The Nameless City: RailCom Display

2021年1月26日火曜日

RailCom Display

DesktopStationさん、Nagodenさん共同開発の RailCom Display を譲って頂いたので
うちにあるDesktopStation以外の各コマンドステーションでテストを行った。

まずこのブログを良く読んでいる方は知っていると思うけど、そもそもRailComとは何ぞや?と言う所から少し。
欧州DCCをやっている人はほぼ標準で対応してるRailComは在線検知時にアドレス表示。
そしてRailCom+だとファンクション自動登録とMärklin mfxのように多機能で出来る事は幅広い。

RailCom+による自動ファンクション登録の様子はこちら(後半はmfxによる自動登録)
 

ESU RailCom Detector の在線検出とアドレス(機関車名)表示の様子。

Desktop Stationさん、Nagodenさん共同開発の RailCom Display はLenzが販売している
LRC120の機能と同じアドレス表示をするディスプレイ。

ESU ECoSがRailComアドレス表示機能を持っているのでLRC120は持っていない。
そもそも結構なお値段。

これと同じ機能を純国産でしかも低価格で登場するのがRailCom Display。

まだ正式販売はないけど、そのうちこちらで販売されるはず。

接続も至って簡単、ギャップを切ったレールに接続するだけ。
ギャップ区間へRailCom対応デコーダののった車両を乗せるとすぐに認識する。

うちにあるRailCom対応コマンドステーションをいくつか試した。
まずはESU ECoS、車両のいない状態では線1本。

ZimoデコーダのRocoのVectronを乗せるとすぐに1004の表示。


次にMärklinの車両でRailCom非対応だけどESU RailCom Transmitterを搭載したBR64を乗せた所。


このMärklin BR64にESU Railcom Transmitterを搭載した記事はこちら。

このトランスミッターはSenderと呼ばれるものでNagodenさんが同様のものを開発中との事。
Nagodenさんは他にDetectorも開発中との事で今年はいっきに国産RailCom機器が増えそう。

次にうちにあるz21(白)でのテスト。
z21のRailComは悪さをする事があってOFFにしていたのでONにする。
同一LAN上でZ21 Maintenance Toolを使ってactivate RailComにチェックを入れる。
デフォルトではON。

Zimoデコーダ、まったく問題なく表示された。

Märklin mfx + ESU RailCom Transmitter も問題なし。

次はDigikeijs DR5000、こちらもまったく問題なし。


試しにRocoの10764と言う古いコマンドステーションを試すとRailCom非対応だった。

この他に絶対対応してないだろうRokuhanのe-トレイン コントローラーもやって見たけど当然だめだった。

RailComは最初に書いたようにDCCの可能性が更に広がるので純国産で日本語でこうして
機器が増えるのは本当にうれしい事。
アドレス表示だけでも運転会で大活躍だし、アドレスを忘れた場合などにも便利。
更に在線検出を組み合わされればどこで何をしているかが分かり、自動スケジュール運転の手助けになる。

ちなみにRailComと似ているDigitrax独自のTranspondingと言うのもあるけど専用の技術で
RailComのように各社足並みを揃えようと言う技術ではないので注意が必要。



2 件のコメント:

  1. レビューありがとうございます。無事に動いてよかったです。

    返信削除
    返信
    1. Yaasanさん、こんばんは!

      ほんと良いもの作って頂きました!
      すでにやってる人もいると思いますが他のデコーダもこれから試そうと思います。

      削除