The Nameless City: H0モジュール54:坑道周辺制作4塗装&装飾

2018年9月9日日曜日

H0モジュール54:坑道周辺制作4塗装&装飾

前回の塗装テストの続き、ある程度方向性が決定したので今回は全体的に追い込む。
自分用メモのため写真多め。

前回3年前に買ったN用バラストを再利用したもののGutさんから土を表現するならTOMIXのカラーパウダーが
オススメとコメントを頂きました。いつもありがとうございます!

さっそくTOMIXのカラーパウダーを購入、しかしブラウンは実店舗からのためまだ来ない。

まずは全体をファレホのGrey Greenで塗装。

前回同様Medium Sea Grey、Sky Greyでドライブラシ。

左側、こうしてみるとMr情景クレイをもっと作りこめば更に良い感じになりそう。

右側、こちら側は目立つのでわりと作りこんでいた。とは言え数分の手間だけど。

続いてカラーパウダーで存在を思い出したファレホのピグメント、これで土表現をする。
こんなに購入してあるのに忘れているなんてもったいない。

こちらはシタデルのShadeシリーズ、所謂ウォッシング用塗料で流し込みに向いてる。
左の2本は前にプラットホーム制作でも使用したTextureシリーズで今回はまだ使わない。

今回はシタデルのAthonian Camoshadeで雨水が流れやすそうな所に流し込んだ。
参考にした写真はドイツのエクステルンシュタイネと言う奇岩群。

そしてファレホのピグメントはBurnt Umberを使用、土が溜まりそうな所へ塗ると言うより叩いた。

ざっくりとやってみて様子を見てみるとやはり単色ではつまらない。

Natural Umberを使用して少し緑感を足した。もう少し濃いめの緑のピグメントを後で買おう。

左側もAthonian Camoshadeで水が多く流れそうな所を流し込み。

更に流し込んだ所へはファレホのNatural Umberピグメントをトントンと叩く感じで苔っぽく。

続いて目立たない建物の裏に来る所でカラーパウダーの実験。
まずは薄めたSuper Fixを筆で塗る。

そこへパラパラと振りかけてみた、これはなかなか良い!

左側のピグメント塗布が完了した所。

寄って見るとこんな感じ。ベースのMr情景クレイとタミヤのテクスチャーペイントが良い味出してる。
ピグメントは擦っても広がるだけでパステル以上にしっかり付着するので実は後戻りできない。

とは言え擦ってしまうと土感がなくなるので上からSuper Fixをスプレーする。
右側もピグメントを増やしたり、草木を増やした。

更にピグメントの上からカラーパウダーをパラパラとふりかけてSuper Fixで定着。

草木を設置してある程度完成。

左側、草木の上からもピグメントとカラーパウダーをふりかけると全体的にトーンが
落ち着いて良い感じに。

右側、斜面に少しだけ付着したカラーパウダーが良い感じに苔っぽくなってくれた。

左坑道入口に寄って見る、木の梁に別の塗料が付いてしまったのでまたあとで追加塗装する。

右廃坑付近。

右坑道入口、こちらも照明仕込みたくなるけどほとんど見えないので我慢する。

左側切通し付近、2層目はレールもくるしまだまだこれからなのでざっくり。

右のNOCHの岩部分、元の発泡スチロール感はなくなってくれた。

採石場を設置し、少し部屋を暗くして様子を見てみる。
やりすぎたかと思ったけどこれから樹木がくれば意外とあっさりして見えるかもしれない。

坑道内部を見るとなかなか良い雰囲気になった。

地面の作りこみはまだ先だけどだいぶイメージが固まってきた。

こうして初めてちゃんとした情景作りをしてみるとNOCHのGras-Masterが欲しくなる。

地面を作る前に採石場を通るFeldbahn用の橋脚を作らなければ。
まだまだ続く。





6 件のコメント:

  1. 昨夜、夢の国から帰還し、ようやくコメントできます(笑)
    シーナリー製作は難しいですが、やりだすと止まらなくなるほど楽しいですよね。
    私も前作の時の楽しさが未だに忘れられないほど。

    Nardiさんのシーナリーは細部まで作り込まれていて、リアリティがありますね。
    その辺はやはり日本人のセンスと言うか、生真面目な感じが伝わってきます。

    これは私見ですが、ヨーロッパ人の作るレイアウトはそれほどリアリティは追求していないように感じます。
    でも、特徴を見事に捉えているし、レイアウト全体に統一されたテーマのようなものがあってとにかくバランスがいい、美しいんです。

    あ、何が言いたいかと言うと、いまの状態が非常にバランスが取れてていいなぁということです。
    形が出来てくると、どうしてもそこだけに目が行ってしまって、あれこれいじりたくなるのですが、それは最後のお楽しみにとっておくといいんだと思います。
    全てのシーナリーがある程度完成して、仕上げのときに命を吹き込む感じですかね。
    私は前回そこまでたどり着けませんでしたけど(笑)

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    1. Gutさん、こんにちは!

