The Nameless City: オススメ海外ショップ2018と利用方法を書かない件

2018年2月11日日曜日

オススメ海外ショップ2018と利用方法を書かない件

新しい記事書きました。


最近コメントなどでやり取りさせて頂いているJR浜松さんがあっと言う間に私がオススメした3つのショップ
すべてから購入して経験をブログへ書いて下さいました。

今までたまに書いていたけどちゃんとまとめて書いたことはなかったのでここで一度私が欧州鉄道模型を
購入してきたオススメショップをブログへ残そうと思う。
名付けて「オススメ海外ショップ2018」来年またアップデートするかもしれない。

一応私の購入記録はこちらにまとめてある。
海外購入記録まとめ3(2018)(随時更新)
海外購入記録まとめ2(2017)(17.12.27更新)
海外購入記録まとめ1(2015-2016)(16.12.31更新)

はじめて購入する方はこちらも参考にしてください。
鉄道模型輸入時にかかる費用について(17.9.27更新)

まずはオススメ順に3つのショップから。(書いてたら長くなってしまった・・・)

1位:ModellbahnShop-Lippe (執筆時点で33回利用)

日本でも有名ですが、ドイツ本国で最も有名な鉄道模型店。実店舗も2つありいずれも超巨大。
プレミアムメンバーになるとポイント還元が3%から4%になる他、年1回1商品だけ10%オフを任意で
指定する事が出来るので高価な買い物をする時はプレミアムメンバーになった方がお得。
他にプレミアムメンバーの特典としては優先的に販売される商品がある。
ショップは英語表示にもできるしメールも英語が通じるので安心。

そして何より1位とした理由は梱包です、基本的に箱を2重にして梱包をしてくれるのでDHLのように
荒い輸送をする会社が持ってきてもそうそう凹まない。
その代わり送料も1位、重さと大きさに比例して送料はガンガン上がっていくので
大型商品を購入する場合は注意。

出荷スピードも比較的早い、ショップに在庫がなくてもメーカー在庫があれば2,3日で出荷される事も多い。

送料は高いけど新品でなければ結構値引きが大きい事とポイント還元も大きいので他店と大差ない。
上記のスクリーンショットを取った時はESUの機関車が333EUR、VAT抜きで約280EURになる。
こうした思い切った価格設定は他店ではなかなか見ない。

ただし注意点があって、大店舗のためMärklinユーザーには残念だけどMHIではない。
Märklin-Händler-Initiativeは小中規模なショップに救いの手になる限定品を優先的に販売させるもの。
昔はMHIに含まれていたけど今は残念ながらMHIから外れている。
InsiderClubは正規Märklin販売店なので当然買える。
あとポイント還元も一部の低価格メーカーには適応されない。

VAT込み価格をVATなし価格で表示させる方法(2018年2月現在)
アカウントを登録したら何でもいいので商品をカートへ入れて送料を決定する画面まで進める。
その後ブラウザの戻るではなく上にあるShopping Cartを押してカート画面に戻る。
カートの商品を消す、これですべてVATなし価格になっているはず、後はゆっくりショッピングを楽しむ!

予約も去年からボタンひとつでキャンセルできるようになり敷居が下がった。
ただデポジットもないのでキャンセルしすぎるとショップから怒られるかもしれないので注意。

あと1000EURを超えた買い物をするとうまい事ごにょごにょやってくれるので高額な買い物は
こちらを利用した方がいい。(細かくは書かないけど何かが安くなる)

とにかく海外ショップ利用が初めてと言う人はこちらから購入する事をオススメしたい。

2位:ModellbahnShop-Sebnitz (執筆時点で10回利用)

最初購入した時TTユーザーの方には有名かも、と書いたけど全然有名じゃなかった。
ドレスデンから東へ約50㎞、ほとんどチェコとの国境に近い町その名の通りゼープニッツにある。
TTゲージやリアル指向のレールで有名なTilligの隣にある。
もともとTilligの鉄道模型博物館内にあったショップで、規模を拡大していって店舗を独立。
大洪水など悲劇に見舞われつつも大きな店舗へと成長していった。
そしてオーナー名もTilligさんなので同族経営か直営店と思われる。
ショップは英語表示はないのでブラウザの翻訳機能などを使うと良い、もちろんメールは英語が通じる。

オススメ2位の理由はやはり梱包、そしておまけを毎回つけてくれる所。
ModellbahnShop-Lippeのように2重の箱にしてくれる事は初回か高級なものを購入した
時にしかないかもしれない。しかし毎回梱包が丁寧で堅牢で信頼できる。
おまけは試供品のようなレイアウト用品、そしてカタログをつけてくれる。

