The Nameless City: DC / AC の車軸を比較する
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2018年5月10日木曜日

DC / AC の車軸を比較する

先日室内灯をつけていて集電について気づいた事があるのでメモ。
DCとACで車輪のフランジや幅が違う事は前に書いた。
2017年7月25日火曜日「NEM310/340、改めて車輪にまつわる話

何度か書いているけどここで一度 DC / AC モデルのおさらい。
欧州で売られている車両の多くはDCモデルとACモデルがあり、名前の通りでみるとDCは直流用、ACは交流用
と言う話になるけど、実際のところDCCは交流なのでDCモデルではなくACモデルを買わなければ行けないのか?
と言うとそうではない。

欧州ではアナログ時代からMärklin3線式とその他2線式でシェアを分けていてMärklinはAC交流だった。
その他2線式は日本のアナログ鉄道模型同様DC直流だった。
Märklinは欧州シェア1位と言う事もあり各社DCモデル、ACモデルと2パターン売らなければならなかった。
その後デジタル化し2線式もDCCになって交流になったけどアナログ2線式でもそのまま使用できるので
名前もDCモデルのままなんだろうと思う。
MärklinのACはアナログからデジタルに変わっても交流のままなのでACモデル。

そんな歴史を踏まえてか欧州ではわかりやすく2線式=DCモデル、3線式=ACモデルとしている。

フランジや車輪の幅、バックトゥバックゲージの違いなどもあるけど大きな違いは左右の車輪で
絶縁する必要のあるDCモデルと絶縁する必要のないACモデルの違い。
今回その絶縁部分を比較してみようと思う。

簡素な作りのNMJの車軸から、片側の車輪の車軸がささるピボット部分にプラスチック製の
パーツがついて絶縁されているのがわかる。これは他社も同様でスタンダードなやりかたのようだった。
室内灯がついた車両は通常この車軸から集電する。

両方の台車で絶縁ピボットの場所を逆にして集電するレールを変える方式。
つまり2線式で集電する場合は両台車からプラスとマイナスを接続する必要がある。
または2軸台車の場合、自分で車軸を逆につければ台車1つで両方接続する事もできる。

こちらは複雑なL.S.modelsの台車。

NMJや他社同様片側のピボットが絶縁されてる。

つづいてDC / AC両対応のESUの計測車の台車。車軸自体がプラスチックなのがわかる。

集電は左右のピボットに銅板がついている。これは後述するKATOと同じ方式。

私の場合3線式ACなのでセンターレール用のシューもそのままついてる。

つづいてMärklinの客車、車軸は金属。

特にピボットは絶縁されていない。

逆側も絶縁されていないので左右通電しているのがわかる。
これはMärklinのACモデルはレールとセンターレールでホットとグラウンドになっているためで
2線式よりも集電性能が良い事がわかる。(ただし室内灯を自作するにはデメリットになる)

KATOの16番ゲージのワム80000も見てみた、ESU同様車軸がプラスチック。
関係ないけど欧州1/87 H0ゲージに見慣れていると1/80の16番ゲージは車両に対して
バックトゥバックゲージが広く感じる。レールをTTと同じ13mmにしたくなるのも頷ける。

つづいてKATOのNゲージ、16番ゲージ同様車軸はプラスチックで両側のピボットから集電する。

欧州のH0ゲージもESUやこのKATOのようにピボット集電をデフォルトで装備してほしい・・・。

まとめるとESU以外の欧州の車軸は集電を自作しやすいけど2線式では向きに注意する必要がある。
車軸がプラスチックの場合はピボットから集電する事になるので自作は難易度があがる。

3線式の場合は車軸からの集電は何も考える必要がないので楽だけど、センターシューをつける
必要があるので室内灯を自作する場合は2線式の何倍もの労力が必要になる。
こうして比較すると2線式は楽でいいなぁと言う話。




4 件のコメント:

  1. KATOの集電方式をデフォルトにして欲しいという気持ち、よ〜くわかります。
    車軸や車輪の内側に銅板を接触させて集電すると、銅板との摩擦で車輪が回らないんですよ。
    特にMinitrixの制御車はライト用集電&極性切替機能のおかげで車輪ではなくソリになってます。
    非力なNゲージでは結構な問題なんです。

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    1. Gutさん、こんばんは。

      確かにNスケールだと板状のもので接触だと摩擦が勝ってしまいそうですね。
      ピボット集電だと回転もスムーズになりそうだし良い事ばかりですよね。
      ESUの客車はKATOのようにデフォルトでついているので助かります。
      Minitrixの制御車は標準でそうなっているんですか!かなりの抵抗になっていそうですね。
      アナログとデジタル両方の事を考えたらスイッチ切り替え式と言う事になるんですね。

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  2. おはようございます。

    Nの場合にKATOとTOMIXでピボットによる転がり抵抗の差が顕著ですね。
    KATOは金属メーカーだけあってか室内灯を取り付けて重量が嵩んでも走行がスムーズですが、TOMIXのは勾配が急だと登らないといった問題があります。過去にDCC化しBEMFで対処しようと試みましたが難しかったです。
    欧州型HO客車にいずれ室内灯を取り付ける予定ですが、集電の仕組み(+−)がこれで分かって来ました。DC仕様といってもDCC対応になってるんですね。

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    1. JR浜松さん、おはようございます。

      なるほどTOMIXは微妙なんですか、Nだと転がり抵抗の差はかなり顕著なんですね。
      室内灯を仕込んだだけで転がりが悪くなるというのは厳しいですね・・・。

      DCとDCCは直流と交流の違いはありますが2線式であれば集電方法は何ら変わりがありませんので良いですよね!
      本当はESUやKATOのようなピボット集電が良いですがそこはコストダウンなんでしょうね。
      車軸集電だとうっかり台車が180度回転してしまって気づかずショートする可能性ありますからね。

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