The Nameless City: ECoS:ルート設定

2018年11月14日水曜日

ECoS:ルート設定

がっかり Roco 42624 Digital Switch Drive

前回Roco 42624 Digital Switch Driveをダブルスリップへ組み込んだもののデコーダ側で分岐を
反転させる事ができず、ツイッターやコメントで助言を頂き色々チャレンジ。
Fuka-Pさんから機関車の進行方向を決めるCV29。
BergMontagneさんからGeoLine用のポイントデコーダの反転設定CV34。
(追記:ZimoのアクセサリーデコーダのCV2)
そして手元にあったViessmannのポイントデコーダの形が似てるのでCV36。
しかしどれもダメだった。
YaasanさんからCV8をReadしてManufacturerIDを調べて見たらどうか?と助言を頂き
DSbluebox、ECoSでやってみるとCVのReadにそもそも対応してないブラックボックス。
と言うわけで一旦諦めます。皆様助言ありがとうございました。

RocoポイントデコーダとESU ECoSの問題点

これはどちらが悪いと言う話ではなく、実はどっちも悪い。
まずRocoのこのポイントデコーダはZ21で利用する事を前提にしてるのか分岐の反転はZ21アプリで
見かけ上で反転させて見せて使ってねと言う事になる。

ESU ECoSは逆にZ21アプリのようにソフト上で反転させる機能がなく、デコーダ側が方向を覚える事が
出来てしまう場合ECoSを再起動しても必ず同じ分岐方向なのでどうにもならない。

Rocoは他社製品のようにデコーダの設定で分岐側を変えられるようにしてほしい。
その分低価格とも言えるけど実際はDCC Concepts製品の方が安いし何でもできる。
ESU ECoSは何とかアップデートでZ21アプリのようにソフト上で反転できるように対応してほしい。

ルート設定

ダブルスリップはポイントが2つ並んだものなので見た目を気にしなければルート設定でごまかせる。
まずはECoSでの通常のダブルスリップの画面。ちょっと変だけどシンプル。

ダブルスリップアイコンをクリックするとずらっと分岐方向が出て選べるので分かりやすい。

ただしレイアウトに大量にあると複雑極まりない。
私は自分の独自ルールで設定したので見た目ほど複雑ではなくわりと簡単。

ダブルスリップアイコンでベストはやはりZ21アプリ。全メーカーこれを参考にして欲しい。


何て事を言っていてもしょうもないので、ルート設定でダブルスリップを簡単操作させてみる。

前回作ったアイコンを使うので設定方法は前回参照で。
2018年11月12日月曜日「Rocoデコーダ付きポイントマシンとECoSの設定」

スパナマークをクリックし左から2番目のルート設定アイコンをクリック。

同じ画面のどこでも良いのでスロットを選択すると画面に出ていたポイントが選択できるようになる。

ポイントをクリックすると分岐の切り替えが出来るので設定したい方向にしてチェックを入れる。
この場合まずはダブルスリップの下側ルートを設定する。

上のタブのPropertiesをクリックして名称も決めて置く。
DKW-Aの「L_btm-R_btm」にした、意味はダブルスリップの「左_下-右_下」

レを押して戻るとこんなアイコンができる。

続いて隣のスロットに別のルートを設定する。

今回は「左_上-右_上」

スパナマークを押して戻り、動作チェックもする。
成功すれば2つのポイントが順番に動くはず。

更に追加していく、これは「左_下-右_上」

続いて「左_上-右_下」4-Wayなので4つのルートが完成する。

次にレイアウト画面に移って、右下のスパナマークを押して左のポイント設定マークを押す。

レイアウト上の適当な所を押すとポイント選択画面になるので、まずはポイントを設置。

1つ目はアドレス50のポイント。

続いて隣にアドレス51のポイントを選択。

こんな感じで設置される。右のポイントがダブルスリップ的におかしい。

下の回転マークを押してポイントをクリックするとぐるぐる回るのでダブルスリップ風にする。

続いてルートアイコンを設定する。下のアイコンの左から2個目白丸ポイントアイコンをクリック。

すると先ほど設定したルートがでるので、まずは「左上から右下」へのルートを設定。

レールに丸いマークが出るこれがルートボタン。

次に「左下から右上」ルートを設定。

これを対角線上におけば4Wayダブルスリップのうちの2Wayが完了。

空いてる所にレールで穴埋め。

とりあえず置いてから。

回転アイコンをクリックして。

回転してダブルスリップの完成。

左右に直線も足して見栄えを良く。

更に残りの2Way、上→上、下→下ルートを追加。

どんな動作になるのか動画にした。

上→上、下→下ルートはレールは逆になってしまうけどルートアイコンの光っている方で判別できる。

ルート設定はダブルスリップに限らず巨大なヤードなどで1クリックで全ポイントを動かす設定にしたりと
とにかく便利な機能なので応用していきたい。
ルート設定画面の一番右のタブConstrainsはルート動作と同時に他のアクセサリーやS88など
トリガーを設定する事も出来るのでそこそこ複雑な事がECoS上でも出来る。
さらにPCソフトウェアと組み合わせれば無限の可能性がある。

