椅子は大切、長時間座る人ほど拘りましょうという話。
まず自分語り。
大学を卒業してからずっとデスクワーク、風呂トイレ、飯、買い物、打ち合わせ以外は
ほとんど座っている、びっくりされるけど寝るのもほぼ椅子、たまにソファ。
所謂ショートスリーパーなので15分~3時間睡眠を1日に数回行う。
大学時代の仲間うちではショートスリーパーと言う言葉が一般的ではなかったので分割睡眠と言われてた。
フリーランスで仕事をするようになってから友人達も有名なハーマンミラーのアーロンチェアなど
使うようになり自分も拘って見ようとネットで調べて実際に試座して購入。
自分に合った良い椅子を使うと疲れないのはもちろん、腰を痛める事もない。
それからだいたい2~5年サイクルで交換してきた。
基本的にワーキングチェアは永久に使えるくらい丈夫に作られているけどずっと
座ったり寝たりする前提では作られていない。
最初に購入したのはこちら。
Steelcase - Please
公式サイトにある現行のモデルとその前の初代の2世代使ってきた。
初代の写真が公式サイトになかったけど初代はもっと丸いデザイン。
リクライニングが特徴でとにかく寝るのも仕事をするのも快適。
たしか12~15万円くらいだった記憶。
初代はリクライニング機構が壊れ、2代目はガスが抜けて終了。
とくに2代目は壊れたのが2年目くらいだったので次は別の会社にしようと決めた。
Humanscale - Freedom
当時コクヨが代理店をしていたので品川の予約制のショールームへ行って座って決めた。
帰りに消しゴムくれた思い出。
独特な形をしているけど体を包み込み快適。
Please に比べてあまりリクライニングしなかったので寝心地はあまり良くなかった。これも3年くらいでアームレストが壊れてしまった。
これも確か15万前後だった気がする。
次は今までの人生で最も長く付き合った椅子。
Inaba - Xair
あのイナバ?物置の?100人乗っても大丈夫の?
あのイナバ物置、稲葉製作所のワーキングチェア。
これも大塚家具かどこかで試して決めた。
工業デザイナーの奥山清行氏デザイン。
機能も今まで座ってきた外国製の椅子の良い所取りで、さらに通気性がそこそこある。
リクライニングは最初のPleaseに及ばないけど自分の体にぴったりあっていた。
価格も今までで一番高く1台目は16万、2台目は17万、徐々に値上げされていた。
気に入っていたので2台続けて使い続けてきた。
稲葉の専門の方が来て組み立ててくれる。
1台目は各部へたってきたので新居に引っ越した時に新しくした、その時の写真。
たぶん1台目と2台目合わせて10年くらい使い続けて来た。
ただFreedomと同じでアームレストが弱いので体重をかけると壊れる。
アームレストの構造はFreedomと似てて支えてる部分も樹脂。
でも気に入っていたので無理やり補修して2台目はだましだまし使ってきた。
しかしこのブログを書く5日ほど前にとうとう座面の前後稼働する部分を固定する樹脂が割れてしまった。
座面自体荷重をかけていれば動かなかったけどさすがに危ない。
と言う分けで急遽新しい椅子を探した。
DXRacer - AIR Pro (D7200)
ここ数年のゲーミングチェアと言われるゲーマー向けの椅子の進化が凄い。
しかもアーロンチェアのハーマンミラーなどワーキングチェアの大手も参入してる。
ストリーマーと言われる配信者は自分自身をワイプで抜くので椅子も当然映る。
この宣伝効果はとても大きい。
日本人でも毎日数万人の視聴者のストリーマーがいるし、世界には数十万から数百万人が毎日見る。
そりゃハーマンミラーも参入する。
基本的に良く見るゲーミングチェアはワーキングチェアに比べて低価格。
ワーキングチェアと違って受注生産ではなく大量生産するのもあるしサイクルが早いのかもしれない。
ハーマンミラーのゲーミングチェアはエンボディチェアがベースなのでヘッドレストがない。
椅子で寝る自分はヘッドレストが必須。
でも友人でアーロンチェアで寝る人がいる。恐ろしい。
DXRacer はゲーミングチェアでは古くからあるメーカーで今はどのショップでも見る。
見た目からもわかるドイツのレカロ風な車用のバケットシートを作っていたメーカーのようで
2001年から普通の椅子としても使えるシートを販売していたらしい。
そのDXRacer が去年2021年にアーロンチェアのようなフルメッシュタイプのゲーミングチェアを発売。
先日Xair が壊れてから調べたら普通にAmazonで在庫ありで買える事が判明。
即ぽちって3日後には届いた。
約6万円、今までの椅子から比べたら激安!
組み立ては自分で15分ほどで終了。
Xair と並べて撮影したかったので外へ出した、イナバ物置の横で。
この2台目Xair はもうボロボロ、座面は汚いのもあるけどすべり止めを置いてる。
後ろから見るとひどい、アームレストを支えるためにダンベルや木材で抑えてる。
これで新品同様の快適さを維持していた。
でも、さすがに先日壊れた座面は修復不能。
DXRacer Air Pro は何年持つかな。
DXRacer Air Pro は座った瞬間に安っぽい!が第一印象だった。
でも機能は豊富だし、リクライニングがPlease くらい傾く。
しかもゆりかご状態にも出来るのでフワフワする。
メッシュなのでまったく蒸れない。
Xair で樹脂の部分がDXRacer Air Pro ではほとんど強度の高そうなアルミ。
写真で見た時はフレームにつながったスプリングの意味が分からなかったけどメッシュを支えていた。
まだどのくらい自分に合ってるかわからないのでXair は処分しないでおこうと思う。
とりあえずランバーサポートが硬すぎるので外してしまった。
追記220114:
硬すぎるランバーサポートは逆に取り付けあいだにクッションをいれて背には直接テンピュールの
トランジットランバーサポートをあてる事にした。
椅子は高ければ良いわけでもない、人から勧められたから良いわけでもない。
使う頻度が高いなら、とにかく自分にあった椅子を試座して探すしかない。
最近、東京ならワーキングチェアを比べられるお店も出来たので良い時代になった。
とは言えゲーミングチェアの方が試座出来る機会が増えたのでワーキングチェア界には
厳しい時代になったと言える。
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