The Nameless City: Frog JuicerとRoco製ポイント解説
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2018年7月14日土曜日

Frog JuicerとRoco製ポイント解説

2年ほど前にNゲージでDCCテストレイアウトを作成していた時にFrog Juicerのネタをよく書いていたけど
今回Rocoの再販されたレールでも似たような事をネタにしてみようと思います。
この記事は今後動画撮影したり書き足したりとアップデートする可能性があります。

まずは簡単なレイアウトの説明。
1本のレールがポイントを使って分岐する単純なレイアウト。

今回のRocoのポイント部分、欧州ではDCCが当たり前なので非選択式が標準。
フログ部分は絶縁されている、Pecoで言うところのElectroFrogでフログへ給電出来る。

フログ部分を拡大。
フログレールとウィングレール部分にギャップが設けられていて絶縁されているのがわかる。

ちなみに名称はいろいろあるので、ここでは欧米での名称で統一。
オレンジの部分が大きな意味でのフログ、青い尖った部分がフログレール部分。
フログ=カエルなのはウィングレールからの折れた所が舌に見えるからだろうか?
ウィングレールで囲まれた部分をスロート=喉と呼ぶようなのでそうかもしれない。
一応参考までにレール会社の説明ページをリンク。
http://www.akrailroad.com/products/frogs

Rocoのポイントは標準でフログレールへの通電が分岐の方向で極性が変わるようになっていて
フログレールをショートする事なく通過する事ができる。(欧米ではたぶん一般的)

Rocoのポイントではフログ付近の絶縁されたウィングレールには通電していない
(追記:フログレールと絶縁されたウィングレール部分は導通してました!)

ところがスプリングポイントとして利用したい場合に問題が起きる。
例えば左上の分岐側から侵入してポイントが切り替わっていない場合フログレールの通電は直進方向へ
あわせているためフログレールを踏んだとたんにショートする事になる。

そのためRocoのポイントはフログレールへの通電を簡単に止める事が出来るようになっている。
下の画像のオレンジで囲った部分。

これが簡単なコネクターになっていて抜けばフログレールへは通電しなくなる。

フログ付近の無電区間は絶縁されたウィングレールと合わせて30mmほどなので室内灯が若干チラつく
かもしれないけど、ほとんどの車両では問題ないと思われる。
しかし下の写真のKöfのような小さな機関車だとサウンドが飛んだり最悪停止してしまう。
(写真は3線式用のKöfなのでイメージとして置いて見ただけで動かす事はできない)

ここで私の大好きなFrog Juicerの出番。
Frog JuicerはアメリカTam Valley Depot製の自動極性変換モジュールの事。
写真は6か所まで変換可能なHex Frog Juicer、他に2か所のDual、1か所のMonoがある。

自動極性変換モジュールはDigitraxなどからも出ているけどアナログ的にリレーで切り替えるタイプのようで
たまに切り替えに失敗する事があるらしい。
このTam Valley DepotのFrog JuicerはDCCブースターの派生らしく根本的に他社のものとは違うらしい。
らしいと言うのは海外のフォーラムを読んだ受け売りだからです。
100%信頼できるのはTam Valley DepotのFrog Juicerだけ、と言う言葉を鵜呑みにして
最初購入したので他社の安いアナログ式は正直どうなのか知らない。

自動極性変換モジュールはフログの極性を変えられるだけでなくリバース線などでも使える。
2年前になるけどHex Frog Juicerを活用しまくりのリバース線も走行するDCC化したVSEの動画はこちら。

話を戻して今回のRocoのポイントのフログレールを自動極性変換させてみる。

接続は簡単、コマンドステーションからレールへ、レールからFrog Juicerへ。
Frog Juicerから先ほどポイントの裏で外したコネクタへ。

DCCの良い所はDCCで給電されている所ならどんなアクセサリーもモジュールも給電できて
コマンドを受け取る事が出来るところ。レールから給電出来るから配線も簡単になる。
今回のFrog Juicerもレールから給電してるけど、コマンドステーション直接でも当然問題ない。

