The Nameless City: 模型映像制作概論-4 映像撮影

2020年1月27日月曜日

模型映像制作概論-4 映像撮影

2020年1月21日火曜日「模型映像制作概論-3 レンズとフレームレート」の続きです。

「こうしましょう!」「あ~しましょう!」と言うのが苦手で、恥ずかしくなってしまう。
大昔に会社や学校でデッサンやAdobeのソフトの使い方の講師をやった事があって母校の大学にも
非常勤講師として誘われた事があるのですが大学の方は運良く30歳以上じゃないとダメだったので
断るまでもなかったので助かった経緯があります。
とにかく講師は自分には向いてない、暗い部屋でコツコツと1人で作業するのが好み。

とは言え「模型映像制作概論」を書こうと決めたからにはちょっと先生っぽくなって書いて行こうと思います。
まだまだ終わりません、説明下手なので今回も大きく脱線しながら解説していきます。
今回も長いので時間のある時読んでみてください。

デッサン

いきなりですがデッサンと言うと何だと思いますか?
クロッキーのような速写?下書き?図面?
実際総称なのでいろいろですがデッサンの本質は物の捉え方です。
イラストなどでデッサンが狂ってるなんて言葉聞きますが、何が狂ってるんでしょうか?

ここで美大受験予備校の凄腕デッサンタイムラプスを見てましょう。
御茶の水美術学院の2019年の芸大合格者による実演だそうです、ほんとすごい!
「OCHABI_「ヘルメス 石膏デッサン_タイムラプス」美術学院2019」

縦に撮りたくなる気持ちわかる、わかるがダメだ!下からあおりで胸像も入れれば16:9に収まる。
フル尺バージョンもあります。ヘルメス胸像は画像検索して写真を見て比較してみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=W39xe6-r64o

フル尺が6時間と言う事からも芸大(東京芸術大学)の試験の時間を想定してるのがわかります。
私も芸大を何度か受けてますが入れなかったのでこれがいかに凄いか身に染みてわかります。
6時間で石膏像をここまで捉えられるのは訓練と磨かれたセンスです、どちらが欠けてもダメです。
ちなみに私の時代で芸大行く人は3浪~5浪当たり前でした。
(私は2浪してますが50倍の難関を超え運よく五美大の1つを卒業してます)

このデッサンを踏まえて「絵が上手い」とはどういう事か説明できますか?
写実的が一番わかりやすいかと思いますし皆さんもそう思っているんじゃないでしょうか。
ではピカソのキュビスムは下手な絵なのか?と言うとそうじゃないですよね。
ピカソは写実的な絵も得意ですがキュビスムは物の捉え方をひとつじゃないと分かりやすく
再構成したものです。

いや、わかんないよ!と言うのが多くの人の本音だと思います。
しかしデッサンをやると少しずつ理解できるようになります。
何故なら人が「見る」と言う行為は神経の塊である眼球から脳へ伝わり、そこで記憶や触覚の経験などを
経て再構成されて初めて「見た」となるわけです。そこからようやく描くという行為が発生します。
哲学的、形而上学的な話になってきますが、それが絵などアートの基本だと思います。
デッサンは「見る」と同時に「見た」を構成する作業と言えます。

しかし「眼球から脳へ伝わり、そこで記憶や触覚の経験などを経て再構成」と書いた通り
これだけ抽象的になりえる漠然とした経路を通ってアウトプットされたものが10人描いて
10人同じものになるわけがない。

だから私は描き方、撮り方はこうあるべきなんて言いたくないんです。
とは言え基礎は大切です。
デッサンをやっていない、デッサンを知らないのにデッサンを語るようなものです。
味噌の入っていない味噌汁みたいな書き方になってますが、これは撮影や編集でも同じ。

ここからは分かりやすく写実的な絵を描く前提で話を進めていきます。
例えばデッサンや絵でいきなりディテールから入る方がいます。
ダメな例として貼り付けて申し訳ないのですが、この方は分かりやすいダメな例です。
「Sketching a plaster cast with just HB pencil」

