

小さいので固定して慎重に作業する。

ボディにのせるとこんな感じでスピーカーが若干強めに圧迫する。

ロクハン純正品でもおなじみのスプリングで集電シューと接続する。
小さくて簡単にすっ飛んでいくので注意。

さっそく動作確認したのでX で動画をポストした。
どうやらサウンドは鳴るけどモーターが動かない。
コマンドステーションの電源オンオフで少し動くので通電はしてそう。

デコーダを車両から分離するとモーターが元気よく動く。
ひょっとしてスピーカーの圧迫が良くないのか?と思いスピーカーのエンクロージャを外してみる。

写真を撮ってないけどエンクロージャがしっかりくっついてしまいスピーカーが破損。
代わりに手持ちの一番小さいスピーカーをのせる、このエンクロージャはこの後外してる。

しかし結果は同じ、離せば動くけどボディにのせると止まる。

スプリング給電が良くないのかと思いワイヤーで直接つないでみる。
するとデコーダは離れているのに動かない、ワイヤーを前後どちらにはんだ付けしても同じ。

と言う事は集電シュー側の問題ではなかろうか?
と思ってばらしてみるけどモーターと接触しそうな所はどこにもない。

試しに全体的にネジを緩く締めて閉じてみる。
すると動いた!なんで?

デコーダのネジ止めも関係なく、ワイヤー接続でも動かなかったのに急にネジ問題みたいになった。
小さいから何があるかわからない、集電シューとネジの関係で何かあるんだろう。
と言う事にしておく。

再登載したスピーカーは若干大きいので窓パーツを外さないとボディが閉まらない。
若干浮いてるのも窓パーツをおさえる突起を削って対処した。
あとスピーカーのエンクロージャ代わりにデコーダへ直接隙間なく接着させた。

念のため1カ所だけトラクションタイヤを外しておいた。
多少集電が良くなる。

何度も外したり付けたりしてぐにゃぐにゃになった集電スプリング。
ロクハンの室内灯に予備が入ってるので念のため交換した。

先頭車にも室内灯を仕込む。
こちらはデコーダを入れないのでヘッドライトはオフにしておいた。

動作確認!素晴らしい!!
ここで話を少し戻して両渡りポイントの加工。
加工と言ってもDCC のためにマニュアルにある非選択化しただけ。

バネでそれぞれ結線する基板を入れるだけ、小さいので注意する。
非選択にしたけどポイント切り替えで瞬間的に通電しなくなるのを確認したけどなんでだろう。

どうも両渡りポイントで電圧降下してるかもしれないので、結局いつものH0 と同じ18V~19V で動かした。
結果的に両渡りポイントでもスムーズに走行できる。
ただ少し走らせただけでも休ませる事にした。

室内灯もサウンドも途切れる事なく渡れる。

ZゲージでDCCサウンドは過去にデスクトップステーションYaasan がLokSound5 Nano とExpBoardRZ で搭載してる例がある。
今回SmileSound Zslim ではもっと簡単にRokuhan Zゲージの車両をDCCサウンド化できる。

そもそもZゲージでDCCサウンドは世界で見ても個人で楽しんでるもの以外存在しない。
Märklin のZゲージ はそもそもDCC に非対応だ。
Rokuhan はDCC 対応だけどサウンドはない。

是非ともRokuhan にはこのサウンドデコーダを標準化して普通に誰でも量販店で買えるようにしてほしい。
もともとNゲージより割高だし買う人は買ってくれるはず!

と言うわけで今回はここまで。
作業も後半にいくにつれて雑になり、大きさの分かるものもおいてないし、色々試してるのでシャーシや集電パーツもぼろぼろになっていく。
そういうのも楽しさの1つ。

「C005 e-トレインコントローラー」とデスクトップステーション開発の新しいWebブラウザ用アプリケーション「e-トレインステーション」で遊んでる動画も撮った。