The Nameless City: ModellbahnShop-Lippeについて 2020

2020年1月1日水曜日

ModellbahnShop-Lippeについて 2020

ModellbahnShop-Lippeがサイトを2019年10月にリニューアルし画面も検索方法も変わったので
去年書いた「ModellbahnShop-Lippeについて」を過去の文章を引用しつつ2020年1月版にアップデート。
基本的にパソコンのブラウザを前提に書いていますがタブレットやスマホでもデザインが
違うだけで内容は同じです。

他のショップはこちらも参考にしてみてください。
オススメ海外ショップ2020

ModellbahnShop-Lippe

今回は私が最も信頼していて最も利用しているドイツのショップModellbahnShop-Lippeについて。
https://www.modellbahnshop-lippe.com/

私は鉄道模型をはじめてから間もなく5年、現在までModellbahnShop-Lippeは約70回利用しています。
品数豊富で梱包も完璧、メールでのやりとりもスムーズで初心者から上級者までオススメしたいショップ。

ドイツのローカルショップ

Detmoldにある大型店でドイツ本国でも必ず話題に出るしSpielwarenmesseでは
インタビューも積極的に行い情報も早いです。
2018年まではBremenにも大きな店舗があったけど2019年になくなり1店舗体制に。

親会社

一度でも購入した事がある人は知ってると思うけど、メールなどはCASISOFT MindWare GmbH
と言う会社から来るし、Invoice(納品、請求書)にもそう書いてあります。
実はこのCASISOFT MindWare GmbHはModelleisenbahn Holding GmbHのグループ会社で
つまりRocoやFleischmannと同じグループ会社。

Modelleisenbahn Holding自体は2005年にRocoが破綻した時に出来た救済会社で
Fleischmannを2008年に吸収合併しました。
喧嘩別れしていたRocoのオーナーが2017年末に戻ってきて権利を持っていた
道床付きRocoLineレールを復活させ事は記憶に新しい。
http://www.modelleisenbahn-holding.com/
https://salzburg.orf.at/news/stories/2872488/

ではRocoやFleischmann製品が優先的に発売されたり有利な事があるのかと言うと全然関係ありません。
これはTTゲージでおなじみのTillig Modellbahnenが最初に併設する博物館に作った模型店がベースの
ModellbahnShop-Sebnitzも同じでTilligが有利にはなりません。

むしろRoco製品に至っては地元オーストリアのMemobaにいち早く入荷する事が多いです。

価格表示

ModellbahnShop-Lippeを初めて見た方は他より価格が高いと思われる事が多いけど、実はログインしないと
値引きされた価格がすべて見れないのとVAT(付加価値税)が加算された状態なので高く感じます。
ログインして何か商品をカートに入れて送料を決定する所まで進めばVAT抜きの価格になります。
その状態でカートの中身を消しても他の商品もVAT抜きの状態で見れるのでオススメ。
一定時間が過ぎるとリセットされるので再度ログインして同じことをすればOKです。
ただし2019年10月のリニューアル後は個別ページまで行かないとVAT抜き額表示にならなくなりました。

例えば最初ログインした状態でESUのE03を見ると439EUR(定価479EUR)

上記の方法を行った後にこのページを見ると368.91EURになります。

これはドイツのVAT(付加価値税)19%が引かれた状態。
日本へ輸入する場合はVATは免税になるのでこの価格が正しいわけです。

ただし日本国内へ入ってきた段階で消費税が請求されます、良く勘違いされるけど関税はかかりません。
詳細は以下の記事で。
鉄道模型輸入時にかかる費用について

ポイントとプレミアムメンバー

ModellbahnShop-Lippeはアカウントを作成してログインするだけで日本でも良くある購入額に
応じてポイントが貯まって行くシステムがあります。
MSL Bonus-System

アカウントを作るだけで購入額の3%が貯まって行きます。(現在Bemoだけは適応外)
ボーナスポイントに有効期限はありませんが現金化もできません。
更に2016年末からプレミアムメンバー制度がスタートしました。
MSL Premium

