MärklinのC-GleisとK-Gleisを比較してみる。日本ではCトラック、Kトラックと呼ばれている。
そこら中から店で確認しろよ!と心の声が聞こえてきそうですが小心者なので敷居の高そうな模型屋は怖い。
茨の道とも言えるK-Gleisでしかもモジュールレイアウトを作ってしまったので数々の工夫をしてきた。
そんな中C-Gleisなら簡単なんだろうな~と思う事数回。
モジュールを使わずに遊ぶにも良いしC-Gleisを知らないのも良くないと思って先日購入。
KとCの違いは道床が付いているか付いていないかだけど、実際見てみると違いがありすぎる。
ちなみに海外のフォーラムでもこの2種類の比較はなかなか見ない。
そもそもK-Gleis人口が世界的に少ないからだ。
今回比較してみるレールたち。
左2本がC-Gleis、右2本がK-Gleis。下は参考にKATOのHOユニトラック。
まず驚いたのがC-Gleisはレールそのものにジョイナーがない事。
プラスチックの接続だけで精度が保たれるのだろうか?実際少しグラグラする。
K-Gleisはややこしい、レールにちゃんとジョイナーがあるのでカッチリ接続できるけどセンターレールが特殊。
ジョイナーの下にプラスチックの板があってその下にさらに鉄製の妙な形をした板が見える。
裏を向けると分かりやすい。
C-Gleisはセンターレールも同じ扱いで隣のレールと接続される。見た目が複雑だけど堅牢そう。
K-Gleisのセンターレールは2枚に分かれた板を重ね合わせて通電する、そしてレールの
下面すべてセンターレールの鉄板。
参考にKATOのHOユニトラック、Nと同じでジョイナーが大きく一体型でかなりガッチリくっつく。
裏面、センターレールは当然ないのでシンプル。ジョイナーの作りが素晴らしい。
次にダブルスリップ、C-Gleis24624はK-Gleis2260と同じかと思っていたら全然違う。
トングレールがK-Gleis2260は1本ずつなのに対してC-Gleis24624はちゃんと2本ずつある。
重ねてみると大きさも微妙に違う。Rは同じかもしれない。
裏面を見るとやはり新しいC-Gleis24624の方が圧倒的に作りが良い。
スプリングポイントを生かしつつレバーからの駆動を伝えるバーが鉄製で強固。
センターレールの鉄板も最低限で美しい。あいてる所へソレノイドモータやデコーダが入る。
K-Gleis2260はプラスチックの板で駆動するので少しでも塗料や接着剤が入ると固まる。
底面すべてセンターレールの鉄板なのでショートもしやすい。
こうして比べてみるとやはりC-Gleisはすごい。
見た目が気にならなければ間違いなくK-Gleisよりも扱いやすく堅牢。
ただ最初に書いたようにジョイナーだけ気になる。遊びが少しあるので車両側の車輪がシビアだと
脱線するリスクが高そうだ。
仕事が一段落ついたので仕事机にC-Gleisを置いてMobile Stationで遊んでみる。
Köf IIはダブルスリップでシューが引っかかり止まってしまうので微妙だけどBR85は何も問題がおきない。
C-GleisでもROCOのACモデルが完璧な事がわかった。
この小さなレイアウトでもめちゃくちゃ楽しい。やはり音が出ると言うのは大きい。
あと最後にC-Gleisのセンターレールの突起はK-Gleisよりも小さいのがとても良い。
K-Gleisをアップデートするか新しい道床なしレール作ってほしいな~。
2017.09.18追記:
Twitterでヴァージンやくもさんから「Cレールは曲線とかでよく目違いが出ます」と情報を頂きました。
Cレールは曲線とかでよく目違いが出ます。純正車両は何の問題もなく通りますケド。エンドウ車輪は真っ逆さまでした…。https://t.co/Dj8FRKC0nv— ヴァージンやくも (@yakumo9) 2017年9月17日
めちゃくちゃずれてる・・・。フランジの浅い車輪は確実に脱線コース。メルクリンのレール目違い。KATOは平気で通過してくれる。メルクリンならICEフルスロットルでもイケル。エンドウ車輪はダメだった。 pic.twitter.com/cHqwAEXSG5— ヴァージンやくも (@yakumo9) 2017年9月12日
そこで自分もR2レールがセットに入っていたので見てみる事に。
パッと見た感じ大丈夫そうだけど。
良く見てみるとほぼずべて0.1~0.2mmくらいずれている。
これは普通にMärklin車両でもカクカクしそうな気がする。後で列車を走らせて検証しよう。
やはりC-Gleisはフランジの大きいMärklin純正車両専用と考えた方が良いかも知れない。
その点K-Gleisは寛容。
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