この方はそもそも写真を見ているので石膏像を見ながら描くデッサンより捉え方が楽なはずです。
なぜなら1度写真と言うアウトプットで絵作りがされているからです。
この雰囲気絵は独特で面白いですがキュビスムでもなく捉え方がおかしいのがわかります。
全体的にべたっとしていて輪郭にとらわれすぎて立体感も遠近感もない絵になっています。
現実には輪郭の線なんて存在しないのになぜ線を描いてしまったのか?
立体物は回り込んだ所の影や光で輪郭が見えてきますが線なんて実際はないんです。

もう1つ凄いデッサンタイムラプス見つけた、少し全体をとらえてすぐにディテール行ける
訓練もセンスも凄すぎるデッサン。この方は別格だと思いますので真似しちゃいけません。
このYoutuber面白いから登録しちゃおう。おちゃこん、どばこんは爆笑した(笑)
美術予備校で何を学ぶか良く分かります、美大って描き方を学ぶ場だと思う人もいらっしゃると
思いますが違いますよ、美大は描ける人が行く所ですよ。
私大デザイン科は色彩構成と言うデッサンとはまた別の技能が必要ですが素晴らしい動画アップされてます。
2019年になっても私の頃と変わらない出題内容でした。興味のある方はこちらもどうぞ。

この書き方で最終的に誰もが素晴らしいと思えるものに出来る方は本当の天才です。
実はそういう天才はたくさんいます。
その天才のように自分も描きたい!と思って同じ描き方を真似てもたいてい無駄です。
何でもそうだと思いますが形から入るのは悪い事ではありません、しかしなぜそうする必要がある?
なぜその道具が必要?と言う疑問を持ち基礎を学ぶ事は重要です。

デッサンの基礎で言うと次のデッサン教室の動画がめちゃくちゃ分かりやすいです。
「顔を描くとき間違え易いポイント5選【実技編】デッサン教室初心者へ」
構図=フレームにおさめて、影や光の捉え方を順序立てて実演と解説もしてくれる素晴らしい先生です。
自分も今から再度学ぼうと言う気になってきました。
デスケル(デッサンスケール)を使用しない構図の決め方は真似しない方が良いかもしれませんが!

でも絵描きたいって思って勉強始めた人は「うわーめんどくさい!」って思うかもしれませんね。
しかしこれが出来る人と出来ない人の差が絵が上手い人と下手な人の差です。
写実的かイラスト的かどうかは別の話です、上手い風に描ける下手な人はどこかでバレてるので
ちょっと恥ずかしいかもしれません。

さてここまで書いて今更ですが、なぜデッサンから書こうかと思ったかと言うと
深津貴之さんの次のツイートを昨日見たからです。
元の音声も15分くらいなので、時間のある時に聞いてみてください。
デッサンが「捉え方」「考え方」の基本になると言う凄く良い説明になってます。

これらは美大受験経験者からすれば当たり前の事だと思いますが多くの人は知らない事だと思います。
もし興味を持ったらデッサン教室や美術予備校の体験に行くと楽しいですよ。
そして様々なものに応用できるのが分かると思います。

iPhone11 Pro

やっと撮影関係か!自分で書いててもうんざりする。
でも今まで書いてきた事がなぜ必要か徐々に分かって頂けると思います!

いきなりですが今月Appleが公開した素晴らしいショートフィルムから。


撮影監督ローレンス・シャーがiPhone11 Proだけで撮影。
3つのレンズを活かした素晴らしいショットの数々。
前回書いた通りボケを活かした撮影は出来ませんが演出とストーリーテリングでそんな事は意識させません。

iPhone11 Proならだれでもこんな撮影が出来る!そう思わせる素晴らしいプロモーションですが
しかしそこが肝です、次はメイキングを見て見ましょう。


どうでしょうか?
撮影してるローレンス・シャー監督は確かに最小限のリグとマイクとiPhone11 Proで
撮影しているのがわかります。
しかし周りを良く見て見ましょう、ものすごい数の照明と撮影機材や特効の数々。
演出がカメラだけでは出来ない事が良く分かるメイキングだと思います。
これは誰でも出来るものではありません。

