The Nameless City: 趣味にかけるお金の話

2017年10月9日月曜日

趣味にかけるお金の話

リスク

日本人は弱者に厳しい、ミス/失敗があるとメディアも含めて徹底的に叩きのめすさまを見る。
ここ数年はSNSの普及で分かりやすく誰がどう思っているか把握する事が出来るようになった。
議論が起これば「論破=勝利」と思う人も増え、中間的グレーな考え方は無視されてる事もある。

先日デュッセルドッグについて書いた時もSNSで検索するとそうでもないんだけど、なぜか
私のブログで非難する人がいて色々と考えさせられた。
人はそれぞれ100人いれば100通り、10000人いれば10000通りあるのだから型にはめるのは良くない。
もちろん悪質な人もたくさんいる、そういう人も含めてもっと広くグレーにとらえるべき。
自己破産にあうなんて交通事故にあうようなもんだ、と思えるくらいの心の余裕がないと海外通販は難しい。

交通事故にあった事あるのかよ!って言われそうだから書くと小中学校の時に2度車と
接触して骨折する事故がある。高校受験前の時はほんと死のうかと思った。
大学時代は車同士の事故もあった良くある右直の事故で相手の責任が問われた。
月額4万円の駐車場に車をとめていた時、自分のいない間に車が突っ込んでいたり、これも
事故なので警察に処理してもらった。修理代は100万を超えた。書くときりがない。

とは言え中には相当苦労して貯めたお金で購入し楽しみにしていた人もいたでしょう。
相当苦労したのにリスキーな海外通販を選ぶのはどうかと思うけど、そういう所も含めて同情する。

趣味とお金

そんな風に考えていたら年収別でどんな趣味にお金をかけているのか調べたくなった。
ググるといくつかヒットするけど、一番分かりやすく模型についても書かれているものがあった。

ITmedia ビジネスオンライン
お金か時間か:ビジネスパーソンの「趣味」の障壁、年収で違い 2015年02月12日 13時00分 公開 
調査は全国の20代~40代、500人の男女を対象に、インターネットを通じて行ったそうだ。
鉄道模型を本格的に楽しんでいるグループはもっと上の年齢層かもしれないので参考程度に見てみる。

この調査を実施したのがスルガ銀行夢研究所(d-labo)でスルガ銀行と言えば鉄道模型ローンがある。
ニッチだけど高額な鉄道模型を買う層をターゲットにしてる。素晴らしい。

まずは趣味の種類から、おそらく鉄道模型は「模型やフィギュア」にまとめられていると思う。
年収300万円未満のグループは9%
お金か時間か:ビジネスパーソンの「趣味」の障壁、年収で違い 2015年02月12日 13時00分 公開

次は年収1000万円以上のグループで4%
お金か時間か:ビジネスパーソンの「趣味」の障壁、年収で違い 2015年02月12日 13時00分 公開

記事にある通り年収が高いと趣味の幅も広がりお金のかかるアクティブなアウトドアスポーツなどが増える。
そのため「模型やフィギュア」が半分以下に減る。
鉄道模型と言う趣味はおそらく年収に関係なく興味がある人は広く分布していると思うので
単純に興味はあるけどゴルフする時間の方が大切、なんて人がいるのかもしれない。

ちなみに「鉄道模型市場規模について」でも書いたけどやはりゲームは強い。
300万円未満は19%、1000万円以上でも14%維持している。
近年ガチャ含めスマホゲームが増えているので確実に幅広い年齢層を捕まえている。
個人的にゲームが好きなので書くけど、海外ではプロゲーマーの年収はすごい。
最近日本でもプロゲーミングチームが増えてようやく認知されてきたけど、法律の問題で賞金が
少ないなど問題がまだまだ山積み。
個人的にはTwitchなどで配信しているプロゲーマーに投げ銭する事で微力ながらサポートしてる。
とは言えまだまだ偏見もあるし、最初に書いたように頭の固い人が多い日本ではなかなか難しい。

話を戻すと日本の鉄道模型メーカーは努力が足りない。おいしい客層を逃してモッタイナイ。
もっと購買層を広げないとゲームのようにグラフが埋まらない。
1000万円以上のグループは支払い能力もあるわけだから購買欲をそそる製品を
もっと投入すべきではないだろうか。
TOMIXのHOは無駄に高いだけで暴利としか言いようがない、真鍮製のような付加価値を
付ければ良いと言う話でもない、前にも書いたけどアナログ/デジタル両対応など幅を広くすべきだと思う。

次は年収別の趣味にかけるお金と時間。1カ月にどれだけのお金を趣味にかけているかと言う質問。
全体で「1万円未満」の合計が過半数の52.2%。
300万円未満は1万円未満が8割を超える、当然の結果だと思う。

お金か時間か:ビジネスパーソンの「趣味」の障壁、年収で違い 2015年02月12日 13時00分 公開 

1000万円以上の場合はほぼ均等と言う結果、趣味の幅も広いし高額なものも増えてるからだ。

お金か時間か:ビジネスパーソンの「趣味」の障壁、年収で違い 2015年02月12日 13時00分 公開 

次は趣味にかける時間だけど、ほぼ変わらないと言う結果に。
300万円未満の場合

お金か時間か:ビジネスパーソンの「趣味」の障壁、年収で違い 2015年02月12日 13時00分 公開

1000万円以上の場合

お金か時間か:ビジネスパーソンの「趣味」の障壁、年収で違い 2015年02月12日 13時00分 公開

趣味を始めるための障壁と言う質問もこれも仕方がない、その通りだと思う。
300万円未満はお金が足りないがほとんど。

お金か時間か:ビジネスパーソンの「趣味」の障壁、年収で違い 2015年02月12日 13時00分 公開

1000万円以上は時間がないがほとんどになる。

お金か時間か:ビジネスパーソンの「趣味」の障壁、年収で違い 2015年02月12日 13時00分 公開

記事はこの後ローンの話になってしまうので割愛。
個人的にはローンをしてまでやる趣味ではないと言うスタンスなのですべてクレカ1回払い。

調査結果が300万円未満と1000万円以上で中間がないのでこの調査がすべてではないけど
なかなか興味深い記事だった。
さっきも書いたけど鉄道模型業界はお金のある層をまだまだ取り込めると思う。
個人的には今こそデジタル化をどんどん進めるべきだと思う。
ガラパゴス化してる日本の鉄道模型業界が世界に置いて行かれるのは本当にモッタイナイ。



0 件のコメント:

コメントを投稿