The Nameless City: エアブラシ分解洗浄コーティング&簡易ブース説明

2017年8月11日金曜日

エアブラシ分解洗浄コーティング&簡易ブース説明

レールの塗装を開始したけど追加の塗料をたくさん買い過ぎて在庫がないのかまだ届かない。
そこでやろうやろうと思っていたエアブラシのコーティングをする事にした。
備忘録とこれからエアブラシを使う方のために多少詳細に書いてみる。
ただダブルアクションしか持っていないのでシングルアクションやトリガータイプは若干違うと思う。

ネットで調べれば様々な洗浄方法を記事や映像で知る事が出来る。
この画像はタミヤのエアブラシクリーニングキットのマニュアル。
洗浄方法はネットで調べても同じだいたい3段階ある。
Aは使用中に頻繁に行う洗浄。 Bは今まで2度行った。Cが今回行うもの。

A:うがい洗浄
エアブラシの先端を軽く指で押さえて噴き出す風を逆流させる方法。
塗料カップ内がブクブクなるのでうがいと言われている。

B:ノズル・ニードルの分解洗浄
ノズルはねじるだけで簡単に分解できる、ニードルの先端が出ているので接触に注意する。
そしてニードルストッパーを外してニードルストップネジを緩めればすぐにニードルは外れるので簡単。
常にニードルの先端を折らないように注意する。

C:分解洗浄
すべてのパーツを完全に分解して洗浄する。
難易度が高いと書いてあるけど遅かれ早かれ一度は通らないと行けない道だと思う。
怖い人はメーカーに任せる方法もあるそうだ。

今回用意したもの。
シチズン 超音波洗浄器SWT71と洗浄液WL100
タミヤ スプレーワーク エアーブラシ用クリーニングセット
ArtFun! Fun!COATING
ガイアノーツ ツールウォッシュ
石崎電機製作所 SURE プラジェットミニ 小型軽量熱風機 PJ-M10
あと揚げ物用のバットやキムタオル、キムワイプ、楊枝。

コーティング剤のFun!COATINGは評判が良い、揮発性が高いうえに少量なのですぐになくなるかもしれない。

まずは分解、メインレバーはとくにロックされていないので引き抜くだけ。
他はネジで固定されているだけ。
やはりうがいだけでは取れ切れていない塗料が結構あった。

ツールウォッシュでふき取るだけでも結構汚れていた。ある程度これできれいになる。
グリスもこの段階で取り除いておく。

そして洗浄液を入れた超音波洗浄器で洗うけど、ニードルとノズルはなくすと怖いので別にした。
Ziploc経由でも問題なく汚れが浮き出てくる。
これを3回ほど水を変えて行った。最後は洗浄液なしの水で洗浄した。

乾燥中。パーツはたったこれだけで構成されている。

乾燥後に筆でFun!COATINGを全体に塗った。
熱で硬化するので80度で60分加熱するように書かれているけどオーブンはここにないので
ヒートガンでやる事にする。
室温だと耐久性が落ちるけど180分で固まるそうだ。

バットにならべて空き箱の奥へ。そしてヒートガンで焼いてみる。ドライヤーでも大丈夫だと思う。
今回使用したのは石崎電機製作所 SURE プラジェットミニ 小型軽量熱風機 PJ-M10。
60分ヒートガンで熱してその後室温で180分以上放置した。

指定の場所へ楊枝でグリスを塗って組み立て開始。
メインレバーはまっすぐ落とすとすんなり入る。

目には見えないけどたぶんコーティングされている。
そしてツールウォッシュを入れて正常に動作するかチェックをして完了。

続いて先日のレール塗装で作った簡易ブースについて。
コメントではんなり華鐡記のがおう☆さんが
「皆さん、レイアウト上のエアブラシ使用の時に、空中の塗料の舞いをどう防がれているのか不思議」
とおっしゃっていて、自分も塗装前に検索してみたけど見つからなかった。
前回軽くしか紹介していなかった自分の方法を(これが正しいかどうかは別にして)写真で残そうと思う。

これはフード兼換気扇を支える柱、Amazonなどで商品を固定するために入っているダンボールを利用。
薄いダンボールなのでエッジをテープで補強してる。
テープはたまたま近くにあったパーマセルを使っているけど硬いテープなら何でも良さそう。

そこへ換気扇を乗せるだけ、換気扇は小さいので棒で支えている。
これだけでも塗料が飛び散るのを防げて移動も簡単。
吸気側にテープで換気扇用フィルターを付けて排気側はポリチューブを付けているだけ。
片付けと取り回しの良さでポリチューブを使っているけど、本当はちゃんとしたパイプを使用した方が良い。

ポリチューブは長ければ長いほど塗料も希釈されほとんど排気から出てこない。
ただポリチューブ自体の重さで空気の通りが悪くなるので長くする場合は工夫が必要。
吸気側のファンが強力な場合はポリチューブの厚さが薄ければ薄いほど長く出来そう。
吸気側が弱めのファンの場合は排気側にもファンを付けるけど、吸排気のバランスが悪いとやはり
ポリチューブはしぼんでしまうので間にフレキシブルパイプなどを挟む。
固定エアブラシブースにもポリチューブを使っていて片付けを容易にしている。




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