いきなり初めての水洗いレジンで初めてのデータだったので案の定失敗。
もう一度おさらい、まずFeldbahn用の橋をサイズを測ってからモデリング。
いきなり初めての水洗いレジンでチャレンジ、そして失敗。
まずAnycubic純正レジンと比べて思ったよりも水洗いレジンは柔らかい。
10時間超えていたので溶剤が分離して沈殿もしていたのがいけなかったかもしれない。
モデリングも見直して3%ほど肉厚にした。
出来上がりの正解がわからないとだめだと思いまずは純正レジンで出力。
0.01mm/10sec/12時間23分。
あっさり完璧な状態で出力された、「Anycubic Photon用 Easy Z=0」も利いてる。
純正のZ軸調整パーツと「Easy Z=0」の差がわかるのがベースレイヤーの水平具合。
純正だとしっかりボルトを締めないと硬化したレジンが剥がれる時にほんの少し斜めになる。
プライマーサーフェイサーを吹いてつないで見た所。
モデリングした通りだしサイズも問題ない。
リファレンスが出来たのでいよいよ水洗いレジン。
設定も0.01mm/15secにして、途中50%くらいでレジンをつぎ足す感じで攪拌。14時間25分。
ほぼ完ぺきだけど、若干歪んでる。しかし水で洗えるのは楽。
レジンバットの方の底に硬化はしていないけどベースレイヤーの形っぽく分離したレジンが残った。
これに水を入れるとこんな感じに球状になってまとまる。油のような感じ。
しかしうちの環境では水で洗うだけでは油っぽい膜が残ってしまい最後はIPAできれいにした。
プラットホームから外してすぐはこんな感じだけど。
UVランプでさらに硬化を進めると徐々に収縮して曲がってしまった。
この写真はプライマーサーフェイサーを吹いたあと。
ベースレイヤー部分の比較、左が純正レジン、右がWanhaoの水洗いレジン。
薄い物を出力する際はレイヤーの厚みを変えて単純に出力スピードを上げる必要がある気がする。
そしてUVランプで硬化させる前にベースレイヤーから剥がした方が良さそう。
純正レジンのように1~2回でコツをつかめる感じがしない、おそらく5回くらいはトライアンドエラーが必要。
同じパーツを純正レジンと水洗いレジンで比較。豪快に曲がってる。
そしてサポートがあっても垂れ下がった場所がある、これは照射時間が短く柔らかいからだと思われる。
斜め上から俯瞰で見ればそんなに気にならないけど、全体的に収縮してしまっているのでこれは使えない。
他の比較画像、正面から。
純正レジンのモデリング結果の再現性がすごい!ボルトまでしっかり見えてるし、一部木の質感が出てる。
水洗いレジンも細かさでは優秀、若干純正よりぼやけるけど素晴らしい。収縮するけど。
水洗いレジンは収縮でサポートが外れるほど、まだまだ設定を詰めなければ。
上から見るとまともにみえる。
やはり短期間で簡単に完璧に出力するなら純正レジンが確実。
おそらく水洗いレジンでも設定を追い込めば普通に扱えるようになるはず。
何より水洗いで処理できるのは大きい、とは言えPhoton側も出力したものも水洗いした後に
軽くIPA洗浄した方が良い。
素材のクセを吸収して納得できるものを作るまでは試行錯誤の繰り返しですね。
返信削除その作業を楽しめるようであれば、そのうちあっと驚くようなものが完成すると思います。
しかし、ナットや木目の表現は本当に凄いです。
スクラッチで表現するとなると地獄にハマるやつですから、大抵は塗装などでごまかしてしまいます。
そうするとアップに耐えられない。
Nの場合は特に死活問題(笑)
トラスも是非やってみてほしいです。
Gutさん、おはようございます!
削除ほんとおっしゃる通りですね、まずは素材のクセを学ぶところからですね。
Gutさんもそうですが、フルスクラッチしてる皆さんはほんとすごいと思います。
私の場合3Dプリンターは究極の横着です。
自分が得意とする3DCGを活かせるのは本当に良い時代になりました。
とは言えNスケールではまだまだ活用するのは難しいですね・・・。
3Dプリンターに慣れてる方からすればこれでも十分だと言われてしまうと思いますが。
トラスですね!すみません、モデリングは途中まで進んでいるのですが他を進めてました。
今日プリント開始まで持って行ってみます!
せっかくなのでGutさんの使用を想定してみます。
おこがましいですが、うまく行けばGutさんに協力出来るかもしれません!