仕事中に時間を見つけてダラダラ書くので長くなるかもしれない。
ブログへ書いていなかったけど素材集のデータを使ったりモデリングしたりと、いつしか
3Dプリンターを購入する時のためのデータの準備を進めてきた。
たびたびこのブログでも出てくるAutodeskの3dsmaxと言う3DCGソフト(この業界でも実はDCCと呼ばれる)
まずはダラダラとその3dsmaxで制作中のFeldbahn用のデータのレンダリングを色々な角度から。
このFeldbahnでよく見るトロリーは自分で出力して作って見ようと考え中。
作業着のお兄さんもハイポリゴンなデータなのでこのまま出力に耐えられる。
一瞬実物に見えるかもしれないこのレンダラーはブルガリアのChaosGroup製のV-Rayを使用。
Autodesk 3dsmaxの画面。
ハードサーフェスな工業パーツに対して人体は有機的なのでどうしてもハイポリゴンになる。
映像やゲームでは細かい凹凸はノーマルマップと言うピクセルに法線を持たす事で表現できるけど
3Dプリンターで出力するにはメッシュで凹凸が表現されていなければならない。
個人的に3Dプリンターを最も活用したいポイントは人物を自由なスタンスに出来る事。
座っていたり、飲み物を飲んでいたり、本を読んでいたり。
リグと言われるけど人体にはボーンを入れて自由に動かす事が出来るので3Dプリンターで
何種類も生産する事が出来る。・・・予定。
良く「CADを使う」と言う言葉を見るけど、私の使っているツールは正確にはCADではなく映画やゲームなどで
使われる所謂3DCGツール(DCCツール)で有機的なもの、エフェクト何でもできて主に映像向け。
CADは正確な入力が出来る工業用のツールの事で私の使用している3dsmaxの会社AutodeskはAutoCADで有名。
ちなみにAutodeskはメジャー3DCGソフト会社をすべて買収してしまったのでハイエンド市場はほぼ独占中。
SoftimageXSIは去年更新を停止したので事実上Softimageの歴史は途絶えてしまった。
私はSoftimage3Dも使ってきたのでなかなか悲しい思いもある。
ここからこのブログの振り返り。
まず3Dプリンター自体は鉄道模型の趣味を始める前から検討していて、周囲からもなぜ早く
買わないのか?とよく言われていた。
答えは単純で3DCGが出来るからってとくに出力したいと思う事がなかったからだった。
3Dアーティストではないので仕事以外で作品を作って出力と言う気もなかなか起きない。
しかし、鉄道模型と言うか模型、ジオラマ趣味をはじめて見ると様子が変わってきた。
製品にないものは作るしかない、既製品をキットバッシングしても良いし、粘土をコネても良いかもしれない。
しかし時代は3Dプリンター、しかも3DCG出来るならマウスでポチポチやった方が早い。
と言うわけで去年末に書いたこれ。
2017年12月20日水曜日「Spur1f Feldbahnの検討」

この時にも書いたけど1番ゲージのナローに興味があって色々検討しているうちに自分で
作ろうと言う結論になり、その前に3Dプリントされた機関車の強度など知りたいと
思ってShapewaysを利用した。
オーダーから11日で届いた3Dプリントパーツの記事。
2017年12月26日火曜日「Shapewaysの3Dプリント1f機関車が届く」

結局まだ塗装もしていないんだけど、3Dプリンターが本格的に稼働したら1番ゲージナローレイアウトも
制作開始するかもしれない。仕事のタイミングによるのでいつになるやら。
そもそも1番ゲージナローに興味を持ったのは去年スイスのMarcel Ackleさんの作品を知ったからだった。
http://www.feldbahn-modellbau.ch/
日本ではアメリカ基準のOnやHOnと良く見るけども、私はヨーロッパのH0鉄道模型をやっているせいで
0eやH0eと言う表現になれてしまった。
その中でも1番ゲージや2番ゲージナローになるとより細かい分類があって「m」「e」「f」がつく。
私は16.5mm軌間を使用した1番ゲージナローで行く事に決めたので「1f」になる。
そしてモジュールレイアウトのジオラマ作成のお手本にしていたのはMarcel Ackleさんではなく
もっと前からYoutubeで見ているオーストラリアのLuke Towanさんのチュートリアル。
https://www.youtube.com/channel/UCjRkUtHQ774mTg1vrQ6uA5A
この方の動画はとても分かりやすく映像演出も優れているので見ていて飽きない。
そして2ヵ月ほど前にこの方のチュートリアルを見てどの3Dプリンターを購入するか決定した。
Anycubic Photon – Ultimate detail 3D printing
このAnycubic Photon 光造形タイプの3Dプリンターに決定。
さらにFDM方式の3Dプリンターを使用している3Dアーティストの友達からもAnycubic Photonが
3Dアーティスト界隈でも流行っていると聞いたのが決め手になった。
しかも最近ツイッターの鉄道模型クラスタでもAnycubic Photonで制作した模型の画像を
見て望んでいたものはこれしかないと思った。
はじめての3Dプリンターが光造形タイプで大丈夫なのか不安だったので友達に聞いて見ると
はじめてでも全然問題ないとの事だったので仕事が落ち着いたら購入する事にする。
データも色々と他にも用意してあってチャレンジしたい事は盛りだくさん。
私の場合はおそらく車両を制作する事よりもジオラマを制作するために使用するかもしれない。
全然関係ないけど最近Youtubeのチャンネル登録者数が3日で100人超えたり再生数も1日で
13000を超えるようになり、この勢いなら動画ももっとアップしていきたい。
総登録者数が100人超えたときの感動が懐かしい。
ほんと皆さまに感謝感謝。