前回書いた画作りの1つであるボケを活かす事が出来ないディスアドバンテージがありますが
そこはアイデアと編集、ストーリーテリングで埋めていけます。
しかし基礎が出来てる人がiPhone11 Proで撮影するからすごいのであって初心者には難しいでしょう。

やはり良い画を撮りたい場合はそれなりに予算を組んで基礎が学べる機材を揃えた方が良いでしょう。
撮影の基礎が学べるカメラは色々ありますが出来るだけマニュアル操作が出来るものです。
フルマニュアル操作が出来る一眼カメラでさらに動画撮影向きなものが良いですがだいたい高価です。
とは言えiPhone11 Proも安くはありません、ミドルクラスのミラーレス一眼が買える価格です。

撮影(メイン)

撮影については本当に書きたい事がたくさんあるのですが、ここは心を鬼にして思い切り絞ろうと思います。
撮影自体は最初の方に書いた通り基本を押さえればどう撮ろうが自由だと思います。
自分が良いと思った画をどんどん撮影しましょう。

とは言えある程度ガイドがあった方が良いと思うので私が最低限確実に抑えるポイントを書こうと思います。
ですが、基本的にハイアマチュア向けのプロTIPSな感じです。

ここからの写真はCarl Zeiss Makro-Planar T*2 50mmレンズで撮影して16:9の画角におさめたもの。
ブログに乗せる都合で手っ取り早く写真でやりましたが動画でも基本同じです。

同じように撮るにはフルサイズ、フルマニュアルである必要がありますが、どんなカメラでも
この感じに近づける事は出来るので限界までチャレンジしてみて出来そうになければカメラを
アップグレードしていくのが良いと思います。

あと私の現状のレイアウトを使用して撮影していますが自分の満足の行くレイアウトではない
テストレイアウトのためあえて普段とは違う感じに駅を置いたりして次期レイアウトを想定しています。
背景が黒なのはスモークジェネレータを撮影するケースが多いので黒にしています。

私が普段気を付けているのは列車を低い位置から撮影したショットを必ず入れる事です。
H0スケールは被写体が割と大きいのでカメラを置ける高ささえ確保出来れば簡単です。

カメラで下から狙い難いNスケールでも工夫すればこんな感じでカッコよく撮影できます。

自分の動画を自分でカッコよくとか言うの恥ずかしいのですが他に良い例がすぐに見つからなかった。

続いて手前に樹木や架線柱を入れる事です、次期レイアウトではさらに様々なものを置く予定です。

このままカメラ固定で通過する様を撮影しても良い画になるし、後で紹介するドリーがあれば
手前を通過する樹木や架線柱が良いテンポを生みます。

BR515はドライバー付きなのでフォーカスを合わせてみました。

列車をあえてボカして駅舎内の様子へフォーカスをあわせて通過を撮るのも雰囲気最高です。

低い位置だけでなく上から駅舎内にフォーカスして通過する列車を撮影すれば
ドラマティックな演出になります。

先日の「第一回 模型演出研究会」でネレトー先生に頂いたフィルターを使って夜の演出に。

特に照明を仕込んだストラクチャーはレイアウト / ジオラマを引き立てます。
ただ暗いので動画ではシャッタースピードを稼げません、前回書いたようにハイエンドカメラ向きです。

せっかくなのであまり見せていない私のストラクチャーの人々の様子。

説明しないと気づかない時刻表を見る男性とワンちゃん。

列車の通り過ぎる隙間から駅舎から出る人を撮影。

実は待合室にルターさんがいる。このショットはドリーかスライダーで移動しながら撮りたい。

この駅は固定せずに設置もしていないのでこうしたテストに使える。
固定する前にこんな感じで色々と自分が良いと思ったアングルを探すのも良いかもしれません。

レイアウトモジュールギリギリなのでカメラもギリギリ寄れますので入線する様子もこんな感じで撮れます。

私の動画のメインは鉄道模型そのものから出るサウンドなので後付けSE(サウンドエフェクト)は
いれたくないのですが、こんな感じで動かない働く人をフォーカスすると入れたくなります。

