The Nameless City: OpenAI GPT-6 Astra を活用したモデリング

2026年9月10日木曜日

OpenAI GPT-6 Astra を活用したモデリング

最近急激に増えたGPT-6 Astra を用いたAI による3DCG ソフトウェアの制御の話。

3DCG ソフトウェアはDCC ソフトウェアと言われる。
Digital Content Creation の略でDigital Command Control と間違える。
高機能であるほどモデリング、パーティクル、ライティング、レンダリングなどが統合されゲームや映画などのVFX などありとあらゆる作品に使われる。
だから3DCG という枠組みを超えてDigital Content Creation と言う事なんだろう。

中でもBlender は無料かつ高機能で現在もっとも手に取りやすいDCC ソフトウェアといえる。
Blender は意外と古く1994年にオランダのアニメーションスタジオのインハウス向けでスタート。
当時はLightwave と同じAmiga で動作した。
1998年にSilicon Graphics 向けにフリーウェアとして公開、スタジオが解散になるとBlender のための会社を設立シェアウェアで継続するも2002年に倒産。
その後開発を継続するための非営利団体を設立オープンソース化。




自分は大学1年の頃リリースされたAutodesk の3D Studio MAX (現3dsmax ) の学生版を購入。
当時すでに60万を超えるソフトだけど学生証を見せれば10万と言う当時驚くべき低価格で買えた。
代理店のToo が大学に入っていたのでそこからデジタル部門を紹介してもらった。
大学はMac だったし3DCG もないのですべて独学。
映像学科でもないのに映像も独学。
10万と言う価格のおかげで今も仕事がある。

今は無料で良いな!今はAI で何でも出来て良いな!なんて思わない。
SNS でAI を駆使して作られたものを見るとイライラするというクリエイターのポストも見た。
自分は逆で当時購入までも面倒で10万で喜んでるレベルだから無料で高機能なDCC ソフトウェアがネットで手に入るなんてすごく良い事だと思う。
自分がした苦労を後の人がする必要なんてない。
もっと手軽に!もっと使用人口が増えて進歩して!って思う。

前置きが長くなったけどGPT-6 Astra を用いたAI による3DCG ソフトウェアの制御の話に戻す。
自分はエンジニアではないのでコーディングなど話は聞くけど自分ではやらない。
一応クリエイターの端くれなのでAI 生成は使うとしてもAdobe のFirefly など著作権がクリアしたものしか使えない。
でもAI 自体面白いのでこのブログでも2022年くらいからStable Diffusion もテストしていた。


ローカルLLM でどこまで出来るか知りたくてStable Diffusion 環境を構築。
GeForce RTX 2080 Ti を使って10分も20分もかかった記憶。

そこから画像生成、動画生成AI は急激に進化してほとんど見分けがつかない所まで来た。
自分は倫理、道徳、法律を守れば生成AI は歓迎。
自分の仕事が奪われるのは間違いないけど、しかし自分が得た知識や経験はAI がAGI になっても同じだけ時間がかかるわけだからクリエイティブだけはあと数年負けない。

イライラしたり妬んだりする暇があったら自分はその技術を自分のものにしたい。
活用する側になりたいと思ってしまう。
ただOpenAI GPT-6 Astra が登場するまでまだまだ自分の仕事で活用するのは先だなと思っていた。

OpenAI GPT-6 Astra が登場したのはこれを書いてる日から1週間ほど前、2026年9月3日だ。
Blender とOpenAI のソフトであるCodex を接続するMCP が誕生したのは2025年初頭。
そして自分が使っている3dsmax のMCP が2026年2月に誕生し5月末に正式リリース。
MCP はModel Context Protocol の略でAnthropic が発表したオープンスタンダードのAI と外部ツールなどが接続するための規格。

仕事の都合でなかなかテスト出来たかったけど昨日からようやく本格的に触り始めた。
OpenAI GPT-6 Astra とBlender や3dsmax などクリエイティブソフトと接続すると何ができるか?
一番は完全に自動化が可能になる事。
まずはMCP の接続の確認をしたくてBlender で適当な車のモデリングをしてもらった。
Blender を使ったのはおそらく今最も普及してる3DCG MCP だと思うから。