アカウント登録をしてログインするだけで商品ページはVATなし価格表示になるので分かりやすい。
場所がドイツの東のはずれなのでDHLのパーセルセンターが遠いけど比較的輸送スピードは速い。

予約は基本的に振り込みのみでクレカやPaypalは対応していない。
とは言えJR浜松さんの経験から振り込みのまま進めてもPaypalで対応してくれるようだった。
デポジットはない。キャンセルはメールでする必要がある。

送料は今の所25.13EUR固定で素晴らしい。
たまにクーポンコードをくれるので普通に10%オフなどしてくれるのでかなりお得。
とにかくこちらもオススメ。

3位:ModellbahnUnion (執筆時点で7回利用)

ModellbahnUnionは正直オススメしない。
オススメしたくないけどオススメしたい理由がある。

ModellbahnUnionはNゲージ専門のDM-Toysと業務提携してる。
過去に一度名前もDM-Toysに統一されたけど、私がブログへ書いた翌週くらいに元に戻ってしまった。
DM-Toysの方もオススメしたくないけどオススメしたい、理由は同じ。

DM-ToysもModellbahnUnionも日本の鉄道模型をドイツへ輸入しているショップの中で
もっとも大きな部類に入るかもしれない。
そんなModellbahnUnionは自国ドイツの製品も低価格で販売、しかし近年ModellbahnShop-Lippe
よりも高くなった。Trusted Shopsの4%オフクーポンも使えなくなってしまった。

英語表示に出来て、アカウント登録をしてログインするだけで商品ページはVATなし価格表示になる。

オススメしたい理由は送料、300EUR未満でも安いけど、300EURを超えると海外への輸出でも
送料が無料になる恐ろしいショップ。

恐ろしいのは送料だけじゃない、2重梱包なんて夢のまた夢。
ダンボールの箱のなかはスカスカな事も多く、へこんだり、レールが曲がったり。
とにかく元々丈夫な箱に入っているであろう商品以外買わない方が良い。
DHLは放り投げるのでModellbahnShop-LippeやModellbahnShop-Sebnitzのような梱包が必須。

送料が無料といっても商品の価格が高かったり破損したりするので上級者向けと言える。
でも私は良く買ってます。

ショップは英語表記が可能、予約は経験なし。
商品の品数も豊富で痒い所に手が届く物が多い、他店をぐるぐる回ってきたModellbahnShop-Lippeで言う
B-Stock品も多く、レアなものが安く手に入る事がある。
Märklinは正規販売店ではないのかMHIやInsiderClubの予約はない、ただしどこかから流れてきて
在庫があれば買える。

上級者にオススメです。

以上の3つが特にオススメしたいショップだけど、ここからは少し偏ったオススメショップ。
初心者向けではない、順位もなし。

Memoba (執筆時点で6回利用)

オーストリアのウィーンにあるショップMemobaは限定品も多く特に地元オーストリアならではなのが
Roco製品が優先的に早く販売され、ÖBB関連はMemobaオリジナルも多い。
そしてLeoSoundLab音源はRocoがオフィシャルで出すまでここでしか買えなかった。

小さなショップなのでオススメ3ショップから比べると融通が利かないしドイツとは作法も違う。
送料は平均的で梱包もしっかりしているのでオススメできる。
ただトラッキングナンバーは聞かないと教えてくれない、しかもオーストリアポストになるので注意。

ショップは英語表示に出来ない、メールは英語が通じるけど若干苦手なようだ。
慣れると色々ドイツにはない商品が買えるのでオススメしたいけど初心者向けではない。

オーストリアは他にも購入してみたいショップがあったんだけど、輸出対応していなかった。

Modellbahn-Seyfried (執筆時点で1回利用)
ドイツの プフォルツハイムにあるショップ。
KM1の1番ゲージBR18.4を購入する時に利用した、オススメと言うわけじゃないけどKM1では選択肢がなかった。
しかし梱包はしっかりしてるしメール対応は遅いけどちゃんとしてる。間違いないショップ。
興味のある方はこちらのエントリーをどうぞ。

Reynauld's Euro Imports (執筆時点で1回利用)

アメリカのReynauld's Euro Importsは一度しか利用していない。
在庫が分からないけどWishlistに入れている商品は入荷状況を教えてくれる。
ただWishlistに入れっぱなしにすると必要がなければ消してほしいとメールが来る。
梱包は普通だけどUSPSで来るので安心。送料がとても安いけどトラッキングなし。
これは当然だけど商品自体はドイツから輸入しているので本国より若干高くなる。

