The Nameless City: 第一回 模型演出研究会

2020年1月9日木曜日

第一回 模型演出研究会

模型演出研究会=MEK(Mokei Enshutu Kenkyukai)
Lighting Shooting Editing Research for Model Railroad = LiSER-MR(らいざーえむあーる)
一応意味は鉄道模型のための照明、撮影、編集研究会。
と、どうでも良い名称を付ける事に関しては人一倍一人で楽しむ自信があります。

プロのライティングデザイナーであるネレトー先生とわたくしプロの端くれ、英語では
デジタルアーティストとカッコいい名称で呼ばれるような仕事をしてるNardiで鉄道模型を
カッコよく見せる研究する会をたった2人で開催。
プロ2人なのでビジュアルアート、インスタレーション的側面から鉄道模型を見てみようという取り組み。

とカッコよく言ってみたものの結局は模型見てウフフ、キャッキャしたいだけ。
ぶっちゃけ「かっけー」「いいねぇ~!」って叫ぶ会。

ライティングに関してはネレトーさん自身がブログに詳しく書いてくれると思うので
わたくし目線の演出やカメラの話をメモして行きます。

ネレトー先生のライティングの解説はこちら、是非合わせてごらんください。

とりあえず今あるLEDパネルでも十分演出の幅が広い事を先生が教えてくれた。
ポイントはいかに影をコントロールするか。

個人的にはパっきり影が出ればいいやくらいに思っていたけどトップライトによってフラットになりすぎず
かと言っても影も消さずに良い塩梅を探す事を勉強。

こちらはトップライトのみ。

メインのサイドライトのみ。

両方組み合わせたところ。

白のVSEが飛び気味になってしまうけどこちらはカメラ側でカバー。

駅で待つ人々を中心に撮って見て。

そのうち背景をブルーかグリーンバックにするのでスケール合ってないけどこんな合成を考えて見る。

もうちょい煮詰めた所、カメラ的に俯瞰と人目線で影とハイライトをチェック。

次に先生が夕景を作成。

フィルター最強!フィルター最強!今回使用したフィルターは頂きました先生ありがとうございます。

そして夜景チャレンジ、私が過去にやったものと同様にサイドライトは暗めに。

すると室内灯と車両のハイライトのバランスが良い感じに!
先生に言うと何でも完璧な状態になる、最強すぎるでしょ。

あえて真っ暗闇で扉からのぞく駅員。

ČD Railjetもやってきてライティングチェック、ICE4と同様にバランスの良い感じに。

ついでに駅舎を置いてみた、めっちゃ雰囲気良いけど駅が明るすぎるので調光できるようにしたい。

待合室の様子、トワイライトが良い感じに表現されてる。

どうでしょうこのコントラスト、これだけライティングが良いと色々撮影したくなる。

ついでに信号所の内部。

VSE越しの駅舎、素晴らしい。

普段から仕事ではライティングの重要性を理解はしてるものの、模型の撮影となると1人なので
どうしても簡単にやってしまう。
しかしその簡単のなかにも様々なやり方があり、最適化すると効果的な事がわかった。

今回の研究はどちらかと言うと私が勉強するためのものだったけど、ネレトーさんにはカメラや撮影
そしてDCCの色々についても解説した。

そしてここからはネレトー先生が持ってきた車両達を紹介!
L.S.ModelsのFLiXTRAIN Vectron!Railpool所属のいかしたやつ。

その超絶ディテールを見ると1両持っておかなくてはと強迫観念に見舞われる。

Rocoにはない床下ディテール。かっこよすぎ。
そして何よりモーター音が聞こえない、しかも超スムーズ。

そしてバイエルンのミニタンク達、中央のグラスカステンはわたしの。

こんなに小さいのにみんなパワフル、3%勾配はきつそうだったけど平地ならグイグイ行く。

これのKM1のモデルが欲しい、しかしICE4増結が・・・。

取り急ぎ第一回 模型演出研究会(LiSER-MR)の自分用次期モジュールレイアウトメモ。
・フロントライトの他にトップライトも設置する、計4本。
・外周エンドレスは3線式、2線式切り替えにチャレンジする。
・夜景夕景用のオートポール設置。

やはりクリエイター同士だとインスピレーションが爆発する。
ただ模型で遊ぶだけではもったいない、しかし無駄に能力を生かして遊ぶのも良い。
遊びを作り出す事は赤ん坊の頃からやってる事。
とにかく今年も楽しい事をしていきたい。
そして定期的にこうした研究会をやっていきたい。

関連:
2018年6月10日日曜日「鉄道模型の動画撮影について:1」

4 件のコメント:

  1. おはようございます。
    昨日は充実した一日だったようですね。
    うらやましーー!!
    行きたかったぁ!
    模型を撮影するうえでラインティングがこんなにも大切なのかと思ったのはJR浜松さんのレイアウトを見たときでした。
    太陽光で撮影したときのリアルさにも毎回驚きます。
    うちの屋根裏はまだ照明と呼べる設備がないので前からどんな照明器具を使うか、どこに設置すべきか考えています。
    仰るとおり明るければいいわけではなく、影も大事ですね。
    夜景モードも夕日モードもやりたい!
    あぁ、よくないもの見たなぁ。笑

    返信削除
    返信
    1. Gutさん、おはようございます!

      来ればよかったのに!
      そうなんです太陽光の元で撮るのが一番いいのは模型に限らず写真や映像界では当たり前なんです。
      前にブログに書きましたがHMIと言う照明がスタジオ内で太陽を再現できる唯一の機材ですが個人が買えるものではありません。
      では趣味で買える範囲の照明でうまく表現が出来ないか?と言うのが今回の趣旨です。
      影に関しては今の私のレイアウトでも十分に出せてましたがネレトー先生のおかげで次期レイアウトではさらに太陽光に近い表現になる予定です!
      しかも夕景夜景も行けるようにします!

      削除
  2. ありがとうございました
    自分も大いに勉強になりました。

    さらに次はステップアップして撮りましょうw
    同じもの撮っていても視点が違う。
    こういうのはみんなで撮ってそれぞれの写真や動画みるのが楽しそうです

    返信削除
    返信
    1. ネレトー先生、こんばんは!

      いや~!本当に勉強になりました。
      とくに自分の場合ライティングはスタジオ、ロケ撮影に慣れているので目からうろこ。
      むしろ自分がやっているCGのライティングに非常に近い事がわかってめっちゃ楽しかったです!
      正確じゃなくても絵作りが出来ればそれでいい!

      ライティングもそうですが撮影の好みも人それぞれですから色々なアプローチを見てみたいですね。
      我々の凝り固まった考えを柔らかくしてくれるかもしれません。

      何にしても楽しいのでまたやりましょう!

      削除