見た事のない車ができあがった。
しかし凄いのは自分はBlender の画面をいっさい触っていない。
Astra はCodex で計算しPython を使ってBlender へ結果を送っている。
だからモデリングの過程が見れるわけじゃない、でも修正も行っていくので出来たり消えたりする。

Blender での接続がうまく行ったので次は本命というか自分のメインで使ってる3dsmax にもMCP で接続をしてテストをして見る事にした。












BR52 の図面をネットで探してその図面だけを元にモデリングしてもらった。
もし自分でBR52 をモデリングするなら同じくネットで図面を探しそれをもとにポリゴンモデリングをするはずだから同じことを短いプロンプトでやってもらった。
写真も自分で検索して参考にするように伝えたけど結果はこの通り似ても似つかないものになった。


しかし可能性は感じる、もうこの段階でいける!と思った。
やはりあくまでLLM なのでプロンプトが問題。


次はもう少し簡単そうなBR64 にしてみた。
今度はネットで探した図面や写真を見せてモデリングさせる。
何となく似てるけどなんともヘンなBR64 になった。










次に細部の調整をさせる。
実車の写真だと光の加減などで判断が難しいと思いLenz の0番ゲージのBR64 の写真を見せた。
するとかなり良い感じに似てきた。
とくにキャブ部分があまりにもおかしかったので重点的に修正させた。





だいぶ良くなったけどまだ印象が違う。
よく見たら石炭部分が全然違う。
同じLenz の写真を見せてここをもっと似せて、もっと詳細にと指示をした。






ここまで来てやっとスタートラインといった感じ。
図面と写真だけで判断して作ってもらってるので限界もある。
実際はLLM らしく構造的に実際に動作するように設計デザインもしながら作らせれば完璧だと思う。
しかしChatGPT のプランがPlus だとトークンに限界がありすぎてそこまで頼めない。
Pro でもすぐに枯渇するかもしれない。

しかしここまでくれば正直あとは自分で追加修正してもそんなに手間ではない。
これを1 から自分でモデリングしたら1カ月かかる。
もともとハードサーフェスのモデリングは得意だけど、でも専門ではないので作業が遅い。

そうそう3DCG をやってると言っても最初に書いた通り出来る事が無限にあるので普通は分業する。
例えばモデリング担当、リギング担当、アニメーション担当、マテリアル担当、ライティング担当、レンダリング担当。
最低限のこれだけでも人件費がかかる事が分かる。
自分は映像制作がメインであって3DCG はそのツールの一部なので全部自分でやってる。

これが今後Astra と言う超優秀なアシスタントに作業を任せられると言う事。
自分はディレクションに徹する事が出来て、必要であれば手を加えれば良い。
自分の理想の環境が出来つつある。

最後にV-Ray を使ってレンダリングもしてもらった。
フォトリアルにするように指示したけど少しだけバラストや草木を生やしてくれた。
なんというサービス、でも無駄なトークン使わないで欲しかった。




これを見ると最低限の質感付けもしてるしV-Ray の設定も最低限いじってやってくれた。
レンダリング設定だけでも素人にこれを教えるのはかなり時間がかかる。
AI なら一瞬で情報を自分で検索し最適解を見つけてやってくれる。

今の所LLM のAI は何でも出来るわけじゃない。
クリエイティブで使うならまず利用者がディレクション出来る必要がある。
しかしAGI(Artificial General Intelligence / 汎用人工知能)に進化すればそれも自分でやるようになる。
最近Google がマッピングしたハエの脳を使ってゲームをプレイさせてるポストを見たけどそれもコンピューター上のハエの脳がドーパミンの制御だけでゲームをプレイした。
AGI もドーパミンやセロトニンなど神経伝達物質をシミュレーションすれば人間と同じ判断が下せるようになる。
そしてASI(Artificial Superintelligence / 人工超知能)まで進化した段階では人を超えてるので仕事はすべてASI に任せる時代になる。
その頃にはUBI などが一般化してのんびりした余生を過ごしたい。
そんな事になるかわからないけど。


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