通過する列車が入っていればSEを入れなくても想像で補完してくれそうです。

あえてカメラを少し斜めにして撮影するのも映像にテンポ感がうまれる効果があります。
しかし、やりすぎると素人臭い感じが出てしまうのでほどほどに。

撮影(Bロール)

Bロールはたぶん聞きなれない言葉だと思います。
映画などではメインをAロールと言いますが風景や情景描写、インサートと言われるような画が
だいたいBロールと言っていいと思います。

Bロールも必ず撮影します。
私の場合はハイスピード撮影(スローモーション)がそうです。
例えば先日アップしたICE4の動画のイントロ部分のモーショングラフィックに組み合わせている動画です。


RX100のハイスピード撮影は240フレーム/秒でシャッタースピードも1/240なので暗いし画質は悪いですが
とても効果的な演出が出来るので使いまくっています。
最近はスマートフォンでもハイスピード撮影が出来るの是非やってみてください。
RX100も1インチセンサーであまりボケを活かした演出は出来ないのですがそれでもフォーカスを
固定してハイスピード撮影すると見せたいポイントが定まり良い画が作れます。

そして何よりもハイスピード撮影だと手持ちで撮影しても手ブレが気にならなくなるので
気楽にたくさん撮影できます。
欠点として音が録れない、録れても現実のスピードとは違うので聞けたもんじゃありません。

ここからはRX100 MkVのハイスピード撮影したものの撮って出し静止画です。
これだけで見ると画質がとても悪いです。

これはイントロのモーショングラフィックで使うのであえて斜めに撮影します。

ヘリで追いながら撮影してるかのような演出もできます。

レールと車両を斜めに入れるとスピード感を強調できます、これをあえてハイスピード撮影でやります。

ゆっくり走らせてゆっくりドリーかスライダーで追えば良いじゃない?と思いますが
それだと地面や背景がきれいに流れてくれません、映像の流し撮りのようなイメージです。

RX100は小回りが利くので色々な角度で撮影してBロールにします。

ドリーとスライダー

なかなか買えても置くスペースがないと思うので軽く紹介程度にします。
ごちゃごちゃして分かり難いのですが三脚がレールに乗っているのが分かると思います。
E-IMAGE ED330 ポータブルスライダードリー、低価格で素晴らしい効果が出せます。
私のICE4の動画で列車を追いかけているのはこれのおかげです。
更に三脚の上にミニスライダーを乗せて複雑な動きで撮影しています。

前に電動ジンバルスタイビライザーでチャレンジしましたが鉄道模型は小さすぎるので
揺れを抑えられてもキッチリとした欲しいショットが撮り難い事がわかりました。

短い距離であればコンパクトなスライダーもあります、ただ本当に距離が短いです。
Nには良いかもしれませんのでこちらのKonovaのスライダーはNレイアウトが凄い方のもとへ行く予定。

イマジナリーライン

また聞きなれない言葉かもしれませんが日本ではイマジナリーライン、英語圏では180-degree ruleと言います。

例えばAさんBさん二人が正面を向き合って会話しているシーンがあるとします。
カメラに対して左にAさん右にBさんがいたとして、会話の途中で急にカメラが逆側へ回り込み
左にBさん右にAさんとなると見ている人は混乱します。
この超えてはいけないラインをイマジナリーライン、180-degree ruleです。
https://en.wikipedia.org/wiki/180-degree_rule
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%B3%E5%AE%9A%E7%B7%9A

Wikipeidaにもイマジナリーラインを超える方法が書いてある通り、ワンクッション置く必要があります。
以外と鉄道模型でこれを踏まえている人は少ないと思います。

もちろんそういう突然イマジナリーラインを超える事で演出として効果的な場合もあります。
この英語版Wikipeidaの方に書いてある映画シャイニングの1シーンが良い例です。
https://en.wikipedia.org/wiki/180-degree_rule

演者をあえて斜めに配置して会話に応じてまったく逆方向から撮影するテクニック。
美しいトイレをシンメトリックに見せる事で映像自体デザイン的になっています。
さすがスタンリー・キューブリックとしか言いようがない、撮影クルーは相当大変ですが!

