The Nameless City: H0モジュール50:Feldbahn-H0fの基礎作成

2018年8月9日木曜日

H0モジュール50:Feldbahn-H0fの基礎作成

前回久しぶりにモジュールレイアウト2層目の制作を開始して動画にした時の演出として
Faldbahnよりもストラクチャがたくさんあった方が良いのではないか?と最後に書いた。
しかし「両立できるプランを存分に考えるべし」とGut先輩からコメントを頂き方針をまた変更。

Gutさんは2度目の巨大レイアウトを制作中、1度目のストラクチャも多い素敵なレイアウトを
踏まえての2度目なので何年ものノウハウとプランの塾考があるので言う事を聞かないわけにいかない。

Gutさんの1度目のレイアウトのダイジェストはこちら。見せ場の作り方がうますぎる。
https://gut.blog.so-net.ne.jp/2012-04-29

私のレイアウトはそもそも完成を目標にせず気が向いたら手を入れて行くスタイルなので
Gutさんのおっしゃる通り急ぐ必要もない。
美大受験で散々書いたデッサンと同じで終わりなんて絶対にない、何なら一度書いて消して
最初から書き直すと良い物が出来たりもするので、とにかく書く、消す、書く、消す、の繰り返し。
とは言えレイアウトは後戻り出来ない部分がほとんどなので頭で書いたり消したり、時には
パーツを作って並べてみたりして考えてみる事にした。

固定しないでパーツを置く場所を作って見ても良いかも?と思って3年前に買ったジオラマシート
を敷いて色々置いて見た。

建物と地面の設置部分がもっと違和感あるかと思ったけどそうでもない。

ただこのジオラマシートは明るすぎてファンシーになりすぎる。
もう1つ暗めの緑があるので後で試す予定。

並行して2層目レイアウトのHACK BRÜCKENの橋と橋のあいだにくる築堤部分も制作。

次に2層目レイアウトの最下層部分にくるFeldbahnを設置してみる事にする。
まず購入してあったBUSCHのレーザーカットBRÜCKEN 12385と12386を組み立て。

ストラクチャを増やさなくとも変化がでるように2層目レイアウト自体も複雑に。
まず置いて見て様子を見る。

下のスタイロフォームを切って見るとこれだけでドラマがありそうな予感。

いつもの動画の感じで撮影してみると小さな橋だけど結構見切れる事がわかった。

別のアングル、2層目レイアウト越しの撮影も面白くなるかもしれない。

しかしまだまだやる事がたくさんある・・・。ゆっくりやっていこう。

3DプリンターSK本舗さんで予約していた「Anycubic Photon用 Easy Z=0」と言うZ軸調整が楽になる
パーツが届いたのでこちらも組み込み開始。

最初から付いているボールハウジングをばらした所。
このボールは調整しやすいけどしっかりとめておかないと硬化したレジンを引き離すときに
少し動いてずれる事がある。

この「Anycubic Photon用 Easy Z=0」は調整しやすいうえに確実に固定される。

そして先ほどのBUSCHのFeldbahn用の橋の下にくる橋脚は自作する事にした。
サイズをはかってぴったりに来るようにモデリング。

多少ばらつきがあるように斜めにしたりゆらぎを持たしてる。
こういう工夫は既製品だと逆に大変なのでモデリング+3Dプリンターの利点。

しかもボルトの表現もしてみた、果たして0.01mmで出力できるのかわからないけど作っておいた。

Photonのスライサーを行き来して1度で出力できるように場所を調整、ギリギリだった。
もっとバラして出力すれば良いんだろうけど後が面倒なのでとりあえずこれで。

今回は初の水洗いレジンを使用してみるので1度ではうまく出ないかもしれない。
粘度からして純正のレジンと違う、しかも溶剤と分離しやすいとの事で結構大変そう。


購入した後に分離しにくい新しいバージョンも入荷する事が発表されていた。
1Lじゃなくて500mL買えばよかった。

追記:出力終了、10時間55分。

案の定失敗していた。

まずプラットホームの軸調整部分を変えたので基礎が薄くなりすぎてしまった。
前回の0地点よりも0.1mm上げる事にする。

そして水洗いレジンが純正よりもかなり柔らかい。
あと10時間もかかっているのでかなり溶剤の分離が進んでしまっていた。

と言うわけで基準を見るためにまず純正のレジンでやる事にした。
そのあともう一度モデリングでもより厚めに設定したものを出力する予定。
それがうまく行ったら水洗いレジンをもう一度試す予定。
これからやるものだけで3回試す。

こんなにやるならバラバラで出した方が良いけどテストも兼ねているのでやってみる。

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    先輩⁉︎だなんて(笑)
    私はレイアウトを作る上でいつも大切にしていることがあります。
    それは鉄オタが喜ぶものではなく、鉄道やミニチュアに興味のない人が魅せられるもの。
    それが実現できると飽きないレイアウトが出来るんだと思います。
    だから、線路配置をちょっとだけ欲張って、線路を取り巻く情景を最大限に欲張ったレイアウトを目標にしています。
    ご紹介いただいた前作(懐かしいなぁ)も同じコンセプトで作りました。
    線路の中に情景があるのではなく、情景の中に線路がある感じです。
    そうすると、ストラクチャや地形をどれだけ見せられるかが問題になるので、どうしても平地ではなく丘陵になってしまいます。
    また、あえてディテールを隠す手法もあります。
    これは覗き込まないと見えないシーンを作ることで「探す」楽しみをレイアウトに散りばめ、作品の深みを演出します。
    美大卒のNardiさんに偉そうに力説してしまいました(笑)
    将来大きなレイアウトを夢見ているのであれば、今のうちに色々挑戦しておくといいですよ。

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    1. Gutさん、おはようございます!

      まさにこのコメントを具現化しているのが良く分かるレイアウトですね!
      現在進行形のレイアウトの方も橋の見せ方などまさに魅せるレイアウトですもんね。
      いかに制約のなかで自分が理想とするレイアウトにするか勉強になります!

      私の現在のレイアウトはそもそも情景を作る予定のないデジタル制御や走行を楽しむだけのレイアウトだったんです。
      GutさんやJR浜松さんをはじめ様々な方のレイアウトを見るうちに一部情景を作る事にしました。
      その順番の悪さが現在出ている感じです(笑)

      皆さん同じだと思いますが、あーもういっそのこと壊そうかな!って思ったりもします。
      しかしGutさんのおっしゃる通り将来のための勉強と思って頑張る事にしました。
      今回のコメントもためになる言葉が盛りだくさんです!ありがとうございます!

      あと美大卒だからって何でも出来るわけじゃないですよ!美的感覚もあるわけではありません(笑)
      鉄道模型やレイアウトに関してはまだまだ素人以下です。
      ただ手を動かすことは好きなのでエアブラシはじめ木工やらスタイロフォームの切断など初めての事がすべて楽しいんですね。

      色々勉強させて頂きながら楽しんで行きたいと思います!

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