The Nameless City: 通電カプラーの通電性

2019年7月31日水曜日

通電カプラーの通電性

Yaasanさんのブログ「電気屋の毎日」でこんなエントリーがありました。

通電カプラーなのに通電できないとはいかに!
解決方法はブログにも書いてありますが、Kumaさんが実行してますので参考に。

通電カプラーは何種類か所有しているけど通電性について調べた事がなかった。
まず確実に通電しそうなコネクタータイプは除外、例えばRocoやJägerndorfer。

近年のRocoの通電カプラーはこのタイプ、確実で連結も密着して見えるしR360走行できる。
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JägerndorferのCityjetはこちら、二度とやりたくないので繋げたままTrain-Safeから出し入れする。


この2種類は確実に通電するかわりにリモート解放などできない。
汎用性のある通電カプラーの通電性を見てみる。
手持ちの汎用タイプ通電カプラーはViessmann 5048とESU 41001。

Viessmann 5048はFleischmannのProFiカプラー互換。

ESU 41001はユニバーサルカプラー互換でループカプラーや他社のユニバーサルタイプとも繋がる。

ここで見た目について、欧州の鉄道は今でも近郊型や高速列車以外の客車タイプはほとんどネジ式。
推進運転する時はバッファーで押す形になる。

下の画像は緩めた状態でネジを締めればバッファーが密着しリアリティが増す。
170224A_0004.jpg

ただし鉄道模型の場合カーブが現実よりきつい事が多い。
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このネジ式で推進運転した場合、急カーブでバッファーロッキングを起こす。
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一般的な欧州型H0のカプラーはバッファーは飾りで、日本の鉄道模型同様カプラーで押したり牽いたりする。

今回テストに使う貨車(Märklinのレールクリーニングカー)
左が良く見るループカプラー、右はESUのユニバーサルカプラー。

裏から見た所、ユニバーサルカプラーはループに比べて密着する。

欧州はNEMでカプラー自体のポケットが規格化されているので簡単に交換できる。

まずはViessmann 5048から、上下に接点がついているタイプ。

Fleischmann ProFi互換なので車両の間隔も素晴らしい。

裏から見た所、どのくらい接点が接触しているのか気になる所。

抵抗を見てみる、あまり良くない気がするけど使用している車両は今のところ問題ない。

次はESU 41001、上からは通電カプラーに見えない。

ユニバーサルカプラーだけど間隔は素晴らしい。

裏から見た所、左右で接触するタイプ。

Viessmannに比べて優秀。

しかし、どちらも推進運転で若干ぶれるのでやはりコネクタータイプにはかなわない。
とは言え汎用性があり、ESU 41001はリモート解放なども出来るので便利。

2 件のコメント:

  1. 海外製の通電カプラーは、実用性重視ですが、うまくできてますね!!
    ISカプラの出来が、非常に残念なところです・・・。

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    1. Yaasanさん、こんばんは!

      欧州はもともとネジ式と言うもあってか模型のリアリティはすっぱり諦めて実用重視になってますね。
      バッファのおかげで目立たないですしね。
      実際私もこちらの方が性に合っていてメーカー問わず使えるNEMポケットの恩恵を受けまくってます。
      ISカプラは見た目が凄くいいので通電性をもうちょっと頑張って欲しいですね!

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