      夢の国良いですね!ミラ〇スタはいつか泊まって見たい!
      そしてコメントありがとうございます!

      ここまで大規模にシーナリー制作をしたのは初めてだったのでほんとに楽しいです!
      モジュールなので重量を気にしながらなのが残念ですが今回勉強になった事はこれからのためになりそうです。
      私もGutさんのように第二のレイアウトを夢見てますので!同じように今は実験を楽しむ時間ですね。

      「統一されたテーマのようなものがあってとにかくバランスがいい、美しいんです」
      ほんとおっしゃる通りですね、これは絵画にも言えるのですが部分的に作りこむと言うよりも全体を見た時の雰囲気を大切にする傾向ですね。
      私も作りこんでいるように見えるかもしれませんが実際は80%くらいでかなりの余地を残しています。
      これは地面や2層目を作った時に更に手を加えるためですね。
      実は恐ろしいことにこれから全体へウォッシングする予定なんです!

      絵画の手法としてある場所の色が別の場所のありえない所へ使われたりします。
      フェルメールの写実的な絵画でもそこに赤?そこに青?と良く見ると分かると思います。
      画家は大抵無意識にやっていると思いますが全体的に統一感のあるものに仕上がります。
      私は画家ではありませんが大学で少し訓練をしているので技術的な事は理解できます。

      今回もデッサンと同じように一部だけ完成させるのではなくこの後別の所を作ってからも追い込む予定です。
      そうする事で全体的に馴染んでくれるのではないかと思っています。
      おそらく結果として詳細を見るとリアルではなくなるかもしれませんが全体として見た時に統一感が出てくれると良いかなと思います。

      「形が出来てくると、どうしてもそこだけに目が行ってしまって、あれこれいじりたくなる」
      まさにこれですね!デッサン初心者にもありがちなんですが、例えば石膏像を顔から書き始めるとします。
      そのあと目を書いて口を書いて~と漫画的描き方をしてしまうんです。
      もちろんそれでも出来る人はいますが、普通これでは全体のバランスが崩れてしまいます。

      まずはマッス=Masseと言いますが、全体を濃淡のグラデーションだけで表現します。
      そこから顔や腕の影を描写し、目や鼻もざっくり描写し、そして最後に中身を詳細に書き込みます。
      参考URL→https://dessinlaboratory.com/concept/mass.html

      Gutさんはまさにこれを実践して来てるわけですからすごいですよね!
      私はマッスの捉え方もまだまだですが、概念をレイアウトへ持ち込むのは簡単ですから実行しています。

      今回シーナリー制作で美術の楽しさを再認識している所です!

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    2. やはり意識されていましたか。

      全体へのウォッシングはすごく興味があります。
      グレーズみたいな感じですかね?
      子供の頃から絵を描くのが好きで、少しだけ絵の勉強をしたり、絵画を鑑賞したりしてきたので、おっしゃっていることよ〜くわかります。
      わかるけど、自分にはなかなか出来ない。
      あの絶妙な色の使い方と配置。
      Nardiさんはきっと凄いレイアウトを作りますよ。

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    3. グレーズに近いかもしれませんね!
      Gutさんもやはり絵やっていたんですね!やはり経験があるのとないのとでは違いがわかりますね。
      リアルを目指してレイアウトを作られてる方はとても多いのですが確かにリアルっぽいけど美術的ジオラマ感ではなかったりしますよね。
      JR浜松さんのように極めればほんとうに美しいジオラマになりますが、たいていの方は大局を見れていない気がします。
      なんて上から目線で言っても私もまだ初心者なのでまだまだこれからです。
      トライアンドエラーを繰り返してものにして行こうと思います!

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  2. こんにちは。

    素晴らしいですね☆
    Nardiさんの世界観が出てますね!
    いろんな作品を観て来てますが、これは独特な作品感がします。
    色の使い方が半端ないですね。
    最初岩に見えなかった部分がちゃんと岩になっている!
    流石ですね!!

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    1. JR浜松さん、こんにちは!

      ありがとうございます!
      私が塗装などで参考にしている動画がGamesWorkshopなどのジオラマなので日本の情景からしたらかなり独特かもしれません。
      使用している塗料もそっち系ですから自然とヨーロッパ系ジオラマの色彩になっていると思います。

      とくにモジュールレイアウトの都合上現実にはありえない設定なのでフォトリアルを目指しているわけではないのでミニチュアとして雰囲気がまとまれば良いかなと思っております。
      前にGutさんがラピュタのようだと表現してくださいましたがまさにそんなイメージですね!

      しかし既製品で飽き足らず結局GrasMaster注文してしまいました(笑)
      届くのが楽しみです!

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