12月にレール切断用のニッパーを紹介したけど今回は糸鋸。
日本でブログに書いている人はいない、世界でも数えるくらいしかいない2線式レールを3線式にして
利用する稀有なチャレンジをするので道具も色々検証してる。
前回はニッパーで単純にきれいに切断するものだったけど、片側はつぶれてしまうので
中間を切断するのには向かない。
3線式で利用するにあたっていくつかポイントで中間部分を切断して絶縁する必要があり
精密に切断する必要がある。
昔Nゲージ用のPeco Code55を切断するのに利用したHyperCutSaw0.15 Elite S2と言うのも持っている。
これも精密で良いんだけどポイントのリードレール部分だけ切断したい場合は入らない。
そこで思いついたのが精密糸鋸。
こんなものを買ってみた。
スイス製 糸鋸フレーム グロベットのソーフレーム。長さ調整付き。
刃もスイス製のシース・ミニチュアのスーパーパイク0.16mm 144本入り。
どちらもモノタロウで購入。
もともと彫金用の精密糸鋸で丈夫かつ精密に切断できるらしい。
鉄道模型のレールで使っている人は検索したけどいなかったの人柱。
糸鋸なのでいったんレールとレールの間に通してからフレームへ固定。
刃はとんでもなく細いしどちらが刃か触らないと肉眼ではほぼ見えない。
枕木のプラパーツは刃を痛めるかもしれないのであらかじめカッターで切っておいた。
そして糸鋸でレールを切断した所、え?きれたの?ってくらいサクッと切断できてしまった。
HyperCutSawよりも早く、そして精密に切断できてしまった。
今までいろいろ試していたのはなんだったんだろうか?ってレベル。
反対側も切断。
目を凝らさないと見えないレベルの切断部分、コピー用紙が無理してギリギリ入るくらい。
ぶっちゃけ以前紹介したニッパーもいらなくなるレベル、両端使えるし。
おそろしい事にテスターで絶縁を確認すると切断間隔が狭すぎて通電してしまう。
そこで仕方なくカッターの刃で間隔を広げた。
これで絶縁完了、ほんと恐ろしいツールを手に入れた。
今度レールはすべてこれで切断する事にする。
一度使用した刃をフレームから外すとグニャグニャに曲がっているけど、長さ調整式のフレームなら
もう一度がっちり固定すれば使える。
あと当初ダブルスリップも普通のポイントもすべて極性切り替えをFrog Juicerを使用しようと
思っていたけど、もうスプリングポイントにはしないし普通のポイントはソレノイドデコーダを使う事にした。
例えばDCC Conceptsのデコーダはフログ用の極性切り替えのアウトプットがついてる。
私の場合は3線式で使用するのでフログではなくリードレールの極性を切り替える必要がある。
そうなると同時に2ヵ所極性を切り替えるのでフログ用だけでは足りない。
そこでNゲージの時に使用したPL-13も使う事にする。
Nの時に10個買ってあるので再利用しよう。
2016年4月3日日曜日「Peco PL-13を試す」
もう4年前なんだな、おそろしい。
Happy Railwayうなぎのかばやきです。
返信削除私が鉄道模型を始めたころ、40年以上前(笑)からずっと模型製作用の糸鋸刃はドイツのヘラクレスHerkules製と言われていて、いまでも使っている人が多いと思います。
スイスのVALLORBE?というのも良いと聞いています。
今回Nardiさんが使ったスイス製のスーパーパイク、始めて知りましたがレール切断画像を見るとかなり良さそうですね!
ヘラクレスはスコスコと切れるけど結構折れやすいので(私の腕の問題もあり!)スーパーパイクがどうなのか使ってみたいと思います。
いい情報をありがとうございます。
遅ればせなから本年も宜しくお願い致します。
うなぎのかばやきさん、こんばんは!
削除えぇ糸鋸自体使ってる人がいるのは知っていますがこの彫金用の刃を使ってる人は検索しても出てきませんでした。
バローべもよく出てきますね。
このシースミニチュアの刃は0.16mmですが鉄道模型には細すぎるかもです!
でも全然折れませんよ!
はじめまして。レールの切断で調べていたところこちらの記事を拝見しました。私も同じように道具を揃えて切断してみたいと思いますが、シースミニチュアの刃は0.16mmでは細すぎるかもとのことですが、 Nardi(The Nameless City) さまのご感覚で結構ですので、どのくらいが良さそうでしょうか? 0.18mm、0.2mm あたりでしょうか?
返信削除また、こういう糸鋸とでTOMIXのNゲージレールの道床も斬れるものでしょうか?
sleepsoundlyさん、こんにちは!
削除結局今は0.3mmを使用しています。見た目も良く絶縁も問題ありませんでした。
私もTOMIXのレールを切断した事がありますがもちろん問題ございません。
もしたくさん切る場合やポイントのフログやウィングなど細かく切るのではなく直線レールなどを切断する場合はレール用ニッパーの方が簡単です。
Xuronトラックカッターについても書いていますのでよかったらご覧ください。
https://www.namelesscity.tokyo/2019/12/xuron.html
Nardi(The Nameless City)さま
削除こちら直後にご返信をいただいていたのですね。お礼が遅れて申し訳ございません。ご丁寧に説明をいただきありがとうございます。
レール用ニッパーについても記事を拝見いたしました。糸鋸よりは手軽ですね。ただこの場合ですと道床の上の金属レールと道床はニッパーを分けないといけない感じでしょうか?
わたしは余ったレールを小さな展示台用に使っていく予定で多くは切らないのですが家の日曜大工用ニッパーで試したらトミックスレールの道床が切断しにくくて。。。糸鋸なら道床もレールも斬れるのならそれに使用かなと思っております。
おはようございます。
削除一度に違う素材をすべて切断するのであればおっしゃる通り糸鋸がベストですね。
確かにニッパーだと道床の切断厳しいですよね。
シースミニチュアの刃はまとまった数でしか買えないのでコストは高くついてしまいますが、あれば便利だと思いますので持っていて損はないと思います。
あとH0だとレールを10ヵ所ほど切断すると刃が折れる印象です。
おはようございます。早速のご返信ありがとうございます。
返信削除私の用途には糸鋸はコスパは良くなさそうですが、アドバイスにそって糸のこで挑戦してみます。ご意見ありがとうございました。
話し変わりますが、最近HOゲージの欧州系車両(どうせやるならサウンド付きがいいとDCC)を始めてこちらのブログを知りました。初めてな事ばかりでこちらの車両からDCC、レイアウトなどとても参考にさせていただいております。
欧州鉄道模型も始められてたんですね!
削除私自身、鉄道模型を始めてからこのブログを記録してるので拙い所もあるかと思いますが参考にしていただければ幸いです。
鉄道自体は詳しくないのですが、鉄道模型のDCC周りに関しては日本で使っている人のない製品や真っ先に新情報を仕入れてかなり詳しくなっていますので何かあれば遠慮なくコメントください。
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