試しに2線式のDCC化したキハ110を走行させてみると、問題なくスプリングポイントを通過できた。
Frog JuicerのLEDも赤になったり緑になったりとしっかり動作しているのがわかった。

とりあえず今日はここまで。
まだ仕事が落ち着かないので翌週のどこかで動画を撮影する予定。
Frog Juicerの購入時の注意点も追記予定。


14 件のコメント:

  1. おはようございます。
    早速の大変詳しい解説有難うございます!
    配線方法など分かりやすくて最高です��今までの他者さんの記事では理解出来なかった部分が丸わかりアンチョコのようでスッキリしました。
    あとPaypalはNardiさんの指示通りに英語ですから早速2set購入させて頂きました。私の記事の中でもこちらにリンクを貼らせて頂きました。よろしくお願いします。

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    1. JR浜松さん、おはようございます!

      早いですね!
      確かにPaypalの住所を英語で書いた方が良いですって話した記憶がありました!
      実際にこの状態で動作してる様子も動画で撮影する予定です。
      しばらく仕事が落ち着かないのでまだ先になってしまいます。

      TamValleyDepotはUSPSで送ってきますがトラッキングはありません。
      そして2枚だとエアメールで来るかもしれません。
      そうなるとポスティングになる事があるのでしれっとポストに入っていたりします。
      だいたい7日~10日で来ると思います。

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  2. おはようございます。
    なるほど、これを上手く生かせば3線レールで2線車両との共用区間ができるかもしれませんね。
    CトラックのR1カーブポイントでもRocoのBR85等はショートを起こしたりするので使えないかと考えてみたけど、さすがにシューが物理的に接触してるのはどうにもならないっぽいです。
    分岐の無電区間を極性変換で全て対応できるならもしかしたら2線でも3線並みに集電不良から解放されたりしてw

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    1. Königさん、おはようございます!

      仰る通り工夫すれば共用区間できそうですね!私もいつかやってみたいと思っています。
      ただ注意点があってFrog Juicerは自動極性変換した後のレールをすぐに自動極性変換する事はできないようです。
      ショートの検出のタイミングだと思うのですがうまく判断できなくなってしまうのかもしれません。

      R1でのBR85はシューを短くするしかなさそうですよね(笑)
      BR85はK-Gleisのダブルスリップでもたまにシューがヒットするのでレールの側面を塗装して微妙に絶縁させています。
      ヒットするたびに剥げていきますが(笑)

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    2. RocoのAC仕様のSLは結構集電が微妙なんでつらいですね。
      あとパシフィック系だと先輪の脱線も常習犯だったりw
      走行だけならMarklinで良いんですけど、最近は音質的にちょっと物足りない気がしてきましたよ。
      BR85のシューは動輪の横動が多いあたりにあるので根本的に直すにはシューの移設くらいやらないとダメな感じですねぇ。

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    3. 先輪の脱線は厳しいですね!フランジの抵抗で浮いちゃうんでしょうか(笑)
      Marklin確かに音質は良くないですね、最近のRocoはSoundManufacturだけでなくLeoSoundLabを使用してスピーカーも大きいのでESUより良い場合もありますね。

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  3. こんにちは。
    Frog Juicerは電源以外はフログレールに繋がっているだけのようですが、車輪がフログレールを踏んだときにセンサーが働いて極性が切り変わるという解釈で良いのでしょうか?
    ショートと同時に切り変わるのか、ショートする前に切り変わるのか、どちらにしても電気音痴には理解不能です(笑)

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    返信
    1. Gutさん、こんにちは!

      ずばりショートを検知した瞬間に切り替えです!センサーなどはありません。
      車輪をよく見ているとパチっと光る事がありますが極性の切り替えは一瞬なのでほとんどわかりません。
      私も細かい事はわかりませんがFrog Juicerはデジタルで、Digitrax製品などアナログ的に切り替えるものと違いかなり信頼性が高いらしいです。

      アナログ式でいうとGaugemasterのAutoFrogも発売されてすぐ構造を理解して作った方がいました。
      https://www.namelesscity.tokyo/2016/07/gaugemaster-autofrog_8.html

