The Nameless City: 安ければ良いと言う幻想

2018年3月1日木曜日

安ければ良いと言う幻想

新幹線初の重大インシデントとなった台車の亀裂の問題。
Yaasanさんがブログで大切な事を書かれてます。
電気屋の毎日「川重の台車削りすぎ問題」

今回、川崎重工の件ではなく鉄道模型について。
たまに鉄道模型は高い、もっと安くと言う意見をブログやSNSで見る。
私は鉄道模型自体はじめたのが3年前なので正直高いか安いかを理解していなかった。
時が経つにつれ理解してきたけど欧州の鉄道模型からすれば日本のNゲージ鉄道模型は安すぎると言える。
16番の価格設定は逆に欧州から比べると割高、これは国内生産と考えると適性価格と言えるかもしれない。

私は経済学者でも何でもないので偉そうな事は言えないけれども、書きたい事を書こうと思う。

コストを下げると言う事は誰かに負担を強いると言う事。
昨今ブラックだ働き方だと話題になるけど、消費者はそれでいて安くしろと言う。
自ら自分の首を絞めている事に気付いていない。

鉄道模型を安くと言う人は学生や子供でも買えるようにと思うのかもしれない。
しかし日本にはすぐれたプラレールと言う物がある。
このブログで何度も書いているけど欧州では子供向けと大人向けの鉄道模型を明確に分けてる。
2018年1月24日「鉄道模型の安全性の話

買いたいものを価格を下げさせて買うのではなく、買えるものを買うか、買えるように努力するかではないか。
メーカーもここを理解していない、安く買いたい人に合わせていては自分の首を絞めるだけでなく
業界の将来をも可能性を狭めている事になる。

メーカー的に価格があがって買う人が減ったら業界的に更に小さい市場になるのではないか?
もしそうだとしたらそれがこの国の適正だと言う事だと思う。

安く買えるに越したことはない、しかしそれで本当に良いのだろうか?
新幹線初の重大インシデントは遠い話のように思うかもしれないけど結果我々消費者が
招いた出来事ではないだろうか。
今一度メーカーや消費者は適正価格と言うのを意識するべきだと思う。

話は飛ぶけどJR福知山線脱線事故のように時間を正確に、出来なければ罰を与えるなどおかしな事も多々ある。
日本の鉄道は時間が正確!日本の誇り!なんて文字を見るととてもがっかりする。
全然自慢にならない。その影に何があるかなぜわからないのか。
鉄道やバス、タクシーの運転手に文句を言う人はもっとゆる~く生きてほしい。



2 件のコメント:

  1. ぶっちゃけると、ESUを見たら、これで4〜5万円は高くないかも、と思えます。なにせ、たくさんの遊び方ができますし、中古で売るにしても、ずっと高価格で売れます。
    模型ユーザーなんて、コレクターな方は買って押し入れに突っ込むみたいな人もいますし、走らせる、動かすという視点で見れば全く高くない、効率がいいと感じます。
    結局、キハ110買うのやめました。ESUなどの海外型の方が絶対良い持っていて楽しいですし。

    返信削除
    返信
    1. Yaasanさん、こんにちは。
      ほんとおっしゃる通りですね。ESUはESUで苦労してあの価格かも知れませんが全然高いとは思わないですね。
      リセールバリューもそうですが所有欲と言いいますかコレクション性はたくさん買うよりもある気がします。
      絶対持っていて損はないですよ、DCC機器メーカーが作る機関車は他社には真似のできないものだと思います。

      削除