次回はECoSのSniffer Portを使ってZ21と連携させてダブルスリップを操作する設定。

関連:
2018年11月12日月曜日「Rocoデコーダ付きポイントマシンとECoSの設定」
2018年11月16日金曜日「ECoS:ECoSnifferを使ってZ21でコントロールする」




10 件のコメント:

  1. おはようございます。

    ECoSでもやり方次第ではなんとかなるものですね。ルート設定が難しそうです。
    このあとのZ21を使った設定が未知の領域ですから楽しみです!家に帰ったら練習したいと思います。

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    1. JR浜松さん、おはようございます!

      ルート設定はやってみると簡単ですよ。
      本来こんなダブルスリップの設定に使う物ではないですが代用できるという点は素晴らしいです。
      私のメインのモジュールレイアウトの規模でも使う事がないのですが、JR浜松さんのレイアウトではそのうち必要になるかもしれませんね!
      Z21もせっかくなので詳細にやろうと思っています、もうしばらくお待ちください。

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    2. 改めて拝見しました。
      Z21による設定方法に期待しています!
      レイアウト路線図を書くにあたってアイコンを考えないと厳しいかも。次回更新分次第でZ21Startを購入するかもしれません!

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    3. まじっすか!!!本気でZ21推しで書いてるので買っちゃうと思いますよ(笑)
      ただECoSもやはりすごいので両方持つ利点をガンガン書いてます。
      DCCコマンドステーションは1つで満足しちゃいかんのです!

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  2. 二挙動というのがなかなか面白いですね。
    ピクピクッみたいな。
    現状ではこれが精一杯かもしれませんが、これならちゃんと使えそう。
    それにしてもEcosは機能がたくさんあって遊びの自由度が高いということがわかります。
    値段も高いけど、安くて中途半端な製品よりコスパはいいです。
    おかげでまた詳しくなりました。
    引き込まれそうw

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    1. Gutさん、おはようございます!

      ルート設定はGutさんのレイアウトだとかなり意味が出てくると思います。
      とくに中央駅は何番線に入れるか1発で設定できるのでポイントだけでもDCC化する利点があります!
      ECoSは歴史が長いだけあって機能が豊富で良いですよね!ただ本体も古くてインターフェースも古くて、考え方も古いと言う!
      次回のZ21の設定紹介ではきっとまたECoSがしょぼく見えるに違いありません(笑)

      ちなみに最強にコスパが良いのはご存知DesktopStationです。
      ECoSで出来る事の80%は網羅してる上に独自に自動運転機能を持っているのでその点はECoSの上を行っています。
      個人頒布なので文句は言えませんがまだまだインターフェースやスクリプトの分かりやすさに改善の余地がありますが、まずは周りの人が購入したり使用して支える必要がありますね。

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  3. こんにちは。

    ダブルスリップスイッチの設定で行き詰まっております。
    ECoSで2つのデコーダにそれぞれアドレスを登録しました。ポイントマークの分岐方向を押してのテストは問題なく可動します。
    この状態でz21に繋ぎ旧アプリを起動しシグナルボックスの設定を選んで+をタップしControlをタップしアイコンのクロッシングポイントを選択すると新しく追加の画面に2つのアドレスを入力する欄が出てきます。
    ここにECoSで登録したアドレスを入れて設定ボタンをタップしても登録出来ません。
    分岐ポイントはこの方法で2箇所とも上手く行きました。
    なにかやり方が間違っているのでしょうか?
    それともECoSの上記にあるルート設定を済ませないとダメなんでしょうか?
    よろしくお願いします。

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    1. 登録出来ないと言うのは、アイコン自体がレイアウト画面にだせないという事ですか?
      私の環境では旧Z21アプリでやって見た所大丈夫でした。

      ECoSのルート設定は関係ありません、ただZ21からアクセサリーコマンドが行けばいいだけなので。
      ただしZ21アプリ上のレイアウト画面にポイントが出ていなければだめですね。
      iPhoneや他の端末でやってみましたか?登録出来ないと言うのはそもそもアプリの問題なので、その端末自体の問題の可能性もありますね。

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    2. ごめんさない!
      登録の方法の手順が違っておりました。2つのアドレスを一度に登録出来るのかと思っていましたが、ECoSで1つづつでしたのでもしやと思い1つづつやりましたら大丈夫でした。
      Adr1とAdr2のテストでアイコンに動作が合わさるように1と0を設定すれば良いのですね!もっと触らないとダメですね。ルート設定で4形態の動きを簡素化するようですね。助かりましたm(__)m

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    3. 横着したらだめですよ!(笑)
      基本的に設定する方法は同じです。
      ただおっしゃる通りStateで0と1を交換する事でアプリ上で反転できます。
      こればかりはやってみないと分からなかったと思うので実践あるのみですね!
      うまくいって良かったです!

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