昨日届いたMärklin 78151 ローラーテストスタンドが改造必須だったのでメモ。
その前に過去に購入してきたローラーテストスタンド達のおさらい。
最初に購入したのは2016年4月で今はなきBachrus.inc製のNゲージ用ローラーテストスタンド
あと同社のMTS-DCC Speedometerも購入し重連するためのスピードステップの調整。
コンパクトなコマンドステーションSPROGとMTS-DCC SpeedometerでJMRIを使って自動調整が
出来るという優れもの、だけど全然うまく行かなかった。Nの限界を感じたひとつ。
そして次に買ったのはH0に移行した後2017年8月。
PROSES製 PRR-M-01、低価格が多いPROSESのなかでも3線式用の高いローラースタンドで130EUR。
しかし無理やり3線式用にしていて銅板の接着剤が剥がれやすいし精度もとても悪い。
安物買いの銭失いとはまさにこのこと。
そしてずっと騙し騙し使ってきたけど更に高いMärklin純正のローラーテストスタンドをようやく購入。
2線式、3線式、どちらもいけるようにデザインされてる。
ローラーパーツはしっかりしていてブレたりしない。
下のアクリル板もネジで止まってる。
ローラーのガイドのなかにもレールがあって導通してる。
これはスタンドを延長した時に隣へ給電するためのレールのようだ。
さっそく同時に購入したBR515でテストしようとすると肝心なローラー部分に通電していない事がわかった。
今まで購入してきたローラーテストスタンドはすべて通電していたのでまさか高級な純正で
こんな残念な仕様とは思わなかった。
これでは電気機関車、ディーゼル機関車、電車などすべての台車が駆動するタイプに使えない。
テンダードライブの蒸気機関車専用なんだろうか?にしては200EURは高い。
同じ8軸のRailStand製のローラーテストスタンドはさらに高いけどローラー部分もちゃんと導通してそう。
その代わりMärklinよりもさらに価格が高い。330USDほどする。
結局改造が必要な事がわかり、あれこれ試して最終的に落ち着いた方法をメモ。
まず薄いリン青銅板を3㎜幅くらいで切っておく。
ローラーのあいだにちょうど来るようにしてベースのアクリルに巻き付ける。
裏から見るとこんな感じ、接着やはんだ付けをしないのでお手軽。
ちなみにネジの部分とローラーの中心部分は導通していたけどローラー内側に樹脂があって絶縁してる。
そのリン青銅板へ給電するために銅テープの薄いレールをつくる。
Märklinのレールはステンレスなのではんだ付けが面倒、ガイド内にあるレールも片側ステンレスだった。
レールを少々削ってからステンレス用のフラックスを少し塗ってはんだ付け。
レールからローラーまでテスターを使ってしっかり導通してる事を確認。
ネジ止めするとしっかり銅テープへ密着するので良い感じ。
BR515でようやくテスト。
このBR515は片方の台車は動輪じゃないのでこのローラーテストスタンドの本来の使い方が出来る。
こんな感じで動かない方をレール側にのせて給電に使う。
給電部分もクリップではさみ易いようにしておいた。2線式用にもすぐに対応できる。
しかし、まさか純正品で改造が必要とは思わなかった。
とは言え簡単な改造で済んで良かった。
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