Streamlined Backshop (執筆時点で1回利用)

こちらもアメリカのショップで一度だけ利用した。
オーストリアのZimoのキューブスピーカーは品質が高いのに欧州ではなかなか買えない。
Streamlined Backshopは在庫も豊富でDCC関連もとにかく豊富。
ただしトラッキング付きにすると送料がとにかく高い。これはUSPSがそもそも高い。

Train-Safe (執筆時点で3回利用)


ドイツのTrain-Safeはただのケースメーカー。
しかし品質は高いし、通電するので超便利。
毎年夏にセールをやるのと購入すればするほど割引があるので毎年1回は買ってる。
アクリルを扱うので梱包はガッチリしていて完璧、開封がとにかく大変。

Hatton's (執筆時点で5回利用)

Nゲージの人にはお馴染みかもしれないイギリスのHatton's。
Pecoの国と言うのもあり在庫も豊富、梱包もしっかりしていて他のイギリスのショップより安い。
個人的にオススメなのがPre-Owned商品、いわゆる中古品だけどLike newと書いてあるものは
新古品かModellbahnShop-Lippeで言うB-Stock品で普通にきれいな状態。
DHLで送ってもらうと最短で3日ほどでつくのもポイント。

イギリスからのDHLはとにかく早い。
Royal Mailはあまり良くないので出来るだけ利用しない方が良い。

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ここから海外ネットショップの利用方法を書かない件について

鉄道模型を本格的にはじめてまもなく3年、海外購入記録をしておきながら購入のやり方について
いっさい書いてこなかった。

海外ネットショップ利用方法を説明しているサイトやブログは多々あるけど、勘違いや間違いも多く
100%真に受けてしまうと良くない。これは私が書いた所で同じ事が言えるので書いてこなかった。

何度か質問をしてくれた方々には分かる範囲で丁寧に答えて来たつもりだけど、やはりどうしても
自分なりに抜けてしまって「ここはもう少し説明すれば良かったな」と後悔する事もある。
そのたびにちゃんとブログで書いた方が良いかなと少し思うけど、やはりまだ書くべきではない。

利用方法を書かない理由は利用者の意識の問題もある。
箇条書きすると。

・最低限中学レベルの英語が読み書きできる
・ある程度海外通販、輸送のリスクを理解している
・ある程度言語の壁を理解している
・ある程度文化の違いを理解している

このリストの一部に少しでも不安があるならやめた方が良い、そして国内のショップを利用した方が良い。
ある程度と言うのはあいまいだけど、本や色々な人のブログを参考にするしかないかもしれない。
また他国へ偏見はあっても仕方がないけど差別意識のある人はやめた方が良い。

無理やりチャレンジしてショップ側に迷惑をかけてしまうと後々日本から利用する人へも迷惑になる。
そういう意味でも少しでも不安があったら日本国内のショップを利用すべきだろうと思う。

ただし直接私に問い合わせをしてくれた方には出来る限り丁寧に答えるので
コメントやフォーム(プライバシーポリシー内にあり)で問い合わせてください。





7 件のコメント:

  1. 海外のショップを使うときは、広い心で臨まないといけないですよね。英語も、自分は仕事で使っているのでたまたま出来ますが、学校英語だけの知識ではなかなか難しいですね。

    しかしながら、最先端の海外模型をお手頃で買える快感を覚えると病みつきになります…これのために英語を勉強する価値も十分あると思います。

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    1. Yaasanさん、こんばんは。

      ほんとおっしゃる通りで広い心が重要ですね。
      私も何度か書いてきていますがネットショップは手軽になった分利用者自らの意識を高くしないとやはり盛り上がらない原因の1つになりますね。
      日本人はまだお客様は神様と思っている人がいるのでそこをどうにか変えたいです。
      ぶっちゃけ購入させて頂いてるって思ってほしいですね。

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  2. こんばんは。

    まだ海外通販をよく分かっていない現状で記録として怖いもの無しで書いてますが、経験を積んだあとで読み返した時に初心者ならではの疑問や行動がよく分かると思っています。ここにUPされた模型店は商品を検索すると何度か見た事があるものが多いです。欧州鉄道模型の人気商品は欧州模型店では売り切れている場合があって、そういった時に米国の模型店に在庫している欲しい商品を見たこともありました。

