The Nameless City: TOMIX 113-1500系のDCC化

2019年6月2日日曜日

TOMIX 113-1500系のDCC化

結局113系のDCC化に2日かかってしまった、3線式にしたので工程も多い。
今回はその詳細な記録で写真多め。

まずは先頭車のヘッドテールライトの制御から。

Märklin3線式対応化 

今回Märklin3線式に対応もさせるのでRocoのセンターレール用のシューも台車へ取り付ける。
先頭車の台車はそのままでも付きそうだったので試してみる。

ギリギリ大丈夫だけどポイントのセンターレールは通過できなかった。

台車の中心をRocoのシューのサイズで2㎜ほど削ってみた。

はめてみるとピッタリ!ポイントの通過もこれで問題ない。

左:ノーマルの状態、右:2㎜カットした状態

先頭車2両ともシューを取り付け。

室内へは穴をあけてとおす。

先頭車のヘッドテールライトは中心の銅板(スイッチ付き)とウェイトから給電するタイプ。

コネクタで全車給電するので扉の窓は外しておく、ちゃんと塗装されていて凄い。

KATO DCCフレンドリー FL12デコーダ取り付け 

ここはトイレ?きれいにFL12が収まる場所を見つけた。

FL12の裏の接点は使わないので事故防止のためにカプトンテープで絶縁。

クモハ40でもやった方法、5VだけどICから直接ヘッドテールライトへ給電。
ICの左から2番目の足はすぐ下のランドと同じなので好きな方へ接続できる。

必ずテスターで隣同士導通していないか確認。
それからクリップで接続してテスト、まずヘッドライト。

次にテールライト、まったく問題ない。逆側の先頭車はICから出ている線を逆に付けるだけ。

図にするとこんな感じ。この方法だととても簡単で分かりやすい。
赤/黄色=レールからの給電(DCCは交流なので極性関係なし、どちらへつけても同じ)
緑/青=FL12からヘッドテールライトの基盤へ、逆側の先頭車はこの線を逆につけるだけ。

もとのレールからの給電部分はカプトンテープで絶縁してしまう。

先ほど絶縁したところへ銅板を接着してFL12からきた線を半田付け、逆側の先頭車は逆に半田付けする。

これでボディ側についている接点をそのまま利用できる。 

FL12はうしろに積むので線が長くなってしまう、今回作業時間短縮のため室内は犠牲にする。
コネクタは通電カプラー代わりに使用するもの。


ボディをかぶせて完成、3線式は日本型だとゲテモノ感あるけどS.やくもさんがすでにやっていらっしゃるので
まったく躊躇なくできた。先人の教えは大切。

先頭車を並べて同じアドレスで前後進切り替えて確認。明るさもいい感じだった。

コネクタはこんな感じで扉の窓部分から出した。

M車のDCC化 

続いてM車のDCC化作業、構造が単純なのはJR浜松さんの次の記事で確認済みだった。
JR浜松鉄道Offical Page 浜鉄Blog 「113系のDCC化下準備」

さらにばらした所、レールからの給電を銅板とウェイトを伝ってモーターへ接続するタイプで単純。

アナログ車にたまにあるなぞのユニット、レールから給電する途中に挟んである。
DCC化の際に悪さをしそうなので取ってしまう。

今回は汎用性のあるNEM652 8pinで行くので購入してあるESUのコネクタを使用する。

モーターはオレンジとグレー、逆につければ逆に進むだけ。黒と赤はレールからの給電。
半田付けしなおすのが面倒な場合はデコーダの設定で前後進変えられるので好きなほうへつけてしまう。
そしてモーターへの給電板を絶縁するためカプトンテープを貼っておく。

次に銅板を戻すけどテスターで確認するとモーターの給電板だけ絶縁していてもモーターへ微妙に
接触するようで完全に絶縁できていなかったのでモーター周辺は切断した。

LokSound 5はまもなく日本へ到着するけど、とりあえずLokSound V4で動作確認。
スピーカーもYouChoosのPowerCube。

先頭車のシューからの給電をコネクタ経由でM車へ、問題ない。

続いてサウンドの書き込み。LokSound 5は書き込みが早くなっているらしいので到着が楽しみ!

サウンドの確認と微調整 

とりあえず走らせてみると滑る滑る!滑りまくり。
ゴムタイヤを履いていないのでシューが2個あると抵抗が大きくトラクションがかからない。
そこで重量マシマシ作戦で行くことにした、真鍮の塊2個を台車上にくるように設置。

テストしている途中でPowerCubeの音がなぜか徐々にスカスカになってしまったのでZimoの
DUMBO LS26X20X08-1Wに切り替え。
YouChoosへまた大型のスピーカーを注文してあるのでとりあえず仮でZimoで行く。

重量マシマシ作戦とシューもちょっと削って完璧にMärklin3線式の欧州レイアウトを走行できるようになった。

今夜何もなければ動画撮影をする予定。

続きはこちら
2019年6月6日木曜日「キハ40-500の3線式化と113系のLokSound5化」


4 件のコメント:

  1. 早速のDCC化作業、参考になります!
    AC化作業が、本当にスゴいです。シューの取り付け、これほどうまくできてしまうとは、Nardiさんの技術の高さには本当に尊敬です。私は、シューの取り付けで失敗を繰り返していて、結局、C Trackの使用を断念してしまったので・・・。

    今夜の動画、楽しみにしています!なんとか雑音が発生しないことを心から祈ります!

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    1. Yaasanさん、こんにちは!

      ありがとうございます!Yaasanさんに褒めて頂けると自信に繋がりますね!
      そしてExpBoardがあればもっと簡単でしょうね、今回はFL12で行くことにしました。
      113系の構造はシンプルでAC化もとても簡単でした!見ての通り作業がいい加減で技術もなくても短時間で完了しました。
      T車があればほかの列車でもできそうな気がします。
      今回S.やくもさんの前例もありますし自分の自信にも繋がりました。

      私も新幹線のAC化いつかチャレンジしたいですがT車の台車の裏面を見てみないと怖いですね。
      動画とりあえずLokSound V4ですが撮影してみます!

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  2. こんにちは!

    ありがとうございますm(__)m
    おそらくFL12の裏側の端子を絶縁しないでクリップを挟んでテストしたのがデコーダを焼いてしまった原因とこの記事から悟りました。
    仕組みは完全に理解出来ておりませんが、これで希望が持てました。この記事を参考にして組み込みたいと思います。

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    1. JR浜松さん、こんにちは!

      なるほど!裏側をはさんでクリップで接続してしまったんですね。
      正式名称がわかりませんが私の使っているIC用のクリップ良いですよ、片側しか接触しません。
      私もFL12の仕組みは良く分かっていません(笑)
      ただ普通にファンクションデコーダですから接続できてしまえばCV値などは同じです。
      サウンドデコーダ同様アドレスも変えられるので私はわかりやすく113で統一しました。

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