鉄道模型でエンドレスを周回するような場合に私が気を付けているのは右に見切れていった列車は
かならず左から出てくるようにする事です。
意外と皆さんやりがちなのが右へ行ってまた次のカットですぐに右へ行ってしまうようなケースです。
出来るだけイマジナリーラインを想定して列車の行き来を撮影すると見る人も飽きずに見る事が出来ます。

とは言えスタンリー・キューブリックのように意外性をもって入れる事で映像としてテンポ感をあえて
乱して緩急をつける効果もありますので私もたまにやっています。

映像撮影にはたくさんのテクニックがありますが、鉄道模型は出来る事が少ないので
少ない中でとことん突き詰める方が楽しいと思います。

次はこれらを踏まえて編集関係について書きたいと思います。





6 件のコメント:

  1. Konovaのスライダーの行き先って、もしかして…。
    やば、気楽に読んでいたのに突然プレッシャーかかりました。笑
    デッサンの話しは大いに賛成です。
    物事を捉える力、そこから必要な部分を見つけ出す力、捉えたものを自分なりに再構築して最適化する力、これが出来ると仕事も本当にできますね。
    本題の撮影ですが、映像作品って本当に面白いと思っていたので、この記事を読めば読むほど勉強になるし、同時にハードルを上げられていることに気づいてビビったりしています。
    自分がイメージしている映像は映画やyoutubeを見て引き込まれた作品をお手本にしていますが、それがどうやって撮影されたものなのか、どんな技術が使われているのかについてちゃんと考えておかないとダメですね。
    それと最近考えるのは、撮影の勉強をしてからの方が動画撮影に向いたシーナリーが作れるのではなかろうかということ。
    まぁ、我慢できなくてシーナリー作っちゃうんですけどね。

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    1. Gutさん、こんばんは!
      なかなか持って行けなくてすみません、でもまだいらなそう!
      しっかりと読んで頂いてありがとうございます。
      写真や映像って気楽に誰でも取れるようになって、撮って出しでもハイクオリティになるように自動でやってくれるので自分の力だと錯覚しちゃうんですよね。
      iPhone 11 proのショートフィルムはとても良い例で誰もが持ってる機材で実は誰でも出来ないと言うのが良くわかる作品になってます。
      当たり前ですよね、プロの真似事してもプロっぽくは出来ますが素人だと分かりますからね。
      実際鉄道模型動画でもこの人プロだなって思う人はほぼいません。
      私も上から目線で言える程の立場ではありませんが見る目は出来てるので分かります。
      こうして記事にしてヒントを与えた所で結局は基礎訓練とセンスを磨く努力はデッサン同様大切です。
      大きく俯瞰してみる力がないと細部を作り込んでも破綻します。
      デッサンはすごく勉強になります。
      とは言えそんな事御構いなしにできる人は素で出来てしまうので気にせずに自分が好きなようにやってみるのが良いと思います。
      気負わずに自分が望んだものを作れば良いと思います!
      Gutさんのレイアウトはまさに経験と訓練、そしてセンスの賜物ですからあとは自由に撮影するだけ!