プレミアムメンバーになるには1年間41.18EUR(VAT抜き)2020年1月現在の為替で5019円ほどかかります。
https://www.modellbahnshop-lippe.com/Gutschein/Gutschein/modellbahn-shop+lippe-MSL10010/de/modell_269296.html

これを購入すればプレミアムメンバーになれます。
なったかどうかは自分のプロフィールで分かるけど、更新に数日かかるのですぐに権利を
使いたい場合はその旨を伝えれば大丈夫です。

プレミアムメンバーになるとポイント還元が4%になり、期間中1度だけ好きなカタログが無料に
期間中1度だけ1商品を10%オフする権利があります。
そしてあまり利点はないけどフラッシュセールと言って48時間優先的に発売される商品があります。
これは主に安売り品やB-Stock品に多いので私もたまに購入しています。

41.18EURが安いか高いかは利用頻度によります、例えばRailjetの8両セットのように高額な
商品を購入する予定がある場合にプレミアムメンバーになるのがお得です。

10%オフしたい商品や無料カタログが欲しい時は購入時のフォーム「Add notes here.~」の所に
アーティクルナンバーと一緒に書けばOKです。

「Add notes here.~」は下の方にあります。

私は制度がスタートしてすぐにプレミアムメンバーになったので2016年12月27日が
初日になってるのがちょっと自慢。

このスタート時から現在までを考えたら約20万円分以上ポイントや10%オフで得してます。

予約

近年欧州鉄道模型は予約で生産量を決定するので欲しい物は予約した方が確実です。
予約でメーカー完売と言う事も珍しくありません。

ModellbahnShop-Lippeの場合2018年から簡単に予約のキャンセルが出来るようになりました。
しかしドタキャンは無駄な在庫になりショップにとってあまり良くない事なので避けましょう。
予約時から価格が上昇した場合交渉すると予約時の価格で購入できる事もあります。
価格が上昇したけど予約時の価格で買えた例はこちら。
2019年1月16日水曜日「Roco 74116 Railjet "Spirit of Venezia" などが届く」

送料と梱包

送料は定額ではなく大きさや重さで決定するタイプで特に重いと送料がガッツリ上がって行きます。
送料が定額の所の方が安上りな事もあるので色々なショップを比較すると良いかもしれません。

梱包は他店とは比べ物にならないほどしっかりしています。
この画像は持続可能性を考慮する前に書いてあったもの。

他店では右の写真のように新聞紙などで荒く包んだ梱包だけどうちはドイツ国内だと左の写真
国外だと中央の写真のようにしっかり梱包するよ、と言うアピールをしていました。

しかし去年持続可能性を考慮した梱包に切り替えると宣言があり、アンケートも取っていました。


持続可能性は説明する事もないと思うけどサステナビリティとも言われていて地球上の文明に関わる
システム全体を持続できるかどうかと言う大きな話です。
これに企業として貢献します、と言う事で梱包のやり方を変えることにしたそうです。

具体的には作業員の手間は増えるけど箱を2重の段ボールの壁にして再生紙を緩衝材に使います。
これは2017年頃からたびたびやっていました。

最も良かった時代の写真はこれです。
「箱 in 箱」でも中の箱が浮いた状態で緩衝材に守られています。

2017年あたりから次の写真のような感じが増えてきました、これでも浮いています。


2018年末の写真はこちら、壁は2重だけど内側の箱は浮いていません。
これを私は持続可能性梱包と呼ぶことにしました。

今でも時々「箱 in 箱」で来るけど箱と箱の間は再生紙で埋められているだけなので浮いていません。

Märklin-Händler-Initiative

ModellbahnShop-Lippeは残念ながらMärklin(LGBやTrix含む)のMHIではありません。
MHIはMärklin-Händler-Initiativeの略で店舗限定商品を扱うショップの事。
ModellbahnShop-LippeもMHIだった事があるけど、大きくなりすぎたか親会社が
Modelleisenbahn HoldingになってMHIから外れた可能性があります。

