The Nameless City: Train-Tech Smart Screen 設定方法

2019年7月22日月曜日

Train-Tech Smart Screen 設定方法

先日届いたTrain-Tech Smart Screenの基本的な設定をメモ。
まずは起動してすぐのデモ画面動画をツイッターにアップしたものから。

Train-TechはイギリスのDCC機器メーカーで信号機やデコーダを作っているメーカー。
このブログでも2016年のDCC関連メーカーメモに少し書いた事がある。
2016年5月30日月曜日「DCC関連メーカーメモ」

そのTrain-TechがSmart Screenを発表したのが去年10月。

その後いつ発売したか特に発表もしていなかったしウォッチもしていなかったけど先日レール購入時に
調べたら発売されてる事に気づいたので購入。

まずはパッケージから出した所、SD2は2個入りセット。繊細だと思っていたので1つは壊す前提で。

裏と表、表はおそらくOLEDディスプレイでガラス、折りたたむ感じで基板が後ろに貼りついてる

パッドへのはんだ付けは1~2秒でと書いてあってビビる。右は別売りのケース。

ケースに入れた所。

マニュアルは公式サイトのPDFでもみれる。
http://www.train-tech.com/index.php/smart-screen

ツイッターにも書いたけど、この製品のポイントは。
・駅構内の案内、列車やバスの側面表示、さまざまな用途に使える小さなディスプレイ
・横 31mm 縦 9.5mm 奥行 4.5mm で主に00やH0スケール以上向き
・DCCアドレスを持っていてファンクションで操作可能
・購入時に文字入力済みで購入可能(フォームに書いて提出する必要がある)
・Train-Tech製のセンサーで在線検出して表示を変える事が可能
・センサーの入力にボタンを付けて物理的に手動で変える事も可能
・車両に搭載した場合も進行方向で表示を変える事が可能
・時計だけ別のDCCアドレスが割り当てられていて表示を複数の案内板で同期できる
・アナログDCでも設定済みのデータを表示可能
・メッセージは10セット記録する事ができ、好きなように呼び出す事ができる。
・メッセージは1行目は画面に収まる文字数(文字の大きさによる)2行目は137文字
・2行目は自動でスクロールする
・Arduinoなどで制御も可能との事

マニュアルから特に重要な文字入力設定の所。

デフォルトのDCCアドレスは55(時計は56)
起動画面(デモ画面)でF8を押すとメニューが現れ、マニュアルにあるファンクション番号と
画面の指示に従うだけで設定できる。

一度メニュー画面を出すとデモ画面は消えAll messages deleteになる。ここでF8を押す。

すると数秒プログラムアドレスと時計アドレスが表示される。
もしアドレスを変更して忘れてしまった場合メーカーに問い合わせる必要があるので注意。

最初のメニューでメッセージのセットを選択する、A~Jの10セット。F6で設定画面へ。

メッセージの編集か、メッセージのコントロール設定を選ぶ。

メッセージの編集へ入るとカラの場合はこの画面になる。

F3とF4で文字を選択する。

F1とF2でカーソルを左右に移動できる。スペースを入れたい場合もカーソルを移動する。

1行目に「The Nameless City」と入力したところ。

カーソルを移動して2行目に行き更に「Thank You For Watching」と入力したところ。

画面表示以上の文字入力時は自動でスクロールする。

文字入力が終わってF8を押すとセーブされる。

起動画面に戻り1行目は固定、2行目は右から左へスクロールして表示される。

1行目に時計を入れたい場合は時計分スペースが必要で「The」を消した。
時計はメッセージ作成時にF0を押すと自動で右端へ表示される。

またセーブ。

1行目の右に時計が表示されるようになった。

スクロールする時メッセージ最初と最後が繋がってしまうのでスペースを入れておくと良いかもしれない。

文字はアルファベット、記号、ドイツ語のウムラウトやエスツェットも入力できる。
2セット目にアルファベットとウムラウトを入力してみた。

デフォルト設定ではそれぞれのセットを順番に自動で表示するようになっている。
動画をGIFアニメーションにしてみた。


マニュアルをすべて読んでから開始するように!

2ページ目に今回行った設定。 

3ページ目に細かいコントロール方法の説明。時計は電源ONで設定した所から開始する。

4ページ目は車両に搭載した時の例でAセット、Bセットを進行方向で自動で変えられる。

5ページ目はセンサーを使用して表示を自動で変えられる例。

6ページ目はDCCアクセサリーアドレスとDCC機関車アドレスで変更する例。

7ページ目は物理的なスイッチ、ボタンで変更する例。

こんなにコンパクトで多機能で驚くばかり。
これが2つセットの場合64.17GBPで買えるのでお得感がすごい。
工夫すればいろいろな事に使える。

2 件のコメント:

  1. これは楽しいですね。
    用途は限られるのかもしれませんが、どこにどんな風に使うと演出効果が高いかを考えるだけでワクワクします。
    ディテールや演出にこだわるならやっぱりHO以上のサイズだなぁとつくづく思う製品ですね。

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    1. Gutさん、こんにちは!

      こういう細かい演出が製品として存在する事が素晴らしいですよね。
      案内がメインではありますが、鉄道模型に使わなくてもまったく違うものにも応用できそうです。
      DCC自体さまざまな物を制御できるので夢が広がります。

      そしてそうですね、H0になると演出の幅が広がりますよね。
      機関車のデジタルギミックについても同じ事が言えますが需要と供給、そしてスペースの問題はH0になると一気に解決しますね。

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