調べれば調べるほど種類が多くて混乱するゲージとスケールについて
自分の持っているものの範囲でメモ。
前回ともう少し前にも少し書いているけど鉄道模型にはいくつかの規格があって
それに合わせて各社製品を作っている。
ヨーロッパだとMOROPのNEM規格。
アメリカだとNMRA規格。
MOROPとNMRAはDCC規格について共同で制定している。
自分が2015年から始めている鉄道模型は以下の3種類。
Spur 1 スケール:1/32 ゲージ:45mm
Spur HO スケール:1/87 ゲージ:16.5mm
Spur N スケール:1/160 ゲージ:9mm
ドイツ語のSpurは直訳すると英語ではTrack、日本語では軌道を指すと思う。
Spur1を1番とWikipediaに書いてあるけど16番の存在する日本でそれを言ってしまう
とまた複雑になりそうなので自分はヨーロッパ車両がメインなのでSpur表記をする。
日本は狭軌が多いと言う事もあり鉄道模型はより複雑になり議論にもなり
ゲージもスケールも乱立すると言う悲劇が起きている。
あまりに複雑なので見なかった事にしようと思うけど、ひとつ思うのは
NではなくTTを低価格鉄道模型として大手が普及させていたらもう少し
議論が落ち着いていたのではないかと思ってしまう。
問題なのは日本はMOROPやNMRAのような団体すら乱立してる事だと思う。
この写真のNとHOの機関車はカラーリングは違うけど同じ1216 Taurus。
線路の高さや太さでもイメージがだいぶ違う事がわかる。
NはPecoのCode55なのでCode80のレールに乗せるとまた印象がだいぶ違うと思う。
HOはMärklinのCode100。
ヨーロッパとアメリカ、そしてイギリスでもゲージとスケールが異なるので同時に
走らせる事は出来てもスケールが若干違う問題がある。
日本でNやHOの新幹線を各社出しているけど元が標準軌かつUIC規格に近いサイズ
のおかげかスケールがヨーロッパとまったく同じでおそらくヨーロッパ車両と一緒に
走らせても違和感はないのではないかと思う。
そもそも歴史の長いヨーロッパではブリキのおもちゃ的な物から始まり、徐々に
ゲージもスケールもリアルに寄せて来てはいるもののいまだに長さを縮めた
ショートスケール車両があるので気にしない人の方が多いのかもしれない。
そしてゲージもスケールもよりリアルを求める人はSpur1に行くのかもしれない。
Spur1ではもっと細かい話で車輪のFinescale問題が議論になる。
HOでもあると思うけど、Nと同じで車輪と言うよりレールの話になる気がする。
例えばHOだとWeinert ModellbauのCode75。
NだとPECOのCode55などなど。
Weinert ModellbauのCode75レールはMärklinのNEM340フランジでは
ギリギリすぎるので注意が必要だそう。
Spur1の人がFinescaleを求めるのが何となく分かるのは、大きくなればなるほど
フランジの高さが目立ってくる所。
うまく比較して撮影できていないけどNやHOで気になるのはむしろ車輪自体の幅。
とは言え自分はそこまで気にしていない。
実車をそもそも見ていないのと、鉄道自体詳しくないせいだと思う。
おそらくヨーロッパのFinescaleを求める人はレールの高さやサイズも気にするはず。
このMärklinのSpur1レールの枕木はこれでいいのか?とか。
枕木の間隔も各国で違うらしいので良く分からない。
ただWeinertのレールで作られたレイアウトを見るとよりリアルに見えてジオラマとして
完成している気がする。自分もそのうちジオラマを作る時はWeinert使ってみよう。
0 件のコメント:
コメントを投稿