The Nameless City: 登坂テスト:その1

2018年3月21日水曜日

登坂テスト:その1

かなり大がかりなテストになってしまったので分割備忘録にする事にした。
前回も書いたけど今回登坂テストをしようと思ったきっかけはBR103が届いた時にコメントで「勾配で
トラクションが逃げて辛い」と言う話を伺い、そういえば登坂性能をテストした事がなかったので
今回私の所有する全機関車をざっくりテストする事にした。
あまりにも時間がかかるので数回に分けるかもしれない。

まずはSubTerrain設置の様子から、コーナーを曲げるのがこんなに硬いと思わなかった。
レールはこんな時のために購入してあるC-Gleis。

一緒に購入したWoodland Scenicsのピンを刺しまくって固定。
レイアウト上なので余っているK-Gleisを使って水平になるように下にたくさんレールを敷いてる。

設置完了の様子、これをまたやるのは厳しいので登坂テストは年1回くらいにしたい。

3% Incline/Decline Setは4inch Riserでそのまま接続できるのかと思ったら1㎝も誤差があった。
そこで片方のセットの最後のパーツは40㎝ほどで切断してなめらかになるようにした。

これで全長10メートル近い3%登坂テストレイアウトが完成した。

落下防止対策に板を置いたり廃城を置いたりした。

とりあえずテストのテストでBR64とMärklinの貨車セットを走らせてみる。

次にKöfでやってみたら少しも登ってくれなかった。これは当然だ。

テスト方法はかなりアバウトだけど3%の勾配を検測車でスケールスピード40㎞くらいを目安に
速度を出しそれぞれの機関車で客車を何両で重さはどれくらい引っ張れるのかテストした。

DCC車両はBackEMF機能があるので、モーターへの負荷で勝手に速度を調整してくれる。
おかげでスリップするかどうかの判断がとても分かりやすい。
スリップするとBackEMFとの関係かサウンドも変化するので更に分かりやすい。

すでにテストは半分近く終わっているけど、今日の深夜までかかりそう。
かなり興味深い結果が出ているので良いメモになりそうな予感。
そして3%の勾配がこんなに厳しいものとは知らなかった、HOなら2%にしないとだめかもしれない。


8 件のコメント:

  1. Köfは貨車数量でもポイントのシュー乗り越えがクリアできなかったりしますよねw
    因みに推進と牽引でも差が出るし箱物の場合、1エンドと2エンドで牽引力が変わったりしますよw

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    1. Königさん、こんばんは。
      このKöfは前に動画にもしましたが客車2、3両はダブルスリップも通過できました。
      推進は実はA.C.M.E.やL.S.Modelの車両では問題があるのでやらないとおもいます。
      残念ながらRocoで一般的なUIC客車をあまり持っていなくて今回A.C.M.E.でやっています。
      A.C.M.E.だとカーブの抵抗も凄いので最も負荷のかかる客車でもあると思います。
      最後にRocoのRailjetで推進を試してみます!エンド変更は私は固定にしてますので残念ながらチェック出来ません。
      とは言え勾配途中からスタートなのでどのみち負荷は高いと思われます。

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  2. おはようございます。

    HOは仰るように2%にしないときつい!と私も思います。なので私のHOレイアウトには勾配を入れる予定は無いんです。Nの伊豆鉄道も最大でごく一部3%で大部分は2%にしているので走行が不自然になるような事はありません。欧州型レイアウトでアルプスの風景を取り入れているようなものは、スパイラルブリッジの2%勾配で何周もさせて高さを稼いでいますよね。Gutさんのレイアウトがまさにこの方式を取り入れてますね。

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    1. JR浜松さん、おはようございます!
      仰る通り3%はありえないですね!とは言え結果を今書いてますがすごいですよ!
      なかなか馬鹿に出来ない車両がたくさんあります!

      ヨーロッパはループ線トンネルだらけなのはもちろん知っています。
      むしろそれがスイス、オーストリアの鉄道の醍醐味ですからね!
      このブログでも何度か書いていますが夢に見ている巨大レイアウトは大量にループトンネルを設置したレイアウトになります。
      Gutさんを知る前にスイスのPhilippさんのBLS Nord- und Südrampeに憧れてHOをはじめたんです。
      この方のレイアウトは是非見て見てください。レイアウトのほとんどがループ線です。
      この記事にリンクを貼っています。
      http://www.namelesscity.tokyo/2016/09/k-gleistrain-safe_1.html

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  3. おはようございます。
    HOはパワーがあると思っていたので4%ぐらいは軽く登るのかと思っていました。
    確かミニチュアワンダーランドではモーターの負担を減らすために最大勾配2.5%にしているはずです。
    個体差も結構あるので、今回のテスト結果はレイアウト製作の貴重な資料になりますね。

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    1. Gutさん、おはようございます!
      ミニチュアワンダーランドの最大勾配は2.5%だったんですね!情報ありがとうございます!
      JR浜松さんの返信に書いたスイスのPhilippさんのBLS Nord- und Südrampeレイアウトは2.2%でした。
      私もH0はぐいぐい行ってくれるものと思っていましたがやはり重量がネックになってきますね。そして走行抵抗ですね!
      今いろいろまとめているのですが仰る通りかなり貴重なデータになりそうです!

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  4. Nardiさん、今拝見しました。
    こういう方と友人になれたらば世界がまた変わってくるでしょうね。
    またこのような大規模な上に繊細なレイアウトを観た事が無いので、上には上の方が居るんだなと改めて思いました。Nardiさんのブログは内容が濃いのでとても全部まだ読めていないし、マニアックな部分が多いので(そこが楽しいのですが)一度拝見しても時間が経つと忘れてしまう事もあるので大変です(^^;
    この内容から推測するに最大で?2.2%という勾配は、長期に渡り車両が受ける負担の軽減の意味でも参考になりそうですね。Nでも3〜4%登れる車両はありますが、走行後モーター車が結構熱くなります。通常2%だと熱くはなりませんね。

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    1. すみません、確かにマニアックでいちいち覚えてられないですよね(笑)
      その都度お伝えして行こうと思います!
      仰る通り2.2%がガイドになりそうです、Gutさんのコメントにもハンブルクのミニチュアワンダーランドは2.5%が最大と教えて頂きました。
      確かに3%を登れたとしてもモーターへの負荷を考えるとやはり2.2%以下にするべきですね。
      2%ならNでモーターは熱くならないんですね、H0だと列車の重さによっては熱くなりそうです。

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