    経験豊富なNardiさんが踏み込んだ内容で書いてくれた事に感謝ですし、おすすめの模型店を教えて下さったのは本当に有り難いと思っております。ドイツ語は勿論英語力も今一な私の場合にModelbahn unionは唯一英語ページに切り替わったわりと親しみ易いサイトでした。私自身で登録から買い物まで出来たくらいですから(笑)
    LippeとSebnitzはNardiさんからのアドバイス無しでは厳しかったでしょう(汗)一度コツさえ掴めてくればあまり問題も無く買い物が出来るようになりますし、今ではウソみたいに普通に予約までしています! 確かにNewモデルをお手頃な値段で購入すると楽しくて病み付きになりますね。国内での常識にとらわれている部分が多々あるので、もっと広い視野をもってこの趣味を続けていけたらと思いました。

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    1. JR浜松さん、こんばんは。

      意外とアメリカのショップに在庫ある事がありますよね。私もCD RailjetのTaurusはReynauld'sで購入しています。

      気付いた時にはJR浜松さんがModellbahnUnionへ注文していてびっくりしました!知っていたら止めてました(笑)
      Sebnitzも私のお手伝いなんて微々たるものですからね、ご自身で出来たと思いますよ!
      もうこの3つのショップから購入出来れば怖い物はありません。
      Memobaは多少やり取りが必要かもしれないのでその時はまた聞いてください。
      そして確かに病みつき注意ですね!私も肝に銘じます(笑)

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  3. こんにちは。

    先日memobaで買い物しました。いつもはLippeなのですが、欲しい物が売り切れで
    初めての利用でしたが、お買い物はすんなりと行きました。到着楽しみです。

    あと、最近はebayも利用しています。ROCOのBR85蒸気機関車も欲しいと思った時は
    2線式DCCはヨーロッパでは全滅、ebayに出店しているアメリカをお店で発見。入手
    する事が出来ました。ebayも最初は敷居が高いですが、慣れると掘り出し物があって
    面白いですね。

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    1. Fuka-Pさん、こんにちは。

      Memobaご利用されたんですね!小さいショップですが対応が良くメールのレスポンスも早いのでLippe同様安心です。
      在庫のあるものであれば到着もLippeより早いかもしれませんね。

      私もたまにeBayで購入しています、Paypalアカウントがあればおそらく敷居は通常のショップより低いと思います。
      ただ問題はVATを引いた額にしてもらうために連絡しなければいけません。それだけが面倒ですね。
      VATを引かなくてもとても安い事があって先日BR103はそのまま決済しました。
      そしてRocoのBR85購入されたんですね!出来も良いですが、スモークも見ていて飽きないですよ。

      仰る通り掘りだし物がたまに出ますよね、私も最終的に欲しい物を探すのはeBayなので検索ワードを保存していて常に10パターンほど監視しています。

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  4. らすと~ぶさん、おはようございます!

    とても貴重なお話しありがとうございます!
    20年前だとまだネットの普及率も十数%でADSLが登場する前ですね、おそらくネットショップなんてまだまだですよね。
    調べるとAmazonの日本での開始が2000年でした、私が初めて海外で購入した物はChristopher Shyと言う画家の画集で2006年、自分でも驚きですがPaypalで支払いをしていました。

    共同購入グループのメンバーがそれなりの役職で発注数も毎回100件以上!とは驚きです!
    当時の物価と為替を調べると物価は今とほぼ変わらず、1ドイツマルクは74円でした。
    しかし99年にはユーロを導入していっきに132円~169円、USドルも140円前後の時代なんですね。
    クレームで国際電話と言うのも今でも出来る人が限られますよね、eメールでやり取りが出来る時代になっていっきに敷居が下がりましたね。
    らすと~ぶさんのその後のお仕事に役立ったと言うのもほんと素晴らしいですね。
    私も海外での仕事の経験がほんの少し(2週間を2回)だけありますが自分のヒヤリング能力の低さに絶望しました。

    ちなみにModellbahnShop-Lippeのネット部門CASISOFT MindWareの登録が2008年っぽいので私の初めての海外通販2006年と合わせて考えるとこのあたりでいっきにネットショップが広がったのかもしれませんね。

    「海外取引に慣れていない店舗も多い」これは確かに気を付けた方が良いですよね。
    私もこのショップは相当小規模だなと思ったら一度メールするようにしています。
    イギリスの個人経営のショップへは英語なので簡単でしたが個人経営でとても大変そうで連絡して良かったと思っています。
    このブログにもあるオーストリアのMemobaも規模は数人、ネット対応はひとりなのであまり多くの外国人から連絡が来るとパンクするかもしれません。

    国内のショップでも輸入代行するだけのようなショップは足元見過ぎな気がしますので、海外鉄道模型を購入する方は国外のショップのみならず国内のショップもしっかりと見極めた方が良いですよね。
    仰る通り少額でまず試すと言うのが一番ですね。

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