The Nameless City: BRAWA vs ESU BR261 Gravita 比較

2018年8月22日水曜日

BRAWA vs ESU BR261 Gravita 比較

2年以上前にほぼ同時に2社から発売されたGravitaを今更比較する事もないけど、せっかくなので
私の環境での比較をしてみようと思う。

左BRAWA(DB赤)、右ESU(MRCE黒)

先日半額になっていたBRAWA 42753 Gravita BR261 定価414.90EUR(購入額176.46EUR)
2018年8月18日土曜日「Brawa 42753 Gravita BR 261 などが届く」

そしてほぼ2年前に購入したESU 31151 Gravita BR261 定価429.00EUR(購入額331.09EUR)
2016年8月7日日曜日「ESU 31151 Class 261 MRCE 開封」

どちらもデジタルでサウンドはもちろん、リモートカプラーがついた高級機という位置づけ。
大きな違いは
・BRAWAは上部グリル内のファンを回せる。
・ESUはスモークジェネレーターが内蔵されている。
機構を考えたら両方乗せるのは難しそう。

サウンドもオリジナルが同じなので似ているけど聞き比べたら全然違う。
スピーカーはESUの方が大きく力強い。
材質はBRAWAは主に樹脂、ESUはダイキャストとおそらく真鍮。

外観のディテールを見て行く、どちらも素晴らしい。


個人的にESUになくて残念だった部分を拡大。
BRAWAはGravita 10 BBと製品名がちゃんと書いてあって素晴らしい!

ESUの方はなぜかない、MRCEの実車にはないのかと思ったけど画像検索すると書いてあるようだ。

キャブ周辺もどちらも素晴らしい。

ESUはドライバー付き。

上から見ると大きく違うのはグリル部分、BRAWAは奥の方の銀色のファンが回る。

ESUはグリル内は作られていない、中をあけるとグリル部分に大きなスピーカーがある。

手摺り、ステップ、窓枠はESUの方が細かい。

手摺りは白いから太く見えるのかな?と思って実測してみた。
BRAWA 0.56mm

ESU 0.47mm
 
リモート解放が出来るカプラーを比較。
BRAWAはMärklinのテレックスカプラーと似ていてフックが下りる事で解放する。
駆動部分の都合かカプラーの全長がとても長いのがわかる。

ESUは相手側のフックをパタパタとはじく事で外れるタイプ。
動きは奇妙だけどカプラー自体コンパクトですっきりしてる。

次は実際にリモートカプラーをテストする。
2年半前にドイツの比較レビューを見た所BRAWAのカプラーは急カーブで自然開放すると言う事だった。
実際どうなのかR360のカーブとダブルスリップを組み合わせて過酷なS字カーブを作ってテスト。

貨車側のカプラーはRocoのユニバーサルカプラー。

それとESUのユニバーサルカプラーを装着。

ESUはガッチリ組み合っていて外れる気がまったくしない。

ESU、Rocoどちらのユニバーサルカプラーも問題ないしバッファーロッキングしそうなくらい接近してる。

BRAWAはフックにひっかけるタイプなので最大でこのくらい車間が開く。

カーブではフックがぎりぎり、ドイツのレビューにあったように多少のショックで外れそう。
ただスローで走らせてる分には外れる事はなかった。ぎりぎりだけど。

カーブ中間でリモートカプラーの開放を試す。
機構的に単純なのでBRAWAのリモートカプラーによる解放は100%。

ESUはうまく行く確率は20%くらい。急カーブでは解放できないと思ってよさそう。

内部の比較もしようかと思ったけど先日コメントでMasatoさんから手摺りが折れやすく
ボディを止める爪もライトの配線も折れやすいとの事で諦めました。

BRAWAの貴重な内部写真はMasatoさんのブログを参照してください。
https://masato-mar.blog.so-net.ne.jp/2015-11-29

ESUの内部写真は私の過去の投稿から
https://www.namelesscity.tokyo/2018/01/esu-31151-261-mrce.html

こうして見るとどちらも素晴らしい。
BRAWAでとくに良い所は見た目はともかく確実なリモートカプラー、ヘッド/テールライトの豊富な表現。
ESUでとくに良い所はスモークジェネレーターとコンパクトなリモートカプラー。

しかし価格で見るとBRAWAは残念、わずか15EURの差でスモークジェネレーターがなく
ボディや細部のパーツが樹脂製になり、ついでに言うと保管するための箱もやすっぽい。
以前購入したBRAWAのBR146.2も気付かなければ返品レベルの不具合があったのでBRAWAには
ESU製品のライバルとしてもう少し頑張って欲しい。

とは言え私は176.46EURと言うデコーダ代引いたら本体は70EURと言う恐ろしい価格で
購入させてもらったので文句書いてる場合じゃない。
DBカラーのGravitaはカッコいいのでとても良い買い物した。

Gravitaはうちにある10BBと15BB以外にも更に大型の20BBや更に小型で入れ替え用の5C/5Bが
一応計画されてるので、もし出たら揃えて行きたい。


最後に、メル鉄おやじブログ Masatoさん貴重なコメントありがとうございました!
ESUのBR265も入線されているそうです。





4 件のコメント:

  1. おはようございます。
    メーカーによる違いは、人それぞれ好みが分かれるところでもありますが、値段がさほど変わらないとなると色々考えてしまいますね。
    Nではやっぱり出来がいいのはFleischmannで、その分高価です。TRIXやHobbytrainは安いですが造形もそれなり。
    どこを優先させるか悩むところですね。

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    1. Gutさん、おはようございます!

      見た目はほとんど変わらなかったので、おっしゃる通り好みの問題ですね。
      作りこみの違いが大きいのは、やはりESUは車両としては後進メーカーですし、儲けは少なくともメインストリームのDCC関連機器が売れればいいと言うのが大きいかもしれません。
      とは言えユーザー的にはどうしてもコストパフォーマンスを考えちゃいますよね!
      ESUはほんと凄いと思います。

      NはやはりFleischmannですか!TRIXやHobbytrainは造形もそれなりなんですね。
      わたしが所有するNはFleischmannのみなのでその辺まったくわかりませんでした。
      このブログの初期にも書きましたが日本型と比べるとFleischmannの出来が良すぎて最初びっくりしました!
      逆に日本型のNは安すぎる気がしました、もう少し金属パーツの多いリッチなモデルがあっても買う人いるのではないかと思いました。今はどうでもいいですが(笑)

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  2. おはようございます。

    もしこれのDCCがこの値段であったらばBR261DBAGは持っていないので考えていたと思います。
    気を使いながら運転して万が一壊れたらそこは妥協する(笑)ESUが良いのは認識してますが、CPは素晴らしいとしても○万ですからね(^^;

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    1. JR浜松さん、おはようございます!

      やはりコスパですよね、JR浜松さんのコメントで思い出しましたがESUはAC/DC両用と言うのも凄い事ですよね。
      BRAWAはAC用だけ売れ残ってるイメージですのでDC用は割と普通に売れたのかもしれません。
      ESUは安くなっても結構高額ですからね、とは言え知れば知るほどESUの凄さが分かるのもまた事実ですね。

      実はまだ詳しく検証してませんが、このBRAWAのカプラーの片方が動きません。
      ESUも壊れる時は壊れますから良いのですが価格を考えると発売してまもなく買った人はかなり嫌な思いをしたかもしれませんね。
      それでレビューがひどかったのかもしれません。

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