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  2. Nardiさん、楽しく読ませていただきました。
    いままでなんとなく試行錯誤で「こうかな?」と思っていたことが理論的に整理された感じがします。
    撮る時は対象よりもむしろ画面の端(どこからどこまで入れるか)を気にしていて、それはデッサンのでの構図や光や影の捉え方の練習と結びつくのかなとか、動画編集するときにレイアウトのいくつかの場所で撮ったショットを列車が進んでいく方向に合わせて順につなぎあわせるようにしてるのは、イマジナリーラインの話とも関係するかなと。
    スライダーはやってみたいんですが、やっぱりおうちでお手軽にやるとなるとなかなか「むむむ」という感じです。自分の場合はiPhoneメインなのでカメラの重量がそこまででもないので、何か簡易的な方法がないかと妄想しています。
    次回の編集の話も楽しみです。撮影して「いざ編集!」となったときに欲しいショットが足りなくて、もう一度撮り直しとかまだまだあります。先日アップロードした片倉レール倶楽部さんでの撮影は、その撮り直しができないので編集段階のことを考えて撮ってみたりしました。撮り方も同じ場所をいろんな角度から撮るようなスタイルに変わって、きっと片倉のオーナーさんに「このひと何やってるんだろう...」と思われたにちがいない(汗;。
    でもそういう試行錯誤が楽しいですね。

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    1. じょばんにさん、おはようございます!

      じょばんにさんのアップされてる動画を見て試行錯誤の回数が多く欲しいショットがしっかり決まっていると良く分かります!
      編集も上手ですしぶっちゃけ言う事なしですね!

      余計なもの入れないフレーミング=見せたいものをしっかり見せると言うのはデッサンでも基本ですが、実際ほとんどの人はなんとなーくざっくり撮ってしまうんですよね。
      じょばんにさんの画作りが素晴らしいのはそこが人と違う所だと思います。

      撮影機材ってほんと難しいですよね。
      〇〇があれば理想のショットが撮れる!と思って購入しても鉄道模型では全然意味をなさなくて失敗した買い物は数知れず!
      次回紹介しますがジブアームなどクレーン系も所有していますし、電動ジンバルスタビライザーもあります。
      しかし鉄道模型と言うか4メートルのレイアウトではほとんど欲しい画が撮れませんでした。

      iPhone11であればソフトウェアスタビライザーが優秀なので機材を使うよりも脇を締めてすり足で撮影する練習をする方が100倍良い画が撮れると思いますよ!
      映画やコンサート映像で電動ジンバルスタビライザーを使った映像がありますがあれも専門のオペレーターがいます。
      専門職があるくらい難しいんです。それら特機と言いますがジブなどクレーン系も同じです。

      編集に関しても編集自体のやり方よりも考え方中心に書こうと思っています。
      たくさん撮影すると後で編集する時に足りないと言う事がなくて良いのですが時間かかりますよね。
      その辺についても書こうと思ってます!

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    2. Nardiさん、こんばんは!お褒めいただき素直にうれしいです。
      撮影機材については、以前Twitterでジンバルを買おうかどうしようか迷っているときにご助言いただいたのを覚えています。おかげで無駄な買い物をせずに済みました(笑)。ジブアームも想像してるのと実際にやるのでは大違い、両手に勝るものなし!といったところでしょうか。唯一の難点は両手がふさがってしまうことですね。以前撮影のときに床にD102を置いて足で汽笛鳴らしたりしてました...
      鉄道模型でつながっているのにこういうお話が出来るのがほんとにありがたいです。豊かな感じ。
      ハイスピード撮影は使ったことなかったので、少しいろいろチャレンジしてみようかと思っています。

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    3. ジンバルもジブも模型以外で撮影する分にはいまは低価格になったし素人でも扱えるのですごく良いのですが、鉄道模型って思った以上に精度が必要な事がやってみてわかりましたね!
      もちろん練習すればもっと良いかもしれませんが、やはりドリーやスライダーの手軽さにはかないません。

      たしかにiPhoneだと両手埋まりますね。
      私もドリーなどやっていて片手にスマホを持ちながら撮影する事がありますがやはり大変です。
      一番はある程度自動運転させるか誰かにやらせるかですね!
      でも足で鳴らすのは名案かも!今度やってみます!

      ハイスピード撮影は自分が走ったり手を早く動かして見るとまた違った面白い効果がありますよ!
      実は鉄道模型自体はハイスピードで撮影してもそんなに面白くないんです。

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