The Nameless City: ESU 31151 261のスモークジェネレータ故障

2018年3月15日木曜日

ESU 31151 261のスモークジェネレータ故障

いつかこの日が来るのではないかと思っていたけどとうとうやってきた。
ESU 31151 261 MRCEが届いたのは約1年半前。
2016年8月7日日曜日「ESU 31151 Class 261 MRCE 開封」

うちでは一番古い、最初のESU機関車でかなり酷使してきた。
買う時は他社製品との比較を入念に行い、かなり時間をかけてドイツのフォーラムなどを読んできた。
たぶん買うと決めるまで1ヵ月くらいかけた。
そんな思い入れのある記念すべきESU機関車1号機が故障してしまった。
人に貸しますよ~なんて言っていた機関車なので貸さなくて良かった。

故障と言っていいのか最初は分からなかったけどスモークジェネレータのモーターの音が他と
違う音に変わってスモーク自体キャブの下の台車あたりから漏れてくるようになってしまった。

ボディをばらしていく、うちのESU製品で一番ばらされている気がする。

スモークジェネレータのモーターあたりにオイルがべっとり。

このままレールに乗せてスモークジェネレータを起動すると豪快に後ろへ吹き出る。

見やすく撮影、煙突からはいっさい出てこない。

逆の方へ出るなんてどういう事なのか?まずはスモークジェネレータ自体はずしてみた。
とくにシールされた所から漏れているわけではなかった。

モーターを収めているケースが外せたのでばらしてみる。
見た感じ異常は感じられない。この状態で通電しても普通にファンは回っていた。

モーターの奥の方を見ると巨大なヒーターとスポンジのようなもの。
通電してすぐにこのスモークジェネレータ本体は触れないほど熱くなるので優秀なのが分かる。

スモークジェネレータのケースはバラせないので煙突側から何かがふさがっていないか確認したり
モーターのコードを逆に付けてみたり色々やっていたら普通に出るようになった。

ところが音はおかしいままだしヘッドライトが明滅するようになってしまった。
そのうち煙突からはスモークが出なくなってしまった。どうやら何かが死亡した様子。
たぶんモーターがおかしいと思うけど見た感じ回ってるので良く分からない。

あれこれやって他の部分を更に壊してしまうと悲しいのでスモークジェネレータ丸ごと交換する事にする。

スペアパーツを確認するとスモークジェネレータとモーターは別個に設定されている。
やはりモーターは壊れやすいのかもしれない。

Lippeにメール注文しようかと思ったけどSebnitzは一度スペアパーツを注文した人がいると
ショップに登録されるので一応見てみたらあった。
やはり注文する人がいると言う事だろう。
スモークジェネレータ本体40.27EUR、モーターユニットが8.36EUR。
ついでにESU専用のシューも2個注文。

ESU 31151 261 MRCEは初めてのスモークジェネレータだった事もあり、オイルを入れ過ぎたり
ばらしたりと色々酷使してきたのでそれなりに寿命を短くしたと思う。

酷使した1年半で50EURと考えれば減価償却的に悪い額じゃない。
そのうち他のスモークジェネレータも壊れ始めるだろうから今のうちに慣れておこうと思う。
と言う超ポジティブシンキング備忘録。

追記:
コメントを色々頂き原因はやはりオイルを入れ過ぎた事によってモーターへオイルが入ってしまい
モーターへの負荷が高まってモーターが故障、そして過負荷がかかりLEDも明滅。
2017年1月18日水曜日「発煙装置テスト」この時すでに盛大にオイル漏れをしているので
良く1年持ったなと言う感じかもしれない。
170118A_0010.jpg

と言うわけでファン付きのスモークジェネレータ搭載車はオイルの容量をほんとうにしっかり
まもらないと大変な事になると言う事がわかった。
とりあえずこのESU 31151 261 MRCE以外には入れ過ぎた事はないので大丈夫そうだ。

ファン付きのスモークジェネレータが壊れる人はまずこのモーターを疑った方が良さそう。
そしてLEDが明滅するような場合は過負荷がかかっているので最悪デコーダが壊れるそうなので
すぐに車両をレールから離した方が良い。

最後にコメントありがとうございました!


16 件のコメント:

  1. ぱっと思いつくのは、オイル漏れで絶縁劣化か軸受の抵抗増大による、電流が流れすぎて故障、でしょうか。
    ESUのシステムは複雑なので、どうしても故障率は上がりやすいですよね。捨てないで取っておいてもらえると嬉しいです。バラして原因調査くらいはできそうです。

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    1. Yaasanさん、こんにちは。
      なるほど!絶対それです!オイルを入れ過ぎるとモーターに入るのは仕方がない事ですもんね。
      もちろん捨てませんし、もう少しオイルが抜けるまでモーターを回したり色々試して見ます。
      もちろんもし欲しければ差し上げます!Yaasanさんならたぶん直せると思います。

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  2. こんにちは。

    これは他人事ではありませんね。付属のスポイトでは大雑把過ぎてダメですね。教えて頂いた注射器を使って良かったです。
    あれだけのギミックが搭載されているんですから、いつかは壊れるのではないか?
    と私も思ってました。でもちゃんと別売りで交換パーツが用意されているあたりは素晴らしいですね。交換上手く行きます様に(^^。

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    1. JR浜松さん、こんにちは。
      まさしくオイルを入れすぎたのは付属のスポイトでした。
      それ以降シリンジを使うようにして分量を正確に見るようにしてるのでほかのESU機関車は大丈夫だと信じてます。
      最初は自動停止のタイミングもよく分かっていなかったので追加で投入したりしていてこれもまずかったですね。
      と言うわけで酷使し過ぎたようです(笑)
      おっしゃる通り精密な上にギミックが多いので色々と壊れやすいと思います。
      また何か壊れたらブログのネタにするのでお楽しみに!