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  4. 初めまして、うなぎのかばやきです。

    Frog JuicerとROCO製ポイントの解説、非常に分かり易いですね!
    メーカーの解説よりよっぽど丁寧です(笑)
    Nardiさんのブログでの説明やトライアルも非常に理解しやすいのでDCC初心者一歩前の私(笑)としては大いに参考にさせてもらっています。

    今後ともよろしくお願い致します。

    それから情報として私の道床付Roco-LINEのポイントは生産中断前の製品のせいかウィングレールとフランジが通る部分を含めたフログ全体が電気的に一体になっていました。

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    1. うなぎのかばやきさん、こんばんは。

      ありがとうございます!
      こちらこそRocoのレールについてJR浜松さんのブログの経由で勉強させて頂いております。

      そしてさっそくご指摘ありがとうございます!
      私がちゃんとテスターで測れていないだけでした、もう一度確認するとフログとウィングレールの絶縁部分は導通していました。
      つまりフログ全体で同一と言う事でうなぎのかばやきさんのおっしゃる通りでした。
      慌ててやるとろくな事がないと言う事ですね。次回は気を付けます!

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  5. おはようございます。

    確かにフログとウィングレールは金属製となっていて、この辺はエンドウレールも一緒みたいです。しかしNardiさん(師匠と思ってます)のトライは普通真似出来ないような内容(壊すの覚悟)だったりご自身はもちろんでしょうが、拝見している立場からも物凄く興味のある内容ばかりです。最新アップされたデコーダの搭載方法も具体的な内容からやりたい方の参考書になる事は間違いないと思います。
    私としてはDIgital swich drive のジョイナー線(+と➖は無いと思うのですが?)ともう一本出ている線の役目などポイントの取説の図では理解出来ない(最新ロット版と違うのか?)部分の解説、さらにはECoSやZ21など具体的な設定方法(ECoS2.0の日本語解説書に書いてありますが、今一わかりづらい)などもいずれ空いた時間があれば記事化していただけると良いと思うのです。よろしくお願いいたします!

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    1. JR浜松さん、おはようございます!

      ありがとうございます!師匠はむしろJR浜松さんでしょう!キャリアが違いすぎます(笑)
      エンドウもPecoで言うElectroFrogなんですね、実はKATOなど最初からフログをプラにして絶縁してしまっている会社も多いんです。

      JR浜松さんもご存じの通り、DCCが日本へ導入されてからそれなりに時間が経っていますのでDCCのブログはそれなりに書いている人は多いのですが素人、初心者が試行錯誤しながら色々チャレンジしていると言うのは実は少ないんですよね。
      多いのはやはりすでに電気的知識や鉄道自体に造詣の深い方たちです。

      それでももちろん参考にはなりますが私には出来ないと思える所が多かったんです。
      ところが海外へ目を向けると全然そんな事なくて皆さんフォーラムで初歩的な所から普通に話題にしていて電気的知識なんてほとんど出てきません。

      そのせいか私はDCCをはじめてから日本語の情報はほとんど読まなくなりました。
      そのため日本ではあまり馴染みのない製品や機能が出てるかもしれませんが海外では一般的だったりします。

      DIgital swich driveですがマニュアルみた感じ簡単でしたので購入して記事にしますね!
      コマンドステーションでの設定も承知しました!

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  6. こんにちは。

    再生産されたRoco製ポイントも同じだったのですね。
    細かい部分の話ですみませんでした。
    JR浜松さんへの返信でも書かれているように、入門者や実際に物が手元に無い人に分かり易く説明されているブログ等は少ないですね。
    Nardiさんの解説はそれが分かり易く必要かつ十分にされているので、今後も楽しみながら読まさせていただきたいと思います。

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    1. うなぎのかばやきさん、こんにちは!

      すみません、同じでした!細かい話がとてもありがたいです。
      まだ模型歴DCC歴3年ですから分からない事だらけです、このブログは突っ込みどころもたくさんあるので皆様にどんどん突っ込んで頂いております。

      本当は検証などはショップがやるべき事かもしれませんが、こうしてコメントなどを通して交流が出来るのもブログの良い所ですから私は楽しんでやっています。
      こちらこそ今後ともよろしくお願いいたします!

      削除