問い合わせ

ModellbahnShop-Lippeに限らないけど日本以外の国では客を神様なんて言わないので理不尽に
思うかもしれません、これは商習慣や生活習慣の違いもあるので理解するしかありません。
日本人に良くあるのが焦りや不安、焦らず他の文化を敬い理解してから利用するようにしましょう。
偏見はあってもまだ仕方がありませんが差別だけは絶対にダメです。

ModellbahnShop-Lippeや多くのネットショップでは土日休日と思っていた方が良いです。
実店舗は土曜日半休な事も多いそうなので現地で土曜日の場合は早めに行くと良いかもしれません。

例えば日本時間木曜日の夜に注文したとして、金曜日には出荷してくれるだろうなんて思うけど
そういう場合ももちろんあるけど基本的にショップ側の都合が最優先なのですぐには処理されません。
金曜日も無反応、土日は当然無反応、日本の月曜日はまだ半分日曜日なので無反応。
火曜日か水曜日になってようやく処理されるかどうか、と言うイメージです。

せっかちな人は週の前半に注文する事を強くオススメします。
後半だと土日月を挟むので相当遅く感じるからです。

問い合わせに関しても同じ、特にModellbahnShop-Lippeの場合は処理が順番制でチケットが発行されます。
早い時ももちろんあるけど、たいてい返答に2~3日かかります。
これでも他店よりも遙かに速い。他店、とくに少人数の所は1週間~2週間かかる事もあります。
ModellbahnShop-Lippeの良い所はネットショップだけでかなりの人数で動いている所。
他店よりもレスポンスが良く、修理や不足品の対応も早い。

問い合わせる場合はチケット制なので必ずContactから送りましょう。
https://www.modellbahnshop-lippe.com/General/Contact/gb/index.html
必ず購入日や購入したオーダー番号、製品番号と製品名を書きます。
写真を送りたい場合はどこかへアップするか返答があってから再度メールに添付します。

アカウント登録

DCC電子工作連合によるDCC同人誌2019春号で書かせて頂いたアカウント登録方法も
古くなってしまったのでこちらに追記する事にします。

まずトップページ、初めてアクセスすると自動翻訳機能をつかっていなければドイツ語なはずです。
左下の赤いEinverstandenはブラウザやIPアドレスなどをウェブサイトが利用しますよ
と言う同意なので押しておきます。

ドイツ語表記を英語表記にする場合は右上のSprache(言語)をクリックしてEnglishに。
日本語はありません、この時点で無理だと思ったら日本国内のショップを利用しましょう。

ModellbahnShop-Lippeは商品ページも基本的に英語版も用意してくれていますが
たまにドイツ語のままの時もあります。
右上のRegisterからアカウント登録へ進みます。

この画面になったら必要な場所を書いていきます。
 

*(アスタリスク)のついた項目が必須項目。すべてアルファベット表記する。

Username:* 任意のユーザー名
Password:*  任意のパスワード
Please repeat your password:*  任意のパスワードをもう一度入力

Salutation:*  敬称をプルダウンから選択、男性ならMr、女性ならMrs、どちらでもなければVarious
First name* 名前
Surname* 苗字
Street:* 市や区以降の住所、ここは日本国内の配達員が読みやすいように書く
ZIP*  郵便番号
City*  都道府県
Country: プルダウンからJapan/日本を選択する
Province* 本当はこれが都道府県だけどJapanを選ぶとフォームが消えるので無視
e-Mail:*  連絡用メールアドレス、確実に見れるものにする
Repeat your e-mail address:*  もう一度同じメールアドレスを書く

右はダイレクトメールのための情報
【Model Railway=鉄道模型、Military=軍事的なもの】を選択するとそれに応じたメールが来ます。
Power SystemはALLにしておけばすべて届くけど、絞りたい場合アナログDCやDCCの場合はDCを選択
Märklinの場合はACを選択します。
Languageはメールの言語です。英語にすれば英語で届きます。
Consent to email advertisingはメール配信への同意のチェックです。
Premium Customerはあとで書きます。
SettingsのDarkmodeはサイトの色味が変わりますがログインするたびにもとに戻るかもしれません。