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  3. ESUのデコーダーは過負荷になるとライトが点滅しますね。
    おそらく、モーターかスモークのヒーターではないでしょうか?
    自分はMarklinのMFXの01SLで内部でショート状態になったスモークジェネレーターの所為でファンクション回路が死んでしまい、その際にライトが点滅した記憶があります。

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    1. Königさん、こんにちは。
      なるほど!やはり高負荷なんですね。
      どうやらモーターが完全にダメになったっぽいです。
      購入してすぐにやってしまったオイル入れすぎが原因のようです。

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  4. ESUのBR218がリリースされたときも話題になったんですけど、やっぱり発煙機構が故障したというのは当時良く聞きましたね。
    自分もESUの発煙DLは欲しいのですけどその辺がどうなんだろってな感じで様子見してました。
    でも先日ESUのE94を入手してから他の機関車も欲しくなってきました。

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    1. たぶん今のは大丈夫だと思いますよ。
      今回のは確実に自分のオイル入れ過ぎがキッカケだと思いますので!
      当時も入れ過ぎが原因の人もいるかもしれませんね。

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  5. 確かにコンベンショナルなゾイテの発煙装置は発煙剤を入れすぎても煙が出なくなるだけで壊れることはまずないですからね。
    最初に飛びついた人達は今までの調子でいれちゃったのかも。
    自分もRocoのBR85を持ってるんですけど、入れすぎないかヒヤヒヤしてますよw

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    1. BR85もESU同様怖いですよね(笑)
      今回ESUのBR261を開けてみて思ったのはROCO BR85よりもモーターの位置が低い気がしました。
      モデルによってはモーターにオイルがかかりやすいかも知れません。

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  6. 自分はレイアウトの一部に架線を張ってるのでESUのE94やMarklinのパンタ昇降モデルを走らせる時もちょっと怖いですわw
    もっとも壊れやすいのはMarklinのゾマーフェルト製パンタよりもRocoの細密なヤツの方ですけどねw

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    1. 架線張っていらっしゃるんですか!架線憧れます。。
      憧れますがおっしゃる通り私も自動昇降パンタが怖くて張れません。
      小心者なので大丈夫とわかっていてもESU E94の自動パンタは撮影時にしかあげていません(笑)

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  7. こんにちは。

    私のESU BR261は、最初の試運転の時からキャプ下から煙が出て来ました。初期不良?を
    疑いつつも、しばらくすると煙突から煙が出てくるようになるのでそのままです。  

    ほかの2台、BR218やBR365は調子が良いのですが、これだけが不調気味です。

    修理されて調子が良さそうなら、私もジェネレーター交換しようかと思います。

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    1. Fuka-Pさん、こんにちは。

      やはり下から出る事あるんですね、昨晩BR232の台車あたりから出ている事に気付いて今回の故障ほどではないにしろモーター側から多少漏れるようです。
      と言う事はモーターがオイルまみれになると言う事なので結局故障の原因になりそうです。

      モーター側の開いている所を練り消しゴムのようなもので後で塞いでテストしてみようと思います。
      発熱が気になりますがESUは10分で自動停止するので大丈夫かもしれません。

      しかし同様の方がいて返って安心しました。情報ありがとうございます!
      少しの工夫で何とかなりそうなので色々やってみようと思います。

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  8. Nardiさん、こんにちは。

    改めてBR261の取説をGoogle翻訳の力を借りて読んでみて、この文章に気が付きました。

    「付属のピペットで煙突からオイルを入れたら、軽く吹き付けて、充填中に発生した気泡を取り除きます。」

    試しにオイルを入れて、二回程軽くブローして煙を出してみた所、一発で煙突から煙が出て来ました。キャブ下からの漏れも無くなった様です。

    私だけの現象かもしれませんので、何回か試してみたいと思います。


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    1. Fuka-Pさん、こんにちは。

      まさかそんなことが!と思って別の機関車ですが英語マニュアルを見て見ました。
      「In some instances it may happen that the system is clogged up due to an excessive amount of distillate in the holding tank. Simply blow some air
      through the exhaust opening in」
      と言う事なので中にスモークがたまって出てこない場合は単純に煙突から空気を吹き込んでとの事ですね。

      とは言えそのたまった状態のせいで後ろから漏れ出てる可能性はありますね。
      私もBR232が似たような状態なのでやってみます!

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