例として住所を新宿にある都庁、名前をNamelesscity Taroにした場合がこちら。
名前がTaro Namelesscity (間違えて苗字を太郎にしてますが問題ありません)
都庁の住所は【〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1】

First name* Namelesscity
Surname* Taro
Street:* Shinjuku-ku Nishi-Shinjuku 2-8-1
ZIP*  1638001
City*  Tokyo
Country: Japan/日本

Streetの部分は欧米では日本と逆に書きますが、ここは日本の配達員が読む場所なのでそのまま
左から順に書いた方が親切だと思います。
その際【区】などの前にハイフンを入れれば読みやすくなり誤配送がないと思います。
ZIP=郵便番号はハイフンなしで続けて書きます。

最後に下のSubmitを押して完了、すぐにアカウント登録されます。
アカウントの確認修正はトップページの右上にあるMy MSLを押してProfileにあるEdit Profileで行えます。

次のスクリーンショットは私のメインアカウントのプロフィール画面です。
MSL-Bonusは24.81EUR貯まっている状態でPremium Customerにはプレミアムメンバーに
なった日と最終有効日が書いてあります。

プレミアムメンバーになる方法

プレミアムメンバーになるには次のページの文章の中にある
「 If you are a registered customer simply order the article MSL-10010. 」
のMSL-10010をクリックするかMSL-10010を検索します。
https://www.modellbahnshop-lippe.com/Your+advantages+with+MSL/MSL+Premium/gb/index.html


この商品がMSL-10010。
https://www.modellbahnshop-lippe.com/Gutschein/Gutschein/modellbahn-shop+lippe-MSL10010/de/modell_269296.html

これを普通に購入すれば1年間のプレミアムメンバーになれます。
更新の場合も同様にこれを購入すると自動的に1年追加されます。
4週間前に更新の通知があるとの事だけど来た事がないので自分で管理した方が安心です。

詳細検索のやり方 2020年版

2019年10月からリニューアルし詳細検索の方法が少し変わりました。
以前はExtended Searchと言うのがあって最初から細かく検索条件を決められましたが
リニューアル後は一度何かを選択する必要があります。

例えばトップページからの場合でH0のディーゼル機関車でDCCデジタルモデルを探してみます。
まず上のメニューのLoco & WagonsをクリックしてDiesel Locomotiveを選択します。

様々なメーカーの商品が新規登録順に表示されます。
この段階で左に詳細検索のフィルターが表示されます。


今回はDCCデジタルモデルにしたいので、左のチェックからDC、Digitalを選択してFilterを押します。

すると商品が絞れました。
Noveltyは新製品、Saleはセール品。
B-Stockは訳アリ品で一度出荷されて未開封で戻ったものがほとんどですが買う前に詳細を確認しましょう。

次に更にメーカーをBrawa、時代をEP5と6、鉄道会社をDB AGに絞ってみます。


このように簡単に詳細検索できますが、以前より1ステップ増えてしまいました。

VAT(付加価値税)抜き価格で見る方法 2020年版

VAT(付加価値税)抜き価格の表示も若干ですが以前と変わってしまいました。
まずは何でも良いので商品をカートに入れます。

今回はESU 31123で429EUR。「Add to Cart」を押します。

確認が出るのでそのまま「to shopping cart」を押します。


カートの画面になったら下の「to Checkout」を押します。

住所などの確認画面になるとShipping TypeがDHLになっていて送料が出ていると思います。
このまま下の「NEXT」を押します。

この画面でようやくVAT抜き価格になり、送料も表示された合計額が表示されます。

この画面になったらもう一度上の「MY SHOPPING CART」をクリックしてカート画面を
表示して商品を消してしまって大丈夫です。

もう一度同じ商品のページを見るとVAT抜き価格になっているのが分かります。
これは他の商品でも同じですがリスト表示画面ではVATあり価格表示になります。

リニューアル以前はリスト画面でもVAT抜きで見れて便利でしたが若干不便になりました。





0 件